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15 魔法のコツは素直な気持ち

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 驚くことに船内には魔法の練習場や武器の練習場とか実験室とかそういった設備がちゃんと合った。


 で何故か有志による魔法訓練講習会です。講師はおこがましくもわたくし佐藤瑞が勤めさせていただきます。(T^T)


「魔法は自分の中のイメージと魔法の内容が一致すると発動するんだと思います。なので同じ治癒魔法でもわたしと塩田とでは呪文が違いました」


 フムフムとみんな頷く。参加メンバーはお兄ちゃんの友人8名とその御家族20名。うちの家族3名、塩田、村崎と妹ちゃん。三花お姉さん家族の総勢30人です。


 うおー、わたしのメンタルがガリガリ削れていく~


「何からやったらいいかな?」


 お兄ちゃんに聞いてみる。


「まずは四元素魔法の火はどうだ?」


 火か。火は


「『カチッ』とな」


 目の前にガス台の火のようなものが出た。いや、これまんまガス台の火です。


「ちょっと待て、今何をやった?」


 塩田がこめかみを揉みながら聞いてくる。


「火を付けたんだけど」


「瑞、悪いもう一度やって見せてくれ」


 ? 一旦消して


「『カチッ』」


「スイ、説明。見てただけじゃわかんねぇ」


「えっと、だから火を付けるんでしょ? だから『カチッ』っとしたんだけど?」


「あー! わかった!『カチッ』っとね!」


 お兄ちゃんのお友だちの女性から声が上がって、その人の前にわたしと同じようにガス台の火が出てた。


「これガス台の火よ。だから『カチッ』となのよ」


 お姉さんは右手でガス台のつまみを回すような仕草をした。


「あぁ、成る程ね『カチッ』っとで出来たわ」


 女性陣はほとんど全員が出来た。属性魔法か生活魔法を取っていれば火力はどうあれ火は付けられるようだ。

 逆に男性陣は苦戦している。


「考えるな感じるのだよ」


「中二臭い台詞だな」


 ふと見ると村崎の妹ちゃんは飽きたのかぬいぐるみで遊んでいる。んだけど、あのぬいぐるみ自分で動いてないか?


「塩田、村崎君あれ」


 術の発動を確認して発展系がどうとか言ってる二人に妹ちゃんを見るように言うと


「あいつ職業人形使い取ってたからそのせいじゃね?」


「スゴいね! 使いこなしてるよ」


「妹、(ゆかり)ちゃんだっけ? スキル結局どうしたんだ?」


「あーっと、職業が人形使い。人形作成、付与魔術、状態異常無効、自動回復がEX。並列思考、身体強化がS、ストレージBにした 」


『»»»»»»』


ん? 着信音ってスマホはストレージの中なのにおかしいなぁ


「スイそれリストバンドが鳴ってんじゃないのか」


 おぉう! まんまAquilaの音なんでわかんなかった。


「どうやって出るの?」


 わかんなくてワタワタしてバンドに手を当てたら


『佐藤瑞さん。あなたの結界が起動したままです。破棄しますか?』


 え? 結界? ・・・・・あっ! 

 あれか、家をストレージに入れたときに雨に濡れたくなくて張った結界か。


「破棄します」


『破棄された場合結界内の生命体も破棄されますが宜しいですか?』


 え!? 生命体ってどういう事~


「え! ダメです!破棄しません!」


『結界を本船に強制収用することも出来ますがいかがされますか?』


「収用してください~」


『ではNo.37回収所にお越しください』


 わたしは半泣きで塩田とお兄ちゃんに同行をお願いした





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