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ドラゴン転生〜畜生道に堕ちても最強種なら問題ない  作者: 堕天の翼のあさぼらけ


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300/317

第300話 新たなる竜王

 明日はサムと一緒にモヘルダ樹海に行くつもりだったミーシャ。

 だけど今日ひとりで行ってきたサムは、既に明日行く目的を、全てこなしていた。

 そう、行く意味が無くなってしまったのだ。




「なんだ?そんな素材集めさせて、何がしたいんだ?」

 前回エダーマ首領がサムに要求した、オリハルコンとスターダストサンドの回収。

 これでどうするのか、サムには疑問だった。


「そうだな。隠しても仕方ないか。」

 エダーマ首領は、ちらりとカスミを見る。

「ふむ、これは元々、我らの落ち度。おまえらの行動は見逃すしかあるまい。」

「な、何を言ってるんだ。」

 扇で口もとを隠すカスミの言っている意味が、サムには分からない。

 ジンガは不安そうに、サムにしがみついてくる。


「ふ、俺のやりたい事は、おまえを間隙の救世主として、新たな竜王にする事。」

「な、何言ってんだ?」

 エダーマ首領の発言に、サムは驚く。


「竜王なら復活しただろ。なんで俺が竜王にならないといけないんだ。」

 サムの声が震える。

 エダーマ首領の発言に、狂気を感じるからだ。


「その竜王がおまえの体を媒介に復活してくれれば、何も問題なかったんだがな。」

「何だと。」

 サムは思わず後ずさる。

 サムはこれ程までの恐怖を、今まで感じたことがなかった。

 いや、この感情を恐怖と言っていいのかも分からない。

「サム?」

 そんなサムを、抱きついてるジンガがしっかりと支える。

 サムはジンガに勇気づけられ、エダーマ首領に反論する。

「冗談じゃない。なんで俺が竜王なんかにならないといけないんだ。」

「ふ、それはこっちの準備が整う前に、封印を解きやがったからだろ。三百年来の悲願を邪魔されたんだ。おまえにはその責任をとってもらわないとな。」

 とエダーマ首領はサムをにらむ。

「し、知るかよ、そんな事。」

 サムは何とか反論するも、エダーマ首領の迫力に呑まれ始める。


「はあ、私はこいつを竜王にする事には、反対だ。」

 横からリーナ先生が口を挟む。

「こいつにはキイチみたいな、理想が無い。理念が無い。野望がない。こいつを竜王にしたところで、破滅するだけだぞ。」

「それがどうした。俺が欲しいのは、間隙の救世主の器だけだ。」

 エダーマ首領はリーナ先生に言い返す。


「なるほど。もっともな意見だな。」

 リーナ先生はエダーマ首領の意見に納得する。

 エダーマ首領が必要としているのは、竜王の肩書きのみ。

 そこにサムの意志など含まれない。

「カスミ様。新たな間隙の救世主の転生は可能ですか。」

 リーナ先生は、話しをカスミにふる。

「ふむ、それは不可能じゃな。元来間隙の救世主とやらは、イレギュラーな存在。狙って出来るものではない。それに私が転生に関われるのは十年に一度。あと九年は待ってくれ。」

 カスミは扇で口もとを隠して答える。


「ふ、九年もあったら、魔王も覚醒してますな。アキーラも勇者を特定して、確実に仕留めに来ますな。」

 とエダーマ首領は応じる。

「はあ、そういう事か。」

 リーナ先生は軽くため息をつく。

 アキーラの暴走を止めるため、新たな竜王の力を必要としているのだ。

「すまぬな、サム。キイチの復活を急がせてしまって。」

「な、何言ってんだ。先生は誰も死なせたくなかっただけだろ。竜王の事も、あのおっさんも。」

 サムはリーナ先生が封印を解かせた理由を、復活した竜王から聞いている。

 それがリーナ先生を救う方法だと思ってたサムは、落胆したものだった。


「あの時私は、キイチの、竜王の魔素を吸い尽くす所だった。だからおまえに封印の解除を急がせたのだ。」

 とリーナ先生は当時を振り返る。

「サム。竜王になる気がないなら、飛び去ったキイチを探せ。キイチにエダーマ殿が欲するアイテムを渡せば、おまえは死なずにすむ。」

「ふ、俺はサムに竜王になってほしいのですぞ。いずこに飛び去った竜王を探す暇などないぞ。」

 とエダーマ首領が圧をかける。


「ならば私がキイチを探そう。サムが素材を集め終わる前に。」

 リーナ先生がエダーマ首領に圧をかけ返す。

「ふ、オミタはどうするんだ。このギルドに来させるんだろ。」

 とエダーマ首領はニヤける。

「オミタが訪ねて来たら、私に連絡をよこせ。出来るだろ。」

 リーナ先生はギルドの受付嬢であるナナさんとルル姉に声をかける。

「はい。」

 ルル姉は目を閉じて頭を下げる。

「任せて、リズちゃん。」

 ナナさんはにっこり微笑んで、軽く手をふる。


 リーナ先生はふたりに対してニヤけると、カスミの前にひざまずく。

「カスミ様。度重なる勝手な振る舞い、お許しください。」

「何を言っておる。そなたは本来の四天の働きをこなしてるに過ぎぬ。」

「ありがたきお言葉。」

「だが、過度な干渉は、控えろよ。」

「承知しております。」


「ふ、どうだかな。」

 カスミは小声でつぶやく。

 ひざまずいていたリーナ先生は、スッと立ち上がる。


「サムよ、エダーマ殿に言われた素材集め。急げよ。ちょっとでも遅らせたら、エダーマ殿は私がキイチを探し出すのを、待ってはくれない。」

「ふ、」

 リーナ先生の言葉に、エダーマ首領はニヤける。分かってるじゃねーかと。

「はい、リーナ先生。」

 サムはリーナ先生の言葉にジーンとくる。

 おまえの先生ではないと言ってるが、自分を心配して動いてくれるのは、サムにとってはやはり、尊敬するリーナ先生だった。



「じゃあ、私は行く。」

 リーナ先生の足元に、魔法陣が広がる。

 リーナ先生の使う転送魔法の魔法陣だ。

 リーナ先生はどこかに転送された。

ども(・ω・)ノ

ひょんな事から復活しちゃったリーナ先生が、あっけなく退場しちゃいました。かっこ笑い

まあ以前にも書きましたが、その場の流れで復活させたから、この先の使い道がなかったんすよね

とりまエダーマ首領がやろうとしてるのは、竜王キイチが封印されなかったら、竜王によってもたらされてた世界を再現する事。で行こうかと思ってます。

これまた抽象的すぎて、よく分かってませんが。


それにしても、こいつらの立ち位置が分からないっすね。

一応応接室っぽい所で、ソファーとテーブルがあると思うのですが、それらを配置した時、こいつらはどこに立ってるんでしょか。

なんかソファーもテーブルも、消えてるっぽいですよね。

(´・ω・)

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