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〜入国までの道〜


ドラゴンはゆっくりと降下したのち、広大な草原へと降り立った。すこし離れたところに国に入るための城門があるようだ。


「ありがとな。夕方には戻って来るからそれまで遊んでこい」


リュコスは大きな風呂敷を再度背負い俺を小脇に抱えドラゴンの背から飛び降りると、ドラゴンは再度羽をはためかせ空へ飛んで行った。


「さて、とりあえず国に入ろうか。ちょっと並ぶかもだけどな。」


そう言ってリュコスはすたすたと歩き始めた。俺も置いてかれ無いように後ろにぴったりついて行った。




10分ほど歩いていくと大きな城門まで辿りついた。

関所のようになっており、国に入るのには列に並ばなければ行けないようであった。100mほど続く列の最後尾につき、順番を待つ。


するとすこし先にいた馬車を引き連れた行商団のような人々の中から一人こちらに手を振りながら近づいてきた。


「お、珍しい。リュコスじゃないか。なんだまた子供拾ったのか?」


「好きで拾ってる訳じゃねーよ……しかし久しぶりだな、バルジのおっさん」


その男性はリュコスと変わらない背丈の40過ぎにみえる無駄に小綺麗な中年太りしたおっさんであった。

しかしまた子供拾ったのって…俺より前に拾われた奴がいるのか?

そんな思考を遮るようにリュコスが俺をおっさんの前に出し喋る。


「こいつはククラ。お察しの通り拾った。ホレ挨拶ぐらいしとけ」


「あ…ククラです。よろしくお願いします。」


俺は帽子越しに目を合わせながら軽く会釈をすると、おっさんは笑いながら「よろしくね!」と返してくれる。


それからリュコスとバルジさんは関所の順番がくるまでの20分ほど世間話に花を咲かせていた。

よくわからん専門用語的なものばかりで何を言ってるか殆ど分からなかったが、なんでもバルジさんは大きな商家の幹部らしい。武器から消耗品まで色々取り揃えてるんだとか。

そしてバルジさん御一行の順が回って来て、「お先に」と言い残し城壁の中に消えて行った。なんとも騒がしい人であった。




「ねぇリュコス。俺の前にも子供ひろった事あるの?」


まだ関所まで距離があったので先程バルジさんが言っていた゛また゛子供をひろったと言う事についての疑問を口にだしてみた。

人の過去を詮索するのはどうかと思うけど何となく沈黙が耐えれなかったので、話しかける。


「あ?あー、随分昔に2回拾ったことがあるぞ。お前で合計4人目。」


「4人!?」


まじすか。なんか1周回ってもう怖い気がする。


「昨日のカニーとヒース覚えてる?、あの姉弟も俺が拾って育てたん

だ。いつの間にか俺が説教される立場になってるけど…」


とリュコスは失笑していた。

カニーヒェンとヒースヒェンが姉弟なのは何となくわかっていたが、まさかリュコスが育てたとは……。

ってゆうかこのまま俺がリュコスに育てたられたらあの2人は俺の兄弟にもなるのか…。


「お、そろそろ順番回ってくるぞ。帽子、深くかぶっとけ。」


色々質問したい事がまた増えたが、とりあえず疑問を飲み込み城門を越えるため関所へ歩を進めた。



PCのご臨終と繁忙期が重なり、執筆自体ができませんでしたが復帰できたので続けようと思います。ついでに文脈に違和感があったので何話か書き直ししております。


PV3万5千感謝です( ˙꒳˙ᐢ )

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