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『一条山開拓記』第五話:事務所周りを整備しよう!

【前書き】


※本エピソード(一条山開墾記)は『Bar風花』本編の設定をベースにしたスピンオフ/パラレルストーリーです。

※本編との時期や時系列に一部独自のアレンジやIF要素が含まれております。

※白黒赤三人娘と結社長が繰り広げる、賑やかで温かな開墾スローライフをお楽しみください!


雨上がりの一条山に広がる、重く粘土質なぬかるみ。

足元を脅かす泥を打ち払い、最高のワーキングスペースを創り出すため、現場監督・黒木葵の職人魂に火がつきます。

オシャレなテラスを描くカラー透水コンクリートと、13トン重機や戦車すら耐えうる30Nの強靭な土間。

職人たちの威勢の良い掛け声と繊細な技が噛み合い、美しく固まっていく足元のように——

夜の『Bar風花』で優しく解けていく心と、確かに重ねられていく絆の物語。

どうぞ、土の匂いと温かな夜の風を感じながら、ごゆっくりお楽しみください。

 重機が搬入された翌朝の一条山は、しとしとと降る恵みの雨に見舞われていた。

 雨粒がプレハブ事務所の木製屋根をトントンと軽やかに叩き、山林の木々をみずみずしく濡らしている。

 だが、設置されたばかりの現場事務所の前は早くも雨水が集まり、粘土質の赤土と混ざり合って重いぬかるみを作っていた。

「……うう、やっぱりっすね。土のままじゃ、雨が降るたびに作業靴が泥だらけになって、プレハブの玄関まで汚れちゃうっす」

 ワークマンプラスのピンクヘルメットを胸に抱えた黒木葵が、プレハブの木製デッキから足元を見下ろして小さく息を吐いた。

 愛車のモモタロウサンバーから降りてデッキへ上がるだけでも、泥跳ねに相当気を遣う足元の悪さだった。

「雨の日の山林現場では避けて通れない課題どすな〜♪」

 温かい緑茶の入ったステンレスボトルを手にした一条結が、おっとりとタレ目を細めて隣に立った。

 その横では、雨合羽を羽織った櫻庭天が愛用のコンベックスと水準器を手に、広場の高低差を静かに測っている。

「葵ちゃん、ここを一気に舗装してしまおうか」

 天が振り返り、ぬかるむ広場全体をぐるりと指し示した。

「舗装……ッ!? アスファルトっすか? それとも土間コンクリートっすか!?」

「葵ちゃんの見立てはどうだい? 現場監督として、この敷地に一番適した舗装プランと施工手順を提案してごらん」

 天に温かい眼差しで促され、葵の黒い瞳にカチリと職人のスイッチが入った。

 風花工業高校土木科で叩き込んだ設計知識と、現場施工管理のロジックが脳内で素早く組み上がっていく。

「……うちなら、敷地の場所によって舗装の種類を二つに使い分け、奥から手前へと順番に施工するっす!」

 葵は指先で広場の空間をすっと二つに区切ってみせた。

「まず、敷地奥の現場事務所の周りと乗用車駐車場。ここは人が歩いて、軽トラや社用車が止まる場所っす。ここには普通のコンクリートじゃなくて、雨水をそのまま地面下にスーッと浸透させる『透水コンクリート』を打つっす!」

「水がしみ込むコンクリートのことかしら?」

 エプロン姿で差し入れの自家製クッキーを運んできた美和が、興味深そうに小首を傾げた。

「そうっす、美和さん! 内部に細かい隙間がたくさんあって雨水が全部下に抜けるから、水たまりも泥跳ねもゼロになるんすよ! 雨の日でも靴の裏を汚さずにプレハブに入れるっす!」

「それはとっても快適になりそうねぇ」

「……だけど!」

 葵は手前の広い重機エリアへ視線を移し、キリッと表情を引き締めた。

「手前の重機・ダンプエリアは十三トンのコマツPC138UUや、砕石を満載した大型ダンプが出入りしてキャタピラで旋回するっす。だからここは、耐摩耗性と圧縮強度の高い高強度土間コンクリート舗装にするっす!」

