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魔王様、町内会に入る。  作者: 深夜のトースト
第一章 魔王、ひだまり市に落ちる
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第二話 魔王、ゴミを分別する

火曜日の朝、五時半。

僕は、壁の向こうから聞こえてくる重低音で目を覚ました。


「──ペットボトルは、キャップとラベルを外し、中を軽くすすいでから潰すこと。キャップとラベルは、プラスチック製容器包装へ」


魔王さんの声だった。202号室との壁は薄い。築五十二年の木造アパートの壁は、だいたい障子くらいの防音性能しかない。


「──卵のパックはプラ。ただし、紙製の卵パックは古紙。……なんと。同じ卵の家でありながら、素材によって行き先が違うというのか」

「魔王様、もう朝でございます。少しお休みになっては」

「休んでなどおれぬ、ボーンズ。この書物には、この国の叡智が詰まっておる。見よ、この『スプレー缶は中身を使い切り、穴を開けずに有害ゴミへ』という一文を。かつては穴を開けよと言われていたが、事故防止のために方針が変わったのだそうだ。民の安全を第一に考え、ルールそのものを改める。為政者の鑑ではないか」

「さようでございますね」

「余は感動しておる」


徹夜で「ひだまり市くらしのガイド」を読んでいたらしい。

僕は布団を頭までかぶった。今日は火曜日。燃えるゴミの日だ。

嫌な予感しかしなかった。


◇


朝七時半。出勤のために階段を降りた僕は、予感が的中したことを知った。

ひまわり荘の前にあるゴミ集積所。電柱の脇に、緑色のネットがかけられた一角がある。陽だまり町三丁目の住民が共同で使う、ごく普通の集積所だ。

その前に、魔王さんが仁王立ちしていた。

つんつるてんの浴衣。ニット帽。そして、なぜか腕には、手書きの腕章が巻かれていた。

『ゴミ監督官』


「あの……魔王さん?」

「おお、タナカか。おはよう」

「おはようございます。何してるんですか」

「見ればわかるであろう。監督である」


見てもわからなかった。

魔王さんの足元には、ボーンズさんが正座していた。ロングコート姿で、膝の上に分別早見表を広げている。七月の朝日が、黒いコートをじりじりと焼いていた。


「さきほどから、余は民がゴミを出すのを見守っておる。ルールを守っているかどうか、この目で確かめておるのだ」

「誰に頼まれたんですか」

「誰にも頼まれておらん。だが、ルールがあるのに、守られているかを誰も見ておらぬというのは、おかしな話であろう」


おかしいのは、身長二メートルの浴衣の男が朝の集積所に立っていることのほうだと思う。

実際、さっきから通りかかる人たちが、みんな魔王さんを大きく迂回して歩いていた。ゴミ袋を持った主婦の方が、集積所の十メートル手前で立ち止まり、しばらく迷ったあと、ゴミ袋を持ったまま引き返していった。


「魔王さん、今の人、ゴミ出せずに帰っちゃいましたよ」

「む。なぜだ」

「怖いからだと思います」

「余は何もしておらんぞ」

「何もしてなくても怖いんですよ! 身長二メートルの男が腕組みして立ってたら!」


魔王さんは、少しだけ傷ついた顔をした。


「……では、どうすればよい」

「せめて座るとか」


魔王さんは、その場にしゃがんだ。和式便所スタイルで。

かえって怖かった。


◇


結局、僕は遅刻ぎりぎりで職場に駆け込み、一日中、集積所のことが気になって仕事が手につかなかった。

夕方、帰宅すると、ひまわり荘の前に人だかりができていた。

嫌な予感、本日二回目。

人だかりの中心には、魔王さんと、もうひとり、大柄な初老の男性が向かい合っていた。

日焼けした顔に、角刈りの白髪頭。ジャージの上下に、首から下げたホイッスル。胸を張った姿勢は、身長こそ魔王さんより頭ひとつ低いけれど、迫力では負けていなかった。

陽だまり町三丁目の町内会長、権田原剛さんだ。元・中学校の体育教師で、退職してからは町内会の仕事に全力を注いでいる。声がとにかく大きい。年末の夜回りで「火の用心」と叫ぶと、隣の町内まで聞こえるという伝説がある。


