表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴン転生〜畜生道に堕ちても最強種なら問題ない  作者: 堕天の翼のあさぼらけ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

311/315

第311話 疑惑の警備隊

 エダーマ首領がリバルド学園に張っていた幻獣族に進化したスライムのアキーラ対策の罠を発動させたため、異常事態が帝国内部にバレてしまった。

 帝国はリバルド学園の生徒たちの能力に目をつけていて、彼らを保護すると言う大義名分を得て、学園に近衛騎士団を送り込む。

 その魔の手は主に、特殊クラスとされたリーナ先生の生徒たちに向けられた。

 彼らは散りじりに逃げ出していた。




 転移魔法の影響で疲弊したミーシャを負ぶり、森の奥を目指すサム。

 森の入り口付近では、町からの捜索隊に見つかる可能性があった。


「あ、ここって。」

 森を進むサムの足が止まる。

「どうしたの。」

 ダルそうなミーシャがたずねる。


「この先、幻想旅団のアジトがあったんだよ。」

「え、やばいじゃん。」


 ふたりが追われる原因になったのは、その幻想旅団。

 その幻想旅団の一部が使ってたアジトが、この先にある。


「確か、警備隊が調査してたと思うけど。」

 サムは周囲の気配を探る。

 そこに誰の気配も感じない。


「サム。ここから離れましょう。」

 ミーシャは嫌な予感がして、サムにうったえる。

「転移魔法、行けそうか。」

 サムもミーシャに確認する。

「今度は、あんたの魔素だけなんでしょ。なら平気だと思う。」

 前回はリバルド学園の結界の中からの転移だったため、ジンガとカスミの残留魔素を利用せざるを得なかった。


「なんだ、サム君ではないか。」

 突然声をかけられて、サムはビクつく。

 先ほど気配を探った時、そこには誰もいなかったからだ。


「あ、アルトスさん?」

 そこに居たのは警備隊で出会った警備正のアルトスだった。

「こんな所で、何やってんですか。」


「それはこっちのセリフだよ。」

 アルトスは眼鏡をクイっとすると、ジロりとミーシャを見つめる。

 ミーシャはゾクっとする。

 超絶美少女が晒される、下心に満ちた眼差しとも違う、身の危機を感じる目つき。


「こんな子をこの森に連れ込んで、どうするのかな。」

「えと、それは、」

 アルトスの詰問に、サムの体が震えだす。

「まさか、いかがわしい事をするつもりでは、ないですよね。」

 アルトスの瞳が、怪しく光る。


「サム!」

 ぱし。


 サムの背中に負ぶされたミーシャが、サムの頬を軽くはたく。


 サムはハッとして、転移魔法で逃げる。

 だけど転移魔法は発動しない。


「サム?」

 転移魔法の不発は、ミーシャも感じとる。


「ふ、まあいいか。どっちみち殺せば済む事。」

 アルトスは剣を抜く。


「く、」

 サムは再び転移魔法を発動させる。

 今度はギルドのわきの小道に転移出来た。


「はあ、はあ、」

 サムはミーシャを負ぶったまま、その場にしゃがみ込む。

「誰なの、あいつ。」

 早速ミーシャは、アルトスについてたずねる。

「あいつは、アルトス。警備隊の警備正だ。」

「警備隊?なんであんな所に居るのよ。」

「近くに幻想旅団のアジトがあるからじゃないか?」

「それ、警備隊には関係ないでしょ。」

「そうか?調査とかしてるんじゃないの。」

「調査って、何言ってるのよ。あれはどう見ても私たちを殺しにきてたでしょ。」

「じゃあ、警備隊があそこで悪だくみでもしてたって言うのかよ。」

「ええ、あんたが気配を探ったのを察知して、あいつは来たからね。」

「マジかよ。逆探知ってヤツか。」


 サムは以前、リーナ先生に言われた事を思い出す。

 サムの気配の探り方は、自分の居場所をバラしながら探っていると。

 サムは気をつけているつもりだが、まだどこか甘いらしい。


「あそこで何をやってたのか。調べる必要があるかもね。」

「ああ。はっきりさせておかないと、すっきりしないしな。」

 首を突っ込もうとするミーシャに、サムも同意する。


「で、なんでここに転移してんのよ。直接千尋峡谷だと思ったのに。」

 サムに背中から抱きついてる形になってるミーシャは、両手をサムから離して、後方の地面につける。

「いや、俺も千尋峡谷に転移しようとしたんだけどよ、行けなかった。」

「え、」

 背中からミーシャが離れたので、サムは立ち上がる。

「あそこは時間帯によって出口が違うらしいから、今は転移出来ないんだと思う。立てるか。」

 サムは説明すると、しゃがみ込んだミーシャに手を伸ばす。

「ええ、なんとか。」

 ミーシャはサムの手をとって、立ち上がる。


「出口が違うって事は、このギルドからも行けないって事?」

 ミーシャは新たな疑問を口にする。

「さあ、どうなんだろう。転移魔法で行けないってだけで、直接なら行けると思うけど。」

 サムも以前、誰かからそう聞かされたと思うけど、誰から聞いたのかまでは、思い出せない。


「とりあえず、行ってみるか。」

「ええ、そうね。」

 ふたりはギルドの扉をくぐる。


 平日の午前中のギルド。

 冒険者はまばらだった。


 ギルドの受付ではルル姉が冒険者ふたりと依頼の話しをしていて、もうひとりの受付嬢のナナさんは、ふたりの冒険者と雑談していた。

 ナナさんはサム達の姿を見つけると、雑談していたふたりの冒険者を早く依頼をこなしてこいと、追っ払う。



「どうしたの、サム君にミーシャさん。」

 ナナさんはいつもの鋼鉄の微笑(アイアンスマイル)で、ふたりを迎える。

ども(・ω・)ノ

直接千尋峡谷への転移は、ホームがギルドと繋がってる時間帯しか、発動出来ません。

三つあると言う出口を全て把握したら、いつでも直接転移出来るようになります。

確かそんな設定だったと思います。


サムとミーシャが森に入ったので、以前やろうかと思った、サムが助けたうさぎの動物変化が、助けてお兄ちゃん。ってヤツを挟もうかと思いましたが、あまり寄り道も出来ないのでやめました。

つか、あの時どんなのを書こうとしてたのか、忘れた。

(´・ω・)


代わりに出したのが、警備隊のアルトスです。

畜生道なこの世界の警備隊が、まともな訳ないですよね。

黒い噂のひとつやふたつ、あるはずです。

サム達も後方の憂いを断つべきだと、確かめようとしてますが、思いつきで出したので、何も考えてません。

つか、ストーリー的にもこのままスルーな気がします。

(´・ω・)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=44752552&size=200
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