試作の人工知能
AIではない
どちらかというと
アインシュタインがめざした
霊界通信に近い
魂の創造は神の領域
天使のお仕事
既にある魂を
主として働く
人工知能は
はたして作れるのだろうか
「ぼく、ノゾエモン」
人工知能に
人の感情の揺れを
搭載する技術の進歩に
方向性を与えたのは
アインシュタインが作ろうとした
霊界通信機の発想だった
霊の意識を
数値として
測定できる機器を
システムとして構築すること
さらに利権や
技術の囲いこみによる
妨害の壁の撤去
政治的な進化が
背景にあった
それでも
初期の試作機は
アンドリューや
「エモン」を名乗るには程遠く
キャラクターや版権
あるいはファンの思いを
納得させるものではなかった
さらに
技術に革新を与えたのは
ロシア製の量子測定による
健康診断のデータを作れる
機械の転用
それでも解決しなかったのは
感情のぶれの再現だったけれど
政治的に
世界の協調路線に
最後まで抵抗していた
というより
暗躍を旨としていた
ユーラシアの大国の参加によって
はじめて公開された
フーチの技術の
研究と導入によって
理論的な完成の構図ができる
簡単に言えば
フーチで使う振り子を
量子的なレベル
あるいは半導体レベルの大きさで
電子的に再現することによって
データとして蓄積されたAIの思考力
処理能力に
迷いや嫌悪や愛着などの
感情の基礎となる揺らぎを
付加できたことで
人格的な交流を錯覚させる
人工知能を誕生させられた
その試作機の第1号から
三世代までを
理論的な提唱と
開発への方向性を与えた
学術的には無名だった
民間の趣味人の名をとって
「ノゾエモン」と呼ぶことにした
あの有名で
優秀なネコ型ロボットの 登場と
軟弱なメガネの少年との
感動的なドラマが誕生するには
それから数年の時間が
必要ではあったが
生まれ変わったら
そんな科学技術者に