「君か! 朝からずっと集積所の前に立っているという大男は!」

「いかにも。余である」

「近所から苦情が来ているぞ! 怖くてゴミが出せないと!」

「余は、ルールが守られているかを見守っておっただけである」

「それは町内会の仕事だ!」

「ならば町内会とやらは、今朝、なぜ見守っておらなんだのだ」

「今朝は腰が痛かったんだ!」


権田原さんの声が、夕暮れの住宅街に響き渡った。電線のカラスが一斉に飛び立った。

僕は人だかりをかき分けて、ふたりの間に割って入った。


「す、すみません! この人、僕の知り合いで、最近引っ越してきたばかりで、日本のことがよくわかってなくて……!」

「君は、201の田中くんか」

「はい。この人の、身元引受人です」


言ってから、自分でも不思議な肩書きだと思った。

権田原さんは、ふん、と鼻を鳴らした。それから、魔王さんをじろりと見上げた。


「ルールを守らせたい気持ちは、わからんでもない。だがな、見張っていればルールが守られるというものではないんだ」

「ほう」

「実際、今日も違反ゴミが出ていた。君が見張っていたにもかかわらずだ」


魔王さんの眉が、ぴくりと動いた。


「……なんだと」


権田原さんが集積所を指さした。緑のネットの端に、ひとつだけ、ゴミ袋が取り残されていた。赤いシールが貼られている。収集車が「これは回収できません」と判断したときに貼っていく、違反シールだ。

袋の中には、空き缶とペットボトルと生ゴミが、全部一緒くたに詰め込まれていた。


「この一か月、ずっとなんだ。毎週火曜日になると、これと同じ袋がひとつ出される。誰が出しているのかわからん。町内会で注意の貼り紙をしても、回覧板で呼びかけても、止まらない」


魔王さんは、ゆっくりと違反ゴミの袋に近づいた。そして、その前にしゃがみこんだ。今度は普通のしゃがみ方だった。


「……余が見張っておる間に、出されたというのか」

「わたくしが一度、お手洗いに立った隙かと思われます、魔王様」


ボーンズさんが申し訳なさそうに言った。骸骨もトイレに行くのだろうか。いや、行くとしても何をしに行くのか。気になったが、今はそれどころではなかった。

魔王さんは、袋をじっと見つめていた。

その横顔は、怒っているようには見えなかった。どちらかというと、何かを考えているようだった。


「町内会長よ」

「なんだ」

「この件、余に預からせてはもらえぬか」

「……どうするつもりだ」

「犯人を突き止める」


魔王さんは立ち上がった。夕日を背負って、その影が集積所の向こうまで長く伸びた。


「ルールを破る者には、必ず理由がある。余は、その理由が知りたい」


◇


それから一週間、魔王さんは探偵になった。

いや、正確には、探偵のつもりになった。


「タナカよ。この国の探偵は、どのような服装をしておるのだ」

「えっと……トレンチコートに、鹿撃ち帽とか、ですかね。イメージですけど」


翌日、魔王さんはトレンチコートを着ていた。キヨさんの亡くなったご主人の遺品だった。当然、つんつるてんだった。袖が肘までしかない。頭にはニット帽の上から、どこで手に入れたのか鹿撃ち帽が乗っていた。二段重ねだった。


「どこで買ったんですか、その帽子」

「ボーンズが、百円の店で見つけてきた」

「百円の店はすばらしい場所でございます、田中殿」


ボーンズさんは、目に見えて興奮していた。骨がカタカタ鳴っていた。


「なにしろ、すべてが百円なのです! 鍋も、皿も、帽子も、虫眼鏡も! 向こうの世界であれば、王侯貴族でも手に入らぬほどの品々が、たったの百円! わたくし、思わず三時間も店内におりました!」

「楽しそうで何よりです」


この一週間で、ボーンズさんは家事の鬼になっていた。202号室は、引っ越してきて数日とは思えないほど整っていた。百円ショップの収納グッズで完璧に整理された押し入れ。ぴかぴかに磨かれた流し台。窓辺には、百円の観葉植物まで飾ってある。

魔王軍の参謀は、どうやら日本の主婦力と非常に相性がよかったらしい。

魔王さんの捜査は、地道だった。

まず、ゴミ袋の中身を調べた。手袋をはめ、虫眼鏡を片手に、違反ゴミの袋をひとつひとつ確かめていく。


「空き缶は、すべて同じ銘柄の缶コーヒー。無糖である。ペットボトルは、緑茶。生ゴミは、魚の骨と、大根の皮。量から見て、ひとり分の食事である」

「すごい、本格的ですね」

「戦場で敵の兵站を読むのと同じことよ。ゴミは、その者の暮らしを映す鏡である」


魔王さんは、魚の骨を虫眼鏡で覗き込んだ。


「この魚の骨……身がほとんど残っておらぬ。実に丁寧に食べておる。几帳面な人物だ」

「几帳面な人が、分別しないんですかね」

「そこが謎なのだ」


次に魔王さんは、町内の聞き込みを始めた。

これは難航した。なにしろ、身長二メートルで、つんつるてんのトレンチコートを着て、帽子を二段重ねにした男が訪ねてくるのだ。インターホン越しに「ゴミのことで伺いたい」と言うと、ほとんどの家が居留守を使った。

