第4話 未知との遭遇
水崎泉は思いっきり寝てしまった。
事の他、熟睡してしまった。
起きてみたら、もう午後2時。
気がつけば、すでに午後2時。
昨夜から早朝にかけて、あれだけのことが起こった。
そしてなぜだかホストクラブの寮住まいとなってしまった。
不安でいっぱいであったが、イケメンホストのみんなと朝食を食べたら、
安心して爆睡してしまった。
とにかく、部屋を出よう。
みんながいるであろう、食堂へ行こう。
水崎泉は着替えを持ってきてはいなかった。
さすがに昨日着てた服で部屋を出るのはいやだな。
室内には、洗濯済みの服が用意されていた。
だけど当然、女物ではない。
ちょっと大きい、ちょっと緩めの男物しかない。
仕方ない。それを着ていこう。
Tシャツと大きめのズボンを履く。
どっちもゆるゆるだ。
えー、これ、ブラジャー透けて見えない?
いいのか、悪いのか?
一応匂いを嗅いでみる。
心地よい洗濯後の香りがする。
まあそれは良かったかな。
髪の毛はまとめていこう。
化粧どうしよう?
よく見たら、部屋の中には化粧品はなかった。
男所帯だから仕方ないのかな?
まあ、すっぴんを見られたとしても、がまんするか。
水崎泉がドアを開ける。
長くも複雑な廊下が続く。
えー、これ、絶対迷子になるやつ。
って悩んでいたら、スマホに着信がある。
チャラ男だ。
チャラ男がメッセージを送ってきている。
チャラ男さん、何の用よ?
メッセージを開いて納得。
水崎泉の部屋から食堂へと進む道順が書いてある。
右、右、左、右、その次左。
本当にあってるのかな?
辿り着けるのかな?
そう不安になりながら廊下を進む。
すると、見覚えのある角に着く。
「あれ、これって?」
今朝方、澤崎さんと別れた場所だ。
この角を曲がって奥の通路を進めば、澤崎さんの部屋なのかな?
ちょっと興味がある。
でも、そこに探検に行くと、もし澤崎さんに会えなかったら、
絶対迷子になる自信がある。
どうしよう?
でも知りたい。
万が一、澤崎さんに会えなくて迷子になったら、
チャラ男さんに連絡すればいいっか。
水崎泉はそう決心し、角を曲がり奥の通路へ進もうとした時、
目標の通路から歩いてくる人影があった。
え? なに? あれ? 化け物?
水崎泉は声を失った。
寝ぼけ眼の視線。
薄暗い照明の廊下。
その奥から、ミイラ男?
顔や両手に包帯ぐるぐるの人物がやってくる。