「よし、完璧なプランだ」

 天が満足そうに頷く。

「じゃあ葵ちゃん、施工手順の鉄則は?」

「奥から先に仕上げて、手前を打ちながら引いていくっす! 入口手前の重機エリアを先に打っちゃうと、奥に生コン車が入れなくなっちゃうっすからね。……ただ、天さん!」

 葵は真剣な眼差しで、手前の広い重機エリアを見つめた。

「敷地奥の透水コンはうちと天さんで施工できますけど、手前の重機エリアは広さもあって、しかも呼び強度の高い生コンを使うとなると固まるのも早いっす。金ごて仕上げのタイミングを逃さないためにも、協力会社のベテラン左官屋さんと土工さんを手配して、チームで一気に抑えるべきっす!」

 自ら作業するだけでなく、現場全体の品質と工程管理を見極めた葵の提案に、天は嬉しそうに目元を緩めた。

「素晴らしい判断だよ、葵ちゃん。自分の手足だけでなく職人さんたちを指揮して最高の現場を作る——それが本物の現場監督の仕事だからね」

「施工計画も人選の采配も、満点どすえ、葵ちゃん」

 結がバインダーに挟んだタブレットを細い指先で操作しながら、おっとりと微笑んだ。

「では、地元の風花建設の大岩親方チームへ、正式な協力会社として左官・土工の手配を発注いたしますのや。もちろん安全衛生管理基準に則り、熱中症対策設備と十五分単位の適正な手当、即日振込の契約条件を完璧に整えますえ〜♪」

「神がかった手配の速さっす……! それと結社長、敷地奥の透水コンですが……テラコッタ調のカラー透水コンクリートでプラントへ発注できますか?」

「ええ、お任せやす♪ 一条山の深い緑とプレハブ事務所に映えるよう、テラコッタ調の顔料を混ぜたポーラスコンクリートにいたしますのや。風花町の景観美化・風致地区デザイン調和促進事業補助金と雨水貯留・浸透推進事業助成金を組み合わせれば、材料費の半分以上が正規に補填されますのえ〜♪」

「助成金の重ね掛けっす! だけど地元の風花生コンプラントの工場長が『カラーの透水コンなんて、次の出荷に色移りしないようミキサー車のドラム洗うのに半日潰れるよ〜!』って電話口で半泣きになっちゃうっすよ」

「はは、大丈夫だよ葵ちゃん」

 天が苦笑しながらツールボックスを置き、助け舟を出した。

「プラントが休みの土曜日に、休日割増料金とプラントの臨時稼働費、それにドラムの特別洗浄手当も正規にお支払いして、朝一番の貸切枠で練ってもらう手配になっているからね。他の現場への出荷もないから、プラント側も心置きなく洗車できるんだ」