そんな中で、唯一、魔王さんに話しかけてきた住人がいた。


「ねえ、おじさん、なにしてんの?」


小学二年生くらいの男の子だった。日に焼けた顔に、虫取り網を持っている。夏休みに入ったばかりの小学生、という感じの子だ。


「おじさんではない。余は魔王である」

「まおう? ゲームの?」

「げーむ、とは何かわからぬが、たぶん違う。本物の魔王だ」

「ほんもの!?」


男の子の目が、きらきらと輝いた。


「じゃあ魔法とか使えんの!?」

「今は少し調子が悪い。だが、こういうことならできる」


魔王さんは、足元に転がっていた空き缶をひょいと拾い上げた。そして、人差し指一本で、上からぐしゃっと押し潰した。缶は、まるで紙のように、ぺしゃんこの円盤になった。


「すっげええええ!」


男の子は、虫取り網を放り出して飛び跳ねた。


「もう一回! もう一回やって!」

「よかろう。ただし、潰した缶は、きちんと缶の日に出すのだぞ。毎月第二・第四木曜日である」

「わかった!」


男の子は「ゆうた」と名乗った。この近所に住んでいて、お母さんと二人暮らしだそうだ。ゆうたくんは、その日から魔王さんのことを「まおうさま」と呼んで、毎日のように集積所に遊びに来るようになった。

魔王さんのファン第一号の誕生だった。

そして、事件解決の糸口をくれたのも、そのゆうたくんだった。


「缶コーヒーの無糖? それ、角の佐藤のおじいちゃんが、いつも飲んでるやつだよ」


◇


佐藤源蔵さんは、集積所から三軒先の、古い平屋に一人で住んでいた。八十七歳。三年前に奥さんを亡くしてから、ずっと一人暮らしだという。

火曜日の朝、六時。

魔王さんと僕とボーンズさんは、佐藤さんの家の生垣の陰に隠れていた。隠れきれていなかった。魔王さんの頭が、生垣から完全に飛び出していた。


「魔王さん、頭、出てます」

「余は精一杯縮んでおる」


六時十五分。佐藤さんの家の玄関が開いた。

腰の曲がった小柄なおじいさんが、ゴミ袋をひとつ提げて出てきた。足取りはゆっくりで、少しよろけている。そして、何度も目をこすっていた。

佐藤さんは、集積所まで歩いて、ゴミ袋をネットの下に置いた。それから、集積所の横に貼られた分別の案内ポスターに顔を近づけた。鼻がくっつくくらいに、近づけた。

しばらくそのままじっとしていたが、やがて、小さくため息をついて、首を振った。


「……見えんなあ」


その呟きは、小さかったけれど、僕たちの耳にはっきり届いた。

佐藤さんは、とぼとぼと家に戻っていった。

生垣の陰で、僕らはしばらく黙っていた。


「……目が、悪いんですね」

「うむ」

「奥さんが生きていた頃は、たぶん、奥さんが分別してたんでしょうね」

「うむ」


魔王さんは、ゆっくりと立ち上がった。もう、隠れる気はないようだった。


◇


「──帰ってくれ」


玄関に出てきた佐藤さんは、魔王さんを見上げて、はっきりとそう言った。驚いてはいたけれど、怯えてはいなかった。八十七年も生きていると、大男くらいでは動じないのかもしれない。


「わかっとる。ゴミのことだろう。町内会の人から、何度も言われとる。でもな、わしにはもう、あの細かい字が読めんのだ。眼鏡をかけても、ぼやけてしまう。毎回、女房に聞きゃよかったんだが、その女房も、もうおらん」


