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ドラゴン転生〜畜生道に堕ちても最強種なら問題ない  作者: 堕天の翼のあさぼらけ


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303/316

第303話 光源氏計画

 エダーマ首領がサムに課した任務。

 スターダストサンドとオリハルコンの回収。

 その話しを済ませて、エダーマ首領とカスミは去って行った。




「光源氏計画?」

 前回レーラが言った台詞に、サムは首をかしげる。

「別に俺、モテまくりたい訳でもないしなぁ。」

 基本的に下心しかないサムは、ハーレムを作りたい訳ではない。

 ただヤリたいだけだった、


「あ、いや、なんでもない。」

 とレーラは言葉を濁す。

 同じ転生者として、共有している知識かとレーラは思ってたのだが、違ったようだ。


「ふわー。」

 突然ジンガが大きなあくびをする。

「私、眠くなっちゃった。変化(へんげ)が解けそうだから、離れた方がいいよ。」

 ミーシャに抱きしめられたジンガは、そうつぶやく。

 すでに陽は落ちてる時間帯。

 子どもの姿であるジンガには、すでにお眠の時間だった。

 このまま雷狼竜の姿に戻れば、五倍の大きさになり、ミーシャを吹っ飛ばす事になる。

「え、」

 ミーシャはその事にまだ、気づかない。

「おいジンガ、なるべく小さく、小さく戻るんだぞ。」

 とサムは声をかける。

 人間に変化(へんげ)出来る動物変化(アニマルチェンジャー)は、元の大きさから人間の大きさの間で、元の種族の大きさを調節出来る。

「うん、分かっ、」

 ジンガは雷狼竜の姿に戻る。


「え、何これ。かわいー。」

 ミーシャの腕の中で、子犬サイズの雷狼竜が眠っている。

「マジかよ、そこまで小さくなれるのか。」

 人間サイズのドラゴンにしか戻れないサムは、ジンガの小ささに驚く。

 同時に思い出す。

 幻想旅団の白虎も、子猫サイズに戻ってた事を。


 種族によって、元の姿の下限は違うのか。

 それとも自分がまだその小ささになれないだけなのか。

 サムは思い悩む。


「はい、これ。」

「え、」

 ミーシャはサムに、子犬サイズのジンガを手渡す。


「あんたもこの子には欲情出来ないでしょ。」

 とミーシャはニヤける。

「元からしないって、言ってるだろ。」

 子犬サイズのジンガに、サムの表情もなごむ。


「じゃあ、明日の朝、このギルドに来ればいいよね。」

 ミーシャはサムに言いながら、レーラに近寄る。

「ああ。ついでにハイドに言っておいてくれ。モヘルダ樹海に行く必要が無くなったってな。」

「げ、それがあったんだ。厄介な事を思い出させてくれるね。」

「まあ、そう言うな。頼むぜ、ミーシャ。」

 ジンガを抱っこしたサムは、片手をあげてニヤける。


「分かったわ。あんたもその子に変な気起こさないでね。」

 ミーシャは俺が抱っこしているジンガを指差す。

「ははは。変な気ってなんだよ。」

 サムは優しくジンガを撫でる。


「しかし驚いたよ。雷狼竜がそこまで人になつくなんてね。」

 とレーラが感想を口にする。

「そうか?まあ、こいつの命を救ってやったしな。これで嫌われてたら、俺も悲しいよ。」

 サムはにこやかな表情で、抱っこしてるジンガを撫でる。

「君にもそんな感情があるなんてね。驚きだよ。」

 とレーラは感想を重ねる。


「まあな。こうやって誰かと触れ合うのは、初めてだからな。」

 前世が病弱でほとんど病院暮らしだったサムは、今生で初めて他人のぬくもりを知る事になる。

 前世では体が動いたら凌辱の限りを尽くしてやると思いながら死んだ自分が、その対象になるかもしれないかわいい女の子に、こんな感情を持つ様になるとは、思ってもいなかった。


 そんなサムの変様に、ミーシャは戸惑う。

 サムの下心につけ込んで、下僕にしたつもりだった。

 その下心が薄らいだら、下僕として操るのも困難になる。


「なるほどね。」

 サムのほがらかな表情を見て、レーラがつぶやく。

 絶対サムを排除しろと言っていたカスミ様が、そんなサムに興味を持った様子だったのにも、納得がいく。


「そうだ、レーラ。ミーシャの事、頼むぞ。」

 サムはジンガを見つめていた視線を、レーラに移す。

「私に頼まれても困るが、やれる事はやってみるよ。」

 レーラはサムみたいに、ミーシャに付きっきりという訳にもいかない。

 どこかに限界はある。

「ああ、頼む。」

 サムもレーラの事情は理解しているつもりだ。


「あ、ミーシャ。明日は俺が学園の校門に迎えに行くよ。」

「え、」

 サムは先ほど、ミーシャがこのギルドに来ると言った事を思い出す。

 超絶美少女のミーシャがひとりで街を歩くのは、危険すぎる。

 明日もレーラが同行出来るとは、限らない。

 レーラには生徒会長の護衛という任務があるからだ。


「ふ、近衛騎士団に任せられれば、私も少しは自由に動けるんだけどな。」

 レーラはサムの考えを見ぬく。

 その近衛騎士団が生徒会長を害さないか、その見極めがまだなのも事実。

 今は他の側近、キルスとパルアがついているが、不安が無い訳でもない。


「じゃあサム君。エダーマ首領からの課題、頑張ってくれ。」

「ああ。」

 レーラは転送魔法を使う。

 レーラの足元に魔法陣が広がり、レーラとミーシャはリバルド学園に転送される。


 これでこの部屋に残ったのは、サムとジンガ、それにナナさんとルル姉。


「俺に隠してる事がありますよね、ナナさん。」

 このタイミングで、サムはナナさんに問いかける。

「え、えーと、何の事かなぁー。」

 ナナさんは戸惑う笑顔を見せる。


「あら、私たちが何を隠してると言うのかしら。」

 ルル姉は冷静に返す。



「それは、エダーマ首領の真の目的ですよ。俺を竜王にして何がしたいのか。集めさせた素材で、何をするつもりなのか。ルルさんもナナさんも、ご存知ですよね。」

ども(・ω・)ノ

光源氏計画。

年下の女の子を、自分好みに育てて自分に惚れさせる。

かの源氏物語で主人公がやった事ですよね。

って、本文中ではサラッと流してますが。


明日ミーシャがギルドに来ようとして、後でサムが迎えに行く。

ここを書くのに間が三週間くらいあいてました。

迎えに行くと書こうとしたら、なんかミーシャが来ようとしてて、あせりました。


前回までの会議がその場の思いつきでぐだぐだと書いてたので、素材を集めてどうするのかってのが、抜けてたんすよね。

だからちょい、付け足してみました。

(´・ω・)

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