「なるほど……ッ! 休日割増代金をちゃんと払って貸切にするなら、朝から余裕を持って打設できるし、生コン屋さんも大助かりっすね!」

「ええ、正当な対価をお支払いして特別な工程を組むのも、現場管理の大切な技術どすえ〜♪」

「まあまあ、生コン屋さんの工場長さん、休日に大変ねぇ。お礼に冷たいお茶と、わたしが作った和三盆おはぎをたくさん用意して持って帰っていただきましょう」

 美和の優しい言葉に、現場にドッと温かな笑い声が弾けた。

 雨が上がった翌朝から、施工は下地作りと計画通りの奥エリアから始まった。

 搬入されたばかりのコマツPC20MR-3が、小回りの利く車体を活かして軽快に動き回る。

 葵が操縦席に乗り込み、アームを繊細に操って敷地全体の余分な泥やすき取り土を削り出していった。

 削り終えた路床には砕石(C-40)が均等に敷き詰められ、天の操作するプレートコンパクターによってガチガチに転圧されていく。

 境界線に型枠が組まれ、迎えた土曜日の早朝。

 まずはステップ1として、奥のカラー透水コンクリートエリアの打設に入った。

 山道を登ってきたのは、地元の風花生コンプラントの大型ミキサー車が一台。

 休日特別出荷のため、他の運転手を休ませて自らハンドルを握ってやってきたのは、鉢巻き姿の工場長その人だった。

 打設面積から算出した必要量は約十二立米。

 大型ミキサー車一台の積載量に合わせ、プラントと一条山を計三回ピストン運行する計画だ。

「第一便、到着したぞ! 葵監督、受入れ頼む!」

 工場長が威勢よくキャブから顔を出す。

 打設地点はミキサー車のシュートが直接届かない奥まった場所もあるため、ここで主力重機コマツPC138UU-11の出番となった。

 葵はPC138UUのバケットに装備されたクレーンフックへ、容量〇・五立米の生コンホッパーをワイヤーで手際よくセッティングする。

 ミキサー車のシュートから鮮やかなテラコッタ調のポーラスコンクリートがホッパーへ注ぎ込まれると、葵はレバーを滑らかに操作して吊り上げた。

 ブームを静かに旋回させ、奥の型枠上空へとピンポイントでホッパーを誘導していく。

 下で合図を送る天の手元に合わせて開閉レバーを解放すると、狙い通りの位置へドサッと正確にカラー生コンが落ち込んでいった。

「ナイスコントロール、葵ちゃん! 最高の配置だよ!」

「っす! 次のホッパー、すぐ受けて回すっす!」

 敷き詰められたカラーポーラスコンクリートに対し、葵は作業交代後にプレートコンパクターの起振力を微調整し、底面に木板を当てて滑らせるように締め固めていく。空隙を潰さずに表面を平滑に揃える、繊細なプロの技だ。

 テンポよく一便目、二便目、三便目が運び込まれ、約十二立米の打設が見事に完了した。

 最後の荷下ろしを終え、車載ホースでシュートを洗っていた工場長へ、美和がふんわりと微笑みながら大きな風呂敷包みを差し出した。

「工場長さん、休日に三往復も届けてくださってありがとうございます。プラントへ戻られてから、ドラム洗浄のあとにみなさんで召し上がってくださいね」

 重箱にぎっしりと詰まったできたての和三盆おはぎを受け取った工場長は、驚いたように目を見開いた後、嬉しそうに破顔した。

「美和さん特製のおはぎですか! 割増手当の上にこんな特注のご褒美までいただけるなら、工場に帰ってからのドラム洗浄も気合を入れてピカピカに洗いますよ!」

「よし……! 表面の目潰れゼロ! 温かみのあるテラコッタ色が山肌の緑にめちゃくちゃ映えてるっす!」

 工場長を笑顔で見送った後、締め固められたカラー透水コンクリートの表面を検収した葵が声を弾ませた。

 まるでヨーロッパの高級ガーデンテラスのような落ち着いた風合いを見せる奥の施工が完了し、作業動線は計画通り手前へと移行する。

 そしていよいよ、ステップ2として手前の高強度重機・ダンプエリアの打設だ。

 手前エリアの砕石の上には防湿シートが敷かれ、サイコロスペーサーを噛ませてワイヤーメッシュとD13鉄筋がダブルで強固に配筋された。

 そこへ風花建設の大岩親方率いるベテランの土工・左官職人チームが「ご安全に!」と威勢よく合流する。

 最初はこんな若い女の子が現場監督かと半信半疑だった職人たちも、葵が図面と配合表を手にミリ単位の勾配指示と生コンの受入検査を完璧にこなす姿を見て目の色を変えた。

「へえ……監督、配合票は30-18-20Nか! 呼び強度三十ニュートンなんて、高速道路の橋脚並みの頑丈さだな!」

「っす! 十三トンのPC138UUがキャタピラで旋回しても、陸上自衛隊の10式戦車が乗っても五十年破綻しない仕様っす! 大岩親方、奥から手前へ一気に打ち込んで引き抑えをお願いするっす!」

