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16話「あの日の君は」

次章への導入みたいな感じかな

短めですまぬ...夏休み前磯がしいんや

「やっと会えたな。勇者ユート」


「っお前は?!」



「我の名は魔王グラディオスである」

「魔王?魔王は俺が倒したはずじゃ...

 それにその名前も聞いたことないぞ」


「フッ。そこまで忘れているとはな」


「忘れている?何のこと...ウッ」

なんだ?!急に頭が...

みんなは...ハッ

俺とセレナ、エリックの三人だけが頭を抱えている。


ベアトリスは...?

にらんでるのか、あいつを。


それにしても──


ウッ


また、強く...

意識が...飛びそうだ...


♢♢♢


「ハッここは?!」


「久しぶり、ユート。...て言っても覚えてないか。

 もしかして今君の前には”グラディオス”って名乗る魔族が居るかな?」

エルフだろうか、エメラルドグリーンの髪の青年が草原に座って笑いかけてきた。

誰だろう、どこかであったことがある気がする。


「なぜそれをっ!」

なぜ俺のことも知っているんだ?

頭の痛みが収まったことに気がつかないほど混乱していた。


「ごめん、時間が無いっぽいんだよね。

 ユート、もしユートが全部を知りたいって思うなら、ダンジョンを攻略して。

 異世界にある四つの大迷宮を、そこで待ってるね」

そう言うと視界がだんだんと白いもやに包まれていった。


♢♢♢


「待って!

 ...ハッそうだ魔族!!」

エリックとセレナは...俺と同じように倒れていた。

ベアトリスは魔王と名乗っていたやつと話していた。


「なに言ってんのよ!渡すわけないじゃない!!」

「ならばもってはいる訳だな?もう片方のゲートを」


ゲート?モンスター召喚のか?

あれはベアトリスが持っている一つだけじゃ無かったのか?


「ベアトリス、どうしたんだ?」

「あ、ユート。あいつが──」

「起きたか。勇者ユートよ。

 何の話かと言ったか?我が説明してやろう。」


そこからの話はこうだ


ベアトリスが持っていたゲートは実は二つで一つのもので、

片方は限られた時間しか空間同士をつないでいられないほど不安定らしい。


そして、今あいつが持っているのはエリックとセレナが魔界の方へゲートを開いたときに、

それが閉じる前に魔王城に残されていたものを取ってきた、と。


「それはわかった。でもなんで俺のところへ?」

「そうだな、魔王であるための矜持とでも言っておくか」


そう言うといきなり戦闘態勢となってものすごい早さで近づいてきた。


ギンッ!!


とっさにアイテムボックスから剣を取り出して受ける。


「クッ...」

「フッ」

こいつ...強い。もしかしたら、あの魔王よりも...


「「ユート!」」

エリックとセレナもこっちに戻ってきたのか、

エリックが剣で、セレナが魔法で援護をしてくれる。

グラディオスはとっさに後ろに跳んだ。


「チッ、時間切れか。」

背後のゲートを見てあいつがそう言った。


「またな。勇者ユート。お前を倒して、いずれはこの世界をもらうぞ」


「待てっ!」

その背中を追おうとするが、扉の奥へ消えていき、

すぐにその扉自体も霧のように消えてしまった。



「なんだったんだあいつ...」

「ダンジョンか...」



エリックとセレナも同じ話を聞いたらしい。

幸い、ベアトリスがゲートの片方を持っているから、

学校に通いながらでもダンジョン攻略はできるな。


「エリック、セレナ、そしてベアトリス。

 ダンジョン攻略、手伝ってくれるか?」

「おう」「もちろんよ」「私にまっかせなさーい!」


そして俺たちは、次の休みの日にまずは1つ目のダンジョンに行ってみることにした。


「君は、誰だったのかな...」


どこかであったことがある気がするあの少年を想うと、どこか寂しく感じた。


なろうで章の設定方法わかる人居たら教えて欲しいです...

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