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反転の錬金術師  作者: ルケア


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拠点作りが始まる

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 夏もそろそろ終わりを迎えようとしている時。漸くというか、いいニュースが入ってきた。兵士団が死属性の領域の手前に拠点を作ることが決定したらしい。今後はそこで寝泊まりが出来るようになるんだ。冒険者もそこを使わせてもらえるので、大変ありがたい。食料品の輸送部隊とか、そういうのも必要になってくるし、駐屯する兵士の数も考えないといけなくなってくる。まだまだやらないといけないことが沢山あるとは思うが、拠点が出来ることは喜ばしい事だ。今後はその拠点を使って、死属性の領域に行くことが出来る。それに、その拠点を作るという事は、1つの終わりという事でもあるんだ。


「漸く新人のお守りの依頼が終わるぜ。長かったぞ。自由時間が碌に無かったからな。まあ、その分強くなってくれたとは思うが。色々とやらないといけないことは残っているけどな。まだまだ眼水晶のネックレスが足りていないんだろう? 拠点を作っている間にそれを手に入れてこないとな」


「だろうな。まだ200が精々だ。それも売ったが、最高は5000人になるんだろう? まだまだ足りない。どんどんとエビルレディを倒してもらわないといけない。1体から2個しか作れないからな。そろそろ夏が終わる。拠点も何時まで時間がかかるのかは解らないが、木材だけは大量に用意しておけって言われていたからな。樵たちが大量に用意してくれている。……一部は使ったけど、それでも大量にあるんだ。出来るだけ立派な拠点を作って貰いたい所だな」


「この村の力も借りてるからな。まあ、外部からも大量に持ち込むらしいから、木材は足りると思う。足りないのは時間だろうな。拠点を作るのに何時までかかるのかだ。俺たちも使いたいからな。出来れば来年には作り終わってくれると助かるんだが」


「そのくらいはかかるだろうな。半年はかかると思うぞ。冒険者も利用するとなると、そこそこ大きな拠点が必要だ。100人くらいは駐屯できるようにしておくだろうし、今後の事も考えると、200人くらいは寝泊まりが出来るようにしておかないといけないだろう。獣人の冒険者も使うだろうし、俺もレイドで行くときは使いたいからな。というか、この秋にもベルンケラーまで行くけど、それは何とか都合が付くんだよな?」


「ああ、大丈夫だ。秋口に行くんだろう? 暑くはなくなっているだろうし、何とかなるだろう。人員もいつもの面子で良いんだろ? それなら十分に集まれるはずだ。30人くらいでいかないと、どうしても厳しいからな。前は都市の中の探索だったが、今度は鉱山に入るんだろう? 何が待っているのかは知らないが、こっちも準備は出来ている。抜かりはしないさ。そこそこ仕上げてきているからな。お守りだけをしていた訳じゃねえ。俺たちだって連携を磨いて、強くなっているって所を見せてやらねえといけねえな。遊んでたわけじゃないって事を見せてやるだけさ。難しい事はそっちに任せるが、出来ることはこっちでやる。そうじゃないと、拠点を作る意味がなくなるからな。鉱山で採掘が出来ないってなるのに、拠点を作っても意味がねえ」


 その通りだな。ベルンケラーの前で、もう1つ拠点を作る予定なんだ。そこからベルンケラーの内部で戦闘をするのもそうなんだが、鉱山から鉱石を採掘できなければ意味がない。鉱山都市なんだからな。鉱山を使わないって選択肢なんてない。最低でもミスリルは保障されている訳だ。ミスリルが無いのに、鉱山都市とは言わないだろうし。もしかしたら、オリハルコンもあるんじゃないかとは思うが、その辺は掘ってみない事には解らない。見た事もない金属がある可能性も十分にあるんだ。何とか出来るかどうかは、次のレイドで確かめないといけないことだからな。鉱山として機能するのかどうか。まあ、採掘は鶴嘴でするんだけど、鉱石があるかどうかは、ある程度魔法でどうにかなる。……その内、兵士団にも覚えてもらう魔法ではあるんだけどな。アースソナーっていう魔法だけど。まあ、俺のオリジナル魔法になる。師匠にここに行けって言われたから、作った魔法だ。多分役に立ってくれるとは思う。まあ、それで探せるのはミスリルだけなんだけどな。オリハルコンは無理。知らないからアースソナーで反応があっても、どれがオリハルコンなのかは解らないんだ。


 ミスリルはいい。俺の使っている剣が、ホーリーシルバーだからな。ミスリルが含まれている。オリハルコンは運が絡むとは思うぞ。何処まで掘り尽くしてあるのかは知らないが、まだ残っているとは思う。少量なのか、大量なのかは、探してみない事には解らない。ミスリルはあってくれるとは思うぞ。ミスリルでも大概ではあるんだが。価値としては、かなりのものだ。装備一式をミスリルで揃えようとなると、白金貨100枚程度は必要だからな。……ホーリーアイアンