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14 ストレージにはお家は入ってますか?

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 ちょっと待っててな。そう言って米子さんは人混みの中に戻ると初老の男女と中型犬を伴って戻ってきた。


「お待たせ。うちのお父ちゃんとお母ちゃん、あと悉平(しっぺい)さん。」


「おぉ、しっぺいたろうさんですね!」


「あら、知ってた?」 


「子供の味方、ヒヒの化け物を退治した強いわんこさんです! うちにもクロがいますので仲良くしてくれると嬉しいです」


 じゃあ行きましょうと歩きかけたら塩田が


「その前にその顔治してやる」 


 と言うので自分で出来ると言ったら


「練習だ、失敗してもお前なら大丈夫だろう」


 なにそれ、扱いがひどいんですけど!?


「First aid 」


 顔の横が光ったらほわんとほっぺが暖かくなった。


「おし、ちゃんと発動したな」


「何で横文字!? カッコよくてズルいんですけど!」


「当たり前だ、誰があんなおかしな呪文言うか!」


 と冷たい目で見られた。


 その後みんな乗船登録をし部屋に一旦行ってしまったのでわたしはロビーにいたお兄ちゃんと合流した。


 俺の妹~ と軽いのりで紹介された。


 お兄ちゃんのお友だちは全部で8人。女の人が3人、男の人が5人。お兄ちゃんを数に入れると9人のグループだ。


 名前を聞いたんだが一編には覚えきれない。


「ところでお兄ちゃんはスキルなに取ったの?」


「んー? 俺は職業錬金術師だから錬金術、鑑定、採取、ストレージ、経験値20倍がEXで、全属性魔法と付与魔術をS、魔法効率をCってとこだ」


「うわー、うちの家族前衛職がいないよ」


「父さんと母さんは?」


「お父さんが職業狩人。狩人の心得、自動回復がEX 、建築、四元素魔法、状態異常無効、健脚、経験値10倍がS、ストレージがA、生活魔法がB。お母さんが職業農家。緑の手、四元素魔法、魔法効率、ストレージ、鑑定、生活魔法がEX。状態異常無効がA、槍術B」


「確かにばりばり後衛だけどバランスよく組んだわね」


「そりゃ俺の妹だもん。ちびの頃から異世界転移したら何のスキル取るか討論会してたもんな!」


 お兄ちゃんとそんな事ばっかり話してたからそれが普通だと思って学校の子に言ったらドン引かれましたけどね~


 生温い視線をくれたけど普通に接してくれたのは塩田だけだったけど。


「お前妹ちゃんに何て事吹き込んでたんだ! 可哀想に」


「大丈夫です! 楽しかったですし」


 学校で話が合わなくても休み時間は本読んでればつまらなくないし、家に帰ればお兄ちゃんと真剣に討論出来たし。


「「「「不憫だ」」」」


「何でだよ!」


 笑い声が上がる。お兄ちゃんはいいお友だちがいるんだね。


「慶さん、お久しぶりです」


「おー! 奏くん! イケメンになったね~」


「だれだれ?」


「瑞の同級生で俺の友達」


「初めまして塩田奏です」


「よろしくね~」


「スイ、魔法の使い方教えてくれよ」


「使い方なんてカンガエタコトナイヨ?」


「おい」


 やめてそんな冷たい目で見ないで(T^T)


「じゃあお前今までどうやって魔法使ってたんだ!」


「えっと、なんとなく? (;゜∇゜)」


「あぁ! やめて~ うめぼしは~」


 すかさずお兄ちゃんの後ろへ逃げた。


「確かに瑞は簡単そうにポンポン使ってたな」


「ちょっと魔法ってそんなに簡単に使えなかったわよ?」


「? そうなんですか?」


「そうよ、ストレージに荷物入れるのだって入れるもの大きさ測ってからじゃなかったら入らなかったわよ」


「? ストレージはCですか?」


「いいえ、EXよ」


「おかしいなぁ? EXクラスなら家一軒余裕で入らないですか?」


「は?」


「なぁ瑞? 家って入るのか?」 


「入ったよ?」


 来るときには土台丸ごと入れて来たよ。ついでにお父さんの仕事用ワゴン車とお母さんの軽とお兄ちゃんのバイクにわたしの自転車も入れてきたけどまだまだ入るよ。


「ね? 慶さん。やっぱおかしいでしょスイって」


 なんだよ~ 泣くぞ。゜ヽ(゜`Д´゜)ノ゜。



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