「よっしゃ任せろ! 腕が鳴るぜ!」

 アークホワイトのいすゞ・エルフに先導された大型ミキサー車から、ドロッとした重厚な生コンクリートが吐き出された。

 葵はヘルメットのあご紐を締め、図面とレベルを手に的確な指示を飛ばす。

「親方、バイブレーターもう少し右奥の鉄筋下までお願いします! 打ち継ぎ部分の気泡、完璧に抜いていくっす!」

 職人たちは声を掛け合い、レーキで均等にならして高周波バイブレーターで密実に生コンを満たしていった。

 気泡が弾けて締まった表面を、ベテラン左官屋たちが木ゴテでしっかりと加圧して平滑にする。

 最後は熟練の金ごてで奥から手前へ下がりながら、気泡を完全に抜いて平滑に締め固め、重機が滑らず耐摩耗性に優れた極上の土間コンクリートへとならし上げた。

 作業が終わる頃、結社長から支給されたクーラーボックスの冷たいスポーツドリンクと美和特製のおはぎが振る舞われ、職人たちは大感激だった。

「仕事は完璧、労務も手当もホワイト極まりない……黒木監督、またいつでも呼んでくれよ!」

 大岩親方が汗を拭い、葵へ力強く親指を立てた。

 数日間の養生期間を経て、養生シートが静かに剥がされた。

 そこに現れたのは、思わず息をのむほど整然と仕上がった一条山農林の敷地だった。

 事務所のデッキから乗用車駐車場にかけての奥エリアは、テラコッタ色が美しいカラー透水コンクリート。

 水をかぶせても水たまりは一瞬で吸い込まれて消え去り、カフェテラスのような華やかさと清潔感を漂わせている。

 手前の広場には、十三トンのPC138UUやダンプが乗っても微動だにしない強靭な30-18-20Nの土間コンクリートが、滑らかなコンクリートグレーの鈍い光を放って広がっていた。

「……できたっす。オシャレなテラスと強靭な現場エリア……奥から手前までピカピカっす……!」

 ワークマンプラスのピンクヘルメットを胸に抱き、葵は感動で声を震わせた。

 ドロドロのぬかるみだった場所が、自分の立てた施工手順と職人たちへの的確な指示、そして天や結社長のサポートによって、最高のワーキングスペースへと生まれ変わったのだ。

「葵ちゃん、本当にお見事な現場監督ぶりでしたえ〜♪」

 結がバインダーを閉じ、おっとりと微笑んだ。

「本日の打設・仕上げ作業、ならびに型枠バラシ手伝い、計二時間の残業手当を確定いたしました。……そして、頑張った葵ちゃんには、とびきりのご褒美が待ってくださっていますのえ〜♪」

