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ドラゴン転生〜畜生道に堕ちても最強種なら問題ない  作者: 堕天の翼のあさぼらけ


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315/315

第315話 忘れかけてた前世の劣情

 千尋峡谷の崖の洞窟の奥に湧いていた温泉。

 湧き水を温める熱源は、隠し扉の奥に隠されていた。

 その隠し扉の奥で、サムは一匹のドラゴンを見つけた。




 洞窟の奥底で眠るドラゴン。

 その姿はこの世界に生息するドラゴンの姿とは、異なっていた。

 胴体は亀の甲羅のような感じで、丸みを帯びていた。

 だけどそこから出ている両腕両足、尻尾と頭は、その甲羅に収まりそうもなく巨大だった。


「おや、ここにお客さんなんて、珍しいねぇ。」

 サムの脳裏に、誰かの声が響く。

「う、」

 サムは不快感を覚え、思わずひざまずく。

 頭の中に、直接モヤを注入されたような不快感。

 そのモヤに脳みそを乗っ取られそうで、サムとしての自我も危うくなる。


「ほう、これでも正気を保てるなんて、さすがはカスミーティアの加護だな。」

 サムの脳裏に、再び誰かの声が響く。

「だ、れだ、てめぇ。」

 サムも声をしぼりだす。


 その声の言う所の、カスミーティアの加護。

 それは病気にならない健康な体。

 それがこの世界では、状態異常無効というスキルになって反映されている。

 だからこの場の劣悪な環境にも耐えられるし、この声の主の精神操作にも正気を保つことが出来ている。


「誰とは無礼な奴だな。人の寝床に勝手に入ってきたくせに。」

 サムの脳裏に、誰かの声がする。

 それは先ほどまでのような、不快感はなかった。

 普通に話しかけられている感じだった。

「寝床って、おまえなのか。」

 サムは脳裏に直接伝わる声の主を、目の前で眠るドラゴンと当たりをつける。


「ふ、そうだ。」

 脳裏に伝わる声が返答する。


 その返答に、サムは身構える。

 目の前のこいつは、明らかに自分の敵。

 だけど今ドラゴンに戻ったら、理性が欠ける分、こいつの精神攻撃に耐えられないかもしれない。


「何者だ、おまえ。」

 サムは目の前の敵の力を、推しはかる。

 眠りについていても、これだけサムを苦しめている。

 こいつが覚醒したらと思うと、サムはゾッとする。

 その能力は、サムが今まで目にしたどの個体よりも、はるかに上だろう。


「ふ、見ての通り、この地に封じられた者だ。」

「く、触れるなってのは、こういう事だったのか。」

 サムは隠し扉の横に書かれていた警告文を思い出す。


「ああ、宇宙からはるばるこの星を侵略しに来たのだがな、この星の守護者(ガーディアン)どもにやられて、この様よ。」

「が、ガーディアン?」

 サムはその単語に、かつてこの地に住んでいたという、騎竜族を思い浮かべる。


「ふ、そいつは単なる戦闘部族。この星の守護者ではない。」

「な、」

 サムは思わず左手で頭を押さえる。

 この声の主は、脳裏に直接語りかけるだけあって、思考を読むこともできるらしい。

「ふ、おまえの求めるスターダストサンドとやらは、我の排泄物。我と取引するなら、くれてやってもよい。」

「何?」

 サムは目の前のドラゴンの尻の方に視線を向ける。

 サラサラとした砂のような物体が、後方に散っている。

 おそらく風で流されているのだろう。


「我におまえの血をよこせ。さすればこのうんこをくれてやる。」

 声の主は、スターダストサンドを自分の糞だと言い放つ。

 それにサムの血液には、状態異常を回復させる効果がある。

 つまりこの取引に応じれば、目の前のドラゴンは眠りから目覚め、封印を解かれて復活する。

 封印されてもなお、サムは脳波を支配されそうになっている。

 こいつが完全に目覚めたら、サムの自我は消えて、こいつの操り人形に成り下がる!


「ふ、何も悪いことばかりではない。おまえにも良い思いをさせてやる。」


 サムの目の前のモヤが濃さを増し、何かを形成し始める。

「な、」

 その姿にサムは、目を見張る。


 それはサムの前世で、病弱で入院していたサムを担当していた、看護師の姿。

 サムが凌辱の限りを尽くしたいと妄想していた対象者。

「ひ、」

 その看護師は絶望の表情を浮かべて、尻もちをつく。

 思わずサムの股間が反応する。


 病気で失望するサムを、笑顔で励ましていた看護師。

 自分が助からないと思っていたサムは、その笑顔をむちゃくちゃにしてやりたかった。

 そう、今目の前にいる、この看護師のように。


 今のこの状況は、前世でサムが何度も繰り返し妄想していたシチュエーション。

 もし自分が回復したら、泣き叫ぶこの看護師に凌辱の限りを尽くす。

 それが前世での、サムの生きる希望。

 そしてサムが畜生道に堕とされた理由。


「てめえ、」

 自分も忘れかけていた記憶を掘り起こされ、サムも怒りに震える。

「どうした。おまえの積年の願いであろう。」

 サムの脳波を支配しようとするだけあって、サムの記憶も読めるらしい。


 そしてこの様なせまり方をするということは、サムの精液にも、サムの血液と同様の効果があるという事。


「いや、こないで、」

 怯える看護師は、尻もちをついたまま後ずさる。

 その仕草が、サムの劣情をそそる。



「ぐ、」

 サムの理性が飛びかける。

 サムは両手で頭を押さえるが、足は勝手に歩み出す。

ども(・ω・)ノ

スターダストサンドは、隕石の欠片。

という事で、メテオドラゴンにしてみました。かっこ笑い

遊戯王カードにある、メテオドラゴンですね。

メテオって事で、宇宙からの侵略者で、この星を守る者にこの場所に封印されたって設定ですね。


ここにこのドラゴンが居るって事にしたら、一気に話しが進みました。

ヽ(´▽`)/

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