佐藤さんは、目をそらした。


「迷惑かけてるのはわかっとる。わかっとるが、どうしようもない。だから、もう放っといてくれ」


魔王さんは、何も言わなかった。

しばらく黙って佐藤さんを見下ろしていたが、やがて、その場にすっと正座した。玄関のコンクリートの上に、身長二メートルの体を折りたたんで。

佐藤さんの目線と、魔王さんの目線が、同じ高さになった。


「佐藤殿。余は、そなたを責めに来たのではない」

「……」

「ルールが守れぬ者には、必ず理由がある。そなたの理由は、よくわかった。ならば、その理由を取り除けばよいだけのことだ」


魔王さんは、トレンチコートの内ポケットから、一枚の大きな紙を取り出した。

A3の画用紙だった。そこには、太いマジックで、大きな大きな文字が書かれていた。

『かようび もえるゴミ なまゴミ・かみくず』

『もくようび(だい2・だい4) かん』

『すいようび ペットボトル キャップはとる』

ひとつひとつの文字が、拳くらいの大きさだった。そして、文字の横には、缶やペットボトルや魚の骨の絵が、ものすごく丁寧に描かれていた。


「昨夜、ボーンズと二人で作った。この大きさならば、読めるであろうか」

佐藤さんは、震える手でその紙を受け取った。目に近づけなくても、文字は読めた。

「……読める」

「そうか」

「読めるよ、これなら……」

「それと、もうひとつ」


魔王さんは、少しだけ照れくさそうに言った。


「毎週火曜日の朝、余が迎えに来る。一緒に集積所まで行こう。わからぬものがあれば、余に聞くがよい。余はこの一週間で、十八種類の分別をすべて覚えた。完璧である」


佐藤さんは、画用紙を胸に抱いたまま、しばらく黙っていた。

しわだらけの目尻に、光るものが見えた気がした。

そして、佐藤さんは、魔王さんに向かって、深々と頭を下げた。


「……ありがとう。ありがとうな、大きいの」


その瞬間だった。

魔王さんのニット帽が、ふわりと浮いた。

正確には、ニット帽の下の何かが、内側から押し上げたのだ。まるで中で何かが膨らんだように。そして、帽子の縁から、淡い金色の光が、ほんの一瞬だけ漏れた。

今度は、気のせいじゃなかった。


「……魔王様」


ボーンズさんが、小さく息を呑んだ。

魔王さんは、自分の手のひらを見つめていた。その指先に、小さな、小さな黒い火花が、ぱちりと散った。


「……魔力が」


魔王さんが、低く呟いた。


「魔力が、ほんの少し、戻っておる」


◇


その日の夕方、権田原さんがひまわり荘を訪ねてきた。

手には、一升瓶を提げていた。


「佐藤さんから聞いた。……悪かったな。怒鳴りつけて」

「構わぬ。そなたも、ルールを守らせたかっただけであろう」

「まあな」


権田原さんは、一升瓶を魔王さんに押しつけるように渡した。


「佐藤さんのところには、俺も時々顔を出していたんだ。だが、目のことには気づかなかった。気づいてやれなかった。……町内会長失格だ」

「失格ではない。そなたは毎週、違反ゴミを片付けておったのであろう。佐藤殿の袋を、誰にも気づかれぬように、自分で分別し直して」


権田原さんが、ぎょっとした顔をした。


「……なんで知ってる」

「ゴミは、その者の暮らしを映す鏡である。違反シールの貼られた袋は、収集の翌日には必ず消えておった。そして、次の資源ゴミの日に、同じ銘柄の缶コーヒーが、きちんと洗って出されておった」


権田原さんは、しばらく口をぱくぱくさせていたが、やがて、がははと笑い出した。


「いやあ、まいった! まいったよ、是留さん! あんた、ただのでかい男じゃないな!」

「ただのでかい男ではない。魔王である」

「わははは! 面白い冗談だ!」


冗談ではないのだけれど、権田原さんは楽しそうだったので、僕は訂正しなかった。

その夜、202号室では、魔王さんと権田原さんと、なぜか僕も加わって、ささやかな酒盛りが開かれた。ボーンズさんが百円ショップの材料で作ったおつまみは、驚くほどおいしかった。

酔いが回った権田原さんが帰ったあと、僕は魔王さんに聞いてみた。


「魔王さん。さっきの、角が光ったやつ。あれ、なんだったんですか」


魔王さんは、窓の外の夜空を見ていた。日本の夜空は、向こうの世界と比べて、星が少ないそうだ。


「わからぬ」


魔王さんは、正直にそう言った。


「向こうの世界では、魔族の魔力は、人々の“畏れ”から生まれた。余が恐れられるほど、余の力は強くなった。だが、この世界に来てから、余の魔力はほとんど空になっておった」

「それが、少し戻った」

「うむ。役所で、そなたらに礼を言ったとき。そして今日、佐藤殿に礼を言われたとき」


魔王さんは、自分の手を見つめた。


「……もしやこの世界では、“畏れ”ではなく、別の何かが、力になるのかもしれん」


僕は、なんとなく思い出していた。

佐藤さんの「ありがとう」を聞いたときの、魔王さんの顔。あれは、魔力が戻ったことに驚いた顔じゃなかった。

もっと、ずっと前から知っていた何かを、久しぶりに思い出したような顔だった。


「まあ、よい。それより、タナカ」

「はい」

「金曜日に、大家殿が『回覧板』とやらを持ってきたであろう。あれは、何だ」


ああ。

僕は、ちゃぶ台の下に放置したままの回覧板を思い出した。


「あれは、町内のお知らせを、順番に隣の家に回していくものです。読んだらハンコを押して、次の家に届けるんです」


魔王さんの目が、また、ぎらりと光った。


「順番に、隣の家に、届ける……」

「はい」

「途中で一軒でも止めれば、その先の家には、届かぬということか」

「まあ、そうですね」

「なんと責任重大な任務だ……!」


魔王さんは、拳を握りしめた。

僕は、来週のことを考えて、少しだけ胃が痛くなった。

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