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ドラゴン転生〜畜生道に堕ちても最強種なら問題ない  作者: 堕天の翼のあさぼらけ


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313/315

第313話 隕石の痕跡

 封印されてた竜王のそばで、仮死状態だったラミーロ。

 彼はナナさんの怒りの矛先として、激しい暴行を受けた。

 これはナナさんがラミーロから受けた、暴行への復讐だった。




 ナナさんはギルドに戻る。

 サムとミーシャは、ホームと呼ばれる建物の表玄関の前に立つ。

 ここは千尋峡谷の果てにあたる。


「まずは、廃墟群のはずれに行きましょ。」

 と言ってミーシャは、サムと腕を組む。

「ああ、分かった。」

 サムは転移魔法を発動させる。


 ふたりは廃墟群のはずれに転移する。

 乾いた風がねっとりとした魔素を含んだホコリを運んでくる。

「ここにはあまり、いい思い出はないのよね。」

 ミーシャはサムから離れると、フルサイズのドラゴンに戻る。

「そうか?俺はおまえと出会えただけでも、よかったと思うぜ。」

 サムもフルサイズのドラゴンに戻る。

「そう、」

 ミーシャは軽く相づちをうつと、そのまま飛び上がる。


 ミーシャもサムに出会わなければ、その身に受けた呪いも解ける事なく、今でもこの千尋峡谷を徘徊していただろう。

 ミーシャもサム出会えてよかったのだが、サムもミーシャの体を狙ってる事にはかわりない。

 だからミーシャは、サムも警戒対象として見ている。

 そして、サムが自分に惚れてるのを利用するが、ミーシャはサムに心を許してはいない。


 サムもミーシャの後を追って飛び上がる。


「覚えてる?私が教えてあげた、あの温泉。」

 飛びながらミーシャは、サムに問う。

「ああ、あそこか。覚えてるぜ。」

 その温泉で、サムは人間に変化(へんげ)する術を知った。

 ミーシャの呪いを解いたのも、その温泉の前だった。


「おかしいとは思わなかった?」

 温泉への入り口となる建物が見えてくる。


 千尋峡谷の崖に半分地下に埋まってる建物。

 廃墟群の中にあって、この建物だけは原形を留めていた。


「おかしい?」

 ミーシャに聞かれて、サムは少し考えこむ。

 サムは今まで、何も気にもとめてなかった。

「そういや、温泉が湧いてるのも不自然だな。近くに火山がある訳でもないのに。」

「え?」

 ミーシャには、サムの言ってる意味が分からない。


「ん?違うのか?」

 サムはミーシャの態度から、自分が何か間違ったと思う。

「はあ、何も分かってないのね。」

 件の建物の上空で、ミーシャはため息をつく。

 思わずカチンとくるサムを制して、ミーシャは続ける。


「他と比べて、この建物だけ壊れていない。それに半分地下に埋まってる。つまりこの地形に合わせて造られたって事でしょ。」

 ミーシャは建物の前に降り立つ。

 サムもミーシャに続く。


 その建物は、半分地下に埋まっていて、崖にも半分食い込んでいる。

 まるで、そこにあった何かを隠すかの様に。


「つまり、ここが廃墟になってから、こいつは建てられたって事か。」

「ええ。なぜそんな事をしたのかしら。誰も居なくなった廃墟に、こんな建物を建てるなんて。」

 ミーシャはサムの理解に、新たな疑問を投げかける。


「そういや変だな。ドラゴンも入れるサイズなのも気になるな。」

 この廃墟群の建物は、どれも人間サイズの建物だった。

 だけどこの建物だけは、ドラゴンでも出入り出来る大きさだった。

 半分地下に埋まっているので、見た目からは気づきにくいけれど。


「それにここだけ、魔素が薄い。」

 とミーシャは付け加える。

 ここ千尋峡谷の魔素は、他の場所より十倍は濃い。

 だけどこの建物周辺は、ほとんど魔素を感じられないほど薄かった。


「普通のドラゴンなら耐えられない。だから私には都合が良かった。」

 それがミーシャがここを拠点にしていた理由。

 人間に変化(へんげ)できるミーシャにとって、ここはいわゆる安全地帯だった。

 しかし、疑問が残る。


「なんで俺にここを教えたんだ?」

 サムはその疑問を口にする。

 そう、この場所が安全地帯なら、誰にも教えない方がいい。

「ふ、そんなの、ただの気の迷いよ。」

「気の迷い?」


「ええ。私も話しの通じないドラゴン相手に、気が狂いそうだったのよ。」

「ああ、前にも言ってたな。そんな事。」

「だからあんたと話せた時、ちょっぴり嬉しかった。」


 ミーシャは千尋峡谷に来た新入りが、話しの通じるヤツではないかと、淡い期待を持っていた。

 だけど人間に変化(へんげ)出来る可能性はない、理性の欠片もないドラゴンが大半だった。

 残りは、外界に居られなくなってここへ逃げて来たヤツだった。

 面倒ごとに巻き込まれそうなので、そいつらとは関わりたくなかった。


 そこへサムが落ちて来た。

 サムは他のドラゴンとは違った。

 普通なら千尋峡谷の濃い魔素に当てられ、凶暴性を増す。

 濃い魔素に慣れるにつれ、その凶暴性も収まってくる。

 だけどサムは、凶暴性を発揮せず冷静に千尋峡谷を見渡していた。

 メスのドラゴンであるミーシャを見ても発情せず、ミーシャ相手にビビってるのも、ミーシャにとっては新鮮だった。



 ミーシャにとってサムは、かわいい弟の様な印象だったのだ。

ども(・ω・)ノ

さてスターダストサンドは、隕石の欠片。

と言う設定だったので、クレーター跡でも見つけさせるつもりでした。

でもこの千尋峡谷は廃墟群って事で、そんなスペースは元から存在しません。

それに目指す先は、温泉のある洞窟です。

一応廃墟がすり鉢状に崩れてる、とかって書いてみたのですが、消しました。


で、温泉のある洞窟と、隕石と。

どんな配置になるんすかね。

そのイメージがわかないので、ここでひと月くらい、執筆が止まってます。

(´・ω・)

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