表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴン転生〜畜生道に堕ちても最強種なら問題ない  作者: 堕天の翼のあさぼらけ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

316/318

第316話 騎竜族の真実

 隠し扉の奥に封印されていたのは、宇宙からの侵略者メテオドラゴンだった。

 この星の守護者(ガーディアン)に封じられたメテオドラゴンは、サムの精液で封印を解こうと、サムがこの畜生道に転生した理由を、巧みに利用する。




 サムは理性では湧き上がる欲情を抑えるが、抑えきれない劣情がサムを突き動かし看護師を襲おうとする。


「ふ、もう我慢することもなかろう。自由に動ける体に転生したってのに、今まで何を我慢していたんだ。」

 サムの頭脳に直接、後押しが入る。


「今まで。」

 そう、今までサムは多くの女性を視姦してきた。

 サムの脳裏に、その対象者の姿が浮かぶ。

 その一番の被害者は、超絶美少女のミーシャだった。

 最初に出会った時は、メスのドラゴンだった。

 そして人間に変化した姿のミーシャ。

 リバルド学園の制服姿のミーシャ。


 サムが最後に見たミーシャの姿。

 それは、サムを心配させまいとうなずいてみせた、先ほどの姿。

 そのミーシャの姿に、サムの胸中に渦巻く劣情も吹き飛ばされる!


「うおおお!」

 サムはドラゴンに戻る。

 人間の五倍ほどの大きさに戻ったサムは、モヤで形作られた看護師を、踏み潰す。


「な、なにぃ。」

「うるせー!」

 ドラゴンに戻ったサムは目前で眠りについているメテオドラゴンの首もとにかみつく。


「や、やめろ。我を殺したら、大変なことになるぞ!」

「黙れっつってんだよ!」

 サムは脳裏への呼びかけに、噛みつき直しで答える。

「わ、我がなぜこの場に封印されたと思ってんだ。この星の守護者(ガーディアン)でさえ、我を殺せなかったんだ!」

「いいから、黙ってろ!」

 記憶を探られたサムの怒りは治まらない。


 こいつが見せてきた、前世の幻影。

 今ならあの看護師に向けた劣情は、お門違いだと分かってる。

 だけど当時は、それが全てだった。

 そんな過去の幻影に、まだ自分の体が反応してしまった事が許せなかった。

 その怒りの矛先を、こいつに向ける。


「や、やめろ。我を殺したら、この火山が爆発する。辺り一帯、吹き飛ぶぞ。」

「なに?」

 こいつの言葉に、サムの脳裏にミーシャの姿が浮かぶ。

 サムは噛みつくのをやめる。


「そうだ、その女も消しとぶんだ。」

「てめぇ、まだ俺の頭を覗くのか!」

 サムは腹いせに、メテオドラゴンの甲羅を蹴りつける。


「仕方なかろう。封印されている我がおまえと話すには、これしかないんだ。」

「ふん、そうかよ。」

 サムは頭部の、メテオドラゴンの声が響く辺りをかきむしる。


「で、おまえを殺したら火山が爆発するんだろ。なら、おまえの封印を解いたらどうなるんだ。」

 気持ちを落ち着かせたサムは、ふと疑問に思ったことを聞いてみる。

「ふ、それを聞いてどうする。」

 メテオドラゴンの声は、素直には答えてくれない。


「どうするって、ただ気になっただけだ。」

 と答えるサムだが、無害なら解いてもいいのでは、と思ったのも事実。

「そうか。我の封印を解いた所で、火山は爆発はしない。ただ我を殺した時に拡散する魔素が、火山を刺激するだけの事だ。」

「なるほど。ならおまえをこのまま遠くに連れ去って、そこで殺せば問題ないな。」

「ふ、それが出来るなら、この星の守護者(ガーディアン)どもが、とうの昔にそうしてるわ。」

「なに?」

「我はこの地のドラゴンどもの悲痛な魂の叫びに引き寄せられたからな。既に死んだとは言え、その怨念の魔素が残ってる限り、我はこの地に縛られる。」


 メテオドラゴンの言葉に、サムは首をかしげる。

「この地のドラゴンって、確か人間と共存してたんだろ。ドラゴンライダーとかって言われるほど、人間との絆も深かったんだろ。」

 それは昨晩聞いた、この廃墟群の住人だったと言う騎竜族の話し。

 そのドラゴンがなぜ、悲痛な魂の叫びを上げるのか。

 サムには理解できなかった。


「ふ、種族を超えた友情か。そんな物は個々人の間でなら存在するかもしれないが、種族同士で、文明を栄えさせる規模では、成立し得ないぞ。」

 メテオドラゴンは、サムの理想を否定する。

「なに?どういう事だ?」

 サムはこの廃墟群は、元はドラゴンと人間が協力して築き上げた物だと理解していた。


「ふ、おまえもあの女から聞いてるだろ。人間はドラゴンよりも残虐だと。」

「な、まさか。」

 それは以前、ミーシャから聞かされた事がら。

 そして今それを言うという事は、最悪な予想が立つ。

 そう、この地のドラゴンは人間に隷属する関係だったのだ。


「ああ、星の守護者(ガーディアン)は外敵に対して作用する。この星の種族間のいざこざには関与出来ない。だから我が引き寄せられた。」

「なん、だと。それじゃあ、この地の騎竜族を滅ぼした後、おまえは封印されたのか。」

「そういうことになるな。もっとも我が落ちてきた時に、その衝撃波とともに飛び散った、我の体に付着していた宇宙放射線の影響で、瞬時に生命体は全滅した。そんな我をそのままにはできず、この場所に封印せざるを得なかった。」

「ち、」

 メテオドラゴンの言葉に、サムは嫌な気分になる。


 動けない体。

 それはサムも前世で経験した。

 それは他人の体で生を受けてのことだった。

 メテオドラゴンも自ら望んでこの地に来たのではない。

 呼び寄せられてのこの仕打ちだ。



「そもそも騎竜族をなんとかするのは、四天の仕事だろ。」

 サムは前世の自分と似た境遇なメテオドラゴンに、思わず同情してしまった。

ども(・ω・)ノ

このメテオドラゴン、こいつも女体化しようか、悩むところ。かっこ笑い

こいつの場合、アラフォーな美人おばさんになるんですかね。

でかくてグラマラス。

でもこいつを連れ出して、どーするんだって事で、やめました。

(´・ω・)


それと星の守護者。

守護者だけにルビを振りましたが、やっぱ「星の守護者」でガーディアンの方が良かったっすかね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=44752552&size=200
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