「え……っ、ご褒美……!?」

「葵ちゃん、お疲れ様。今夜のBar風花では、敷地整備の完成祝いに特製の和牛ハンバーグと、葵ちゃんの好きなイチゴを使った特製ルビーソーダをご用意していますのよ」

 美和が異色瞳を優しく和ませ、ふんわりと微笑んだ。

「美和さんの手作りハンバーグ……!? うち、速攻でシャワー浴びて着替えてくるっすーーーー!!」

 葵はピンクのヘルメットを揺らし、新しく打ち上がったばかりのカラー透水コンクリートの上を、泥を気にすることなく軽やかに駆け抜けていった。

 夜の八時。

 風花町の細い路地の奥。

 『Bar 風花 -kazahana-』の重厚なオークの扉を開けると、澄みきった静けさと桜の花のような微かな甘い香りが優しく出迎えてくれた。

 カウンターには磨き上げられた鉄刀木の一枚板が静かに艶めき、奥の戸棚ではバカラのグラスがアンバー色の照明を受けて虹色に輝いている。

「いらっしゃい、葵ちゃん。本当に綺麗に整備できたわね」

 カウンターの奥で美和が出迎えてくれた。

 作業服からお気に入りの地雷系ファッションに着替えた葵は、照れくさそうに黒い本革ローチェアーに腰を下ろした。

 美和がそっと大きなガラスプレートとグラスを差し出した。

 プレートの上には、じっくりと焼き上げられた肉汁溢れる特製和牛ハンバーグ。

 グラスには、風花町特産の完熟イチゴを贅沢に潰し、甘酸っぱいルビーシトラスとクラフトトニックを重ねて、繊細な泡を立てる特製モクテルが注がれていた。

「わぁぁ……! ハンバーグ、めちゃくちゃいい匂いがするっす……!」

「今日の一条山での頑張りへ、お姉ちゃんからの特別ご褒美よ。熱いうちに召し上がれ」

 葵はナイフとフォークを手に取り、ハンバーグを一口切り分けて口へと運んだ。

 溢れ出る和牛の肉汁と、デミグラスソースの濃厚なコクが口いっぱいに広がる。

「……美味いっす!! 美和さんのハンバーグ、肉汁がジュワッとして世界一美味いっす……!!」

 感極まった葵が両手を合わせて叫ぶと、美和は愛おしそうに瞳を和ませた。

 続いて特製ルビーソーダを口に含むと、甘酸っぱいイチゴと柑橘の清涼感が、ハンバーグの豊かな脂を心地よく流し、一日中張り詰めていた身体を優しく解きほぐしていった。

「あおい……おいしい……?」

 となりの席で冷まし焼き芋をモグモグしていた深雪が、黄金色の瞳を輝かせて覗き込んできた。

「うん! めちゃくちゃ美味しいっす、深雪ちゃん!」

 深雪は小さく頷くと、手に持っていた黄色い焼き芋の半分を、そっと葵のプレートの端っこへ乗せた。

「……あおい……がんばった……。ほんとうの……いもうとなかま……。おいしいの……あげる……」

「……っ〜〜〜〜!? 深雪ちゃん……! ありがとうっす……!」

 葵の目が、じわりと潤んだ。

 かつて自分を傷つける世界から身を守るために着ていた、地雷系の鎧。

 今ではその服を着たまま、本物の家族のような美和や深雪、そして尊敬する天や結社長に囲まれ、自分の指揮で作った頑丈なコンクリートの上で笑っている。

「美味しいものをたくさん食べて、明日からも安全第一で頑張ってね」

 美和がカウンター越しに手を伸ばし、葵と深雪の頭を優しく撫で下ろした。

「……っす!! 美和さん、うち、この足元みたいにピカピカで強い現場を、これからもどんどん作っていくっす!!」

 アンバー色の光が優しく満ちる『Bar風花』の店内に、温かな笑い声が静かに溶けていく。

 三十ニュートンの強度でしっかりと固まったコンクリートのように、一条山農林の絆はより深く頑丈に結ばれていくのだった。

【あとがき】


第五話をお読みいただき、本当にありがとうございました。

今回は、雨の山林現場では避けて通れない「足元のぬかるみ対策」をテーマにお届けしました。

事務所周りには水たまりも泥跳ねも防ぐテラコッタ調のカラー透水コンクリートを、重機エリアには配合強度30Nの高強度土間コンクリートを打ち分ける——風花工高土木科でみっちり学んできた葵だからこそ立てられる、極めて実践的な施工計画です。

休日割増やドラム洗浄手当を正しく支払って生コンプラントの工場長さんを笑顔にし、地元のベテラン左官チームと息を合わせて滑らかな鏡面に仕上げていく工程は、書いていて非常に胸が熱くなるシーンでした。

そして一日の終わりには、いつもの『Bar風花』へ。

和牛ハンバーグの溢れる肉汁とイチゴの生搾りソーダ、そして深雪ちゃんがそっと差し出してくれた半分この焼き芋。

「30N」の強度で固まったコンクリートのように力強く結ばれていくみんなの絆を、少しでも感じていただけたなら幸いです。


作品を気に入っていただけましたら、ぜひブックマーク登録や高評価、温かいご感想などをいただけますと、毎日の執筆の大きな活力になります!


次回も彼らの歩みを温かく見守っていただければ嬉しいです。

天照(Bar風花)

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