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〜夢〜


俺は4人を見送った後、家に入りリュコスに抱えられた状態で朝起きた時の部屋に連れてかれ、そのままベットに降ろされた。


「まだちょっと早いが、今日は早めに寝とけ。クローリクにも言われただろ?」


そう言うとリュコスは、俺に毛布のようなものをかけるとベットの横にある椅子に座り机に向き直って紙にペンを走らせていた。


俺は慣れない環境と呪いの後遺症により疲れがたまっていたので、ベットに転がっただけで睡魔が襲って来た。

結局あの獣人達との関係を聞き出せなかったなぁ…そんな事を考えるが、柔らかいベットに暖かい毛布、さらに一定のリズムで紙に文字を書く雑音が混ざりあう中、意識を保てる訳がなく、ほんの数分で俺は深い眠りに着いてしまった。






「おかーさーん!」


俺は深い眠りの底で幼い少女の声を聞いた、この声はどこかで聞いた事がある。


あぁ、そうだ…俺の今の体の声だ。


ぼんやりとした意識の中、俺は目を開ける。

ここはどこだろう?周りには古そうな古民家がズラっと並んでいる。

周りには農作業をしているのだろうか、桑を持ち畑を耕してる人や、辺りを駆け回る子供、それを見守る老人など様々な人がいた。

俺は何故かそのうちの一件に向けて、走っていた。

その家の前には、赤ん坊を背負い物干し竿のような棒にせっせと服を掛ける30手前ぐらいの女性がいた。

こちらに気がついたのか、女性は嬉しそうに笑い屈むと両手を広げる、俺、いや俺の体はその人の胸に飛び込み楽しそうな声を上げる。


「さっきね!ローザちゃんとで遊んできたの!そしたらキレイなお花がいっぱいあるところ見つけたんだ!お母さんもいっしょにいこ!」


「あら、そうなの?じゃあお母さんもお洗濯終わったら行くから、先に行ってらっしゃい。」


俺の体から発する声はとても嬉しそうな、元気いっぱいの声であった。

今俺を抱きしめてる女性はおかあさんと呼ばれていた、この体の母親なのだろうか? とても心地の良い暖かな温もりを感じる。


俺の体は元気に、わかった!と返事をするとその女性の胸元を離れ手を振りながら来た道を戻るように走っていった。

その後ろ姿を見届け、手を振り返してくれる女性の表情は何故かとても懐かしかった。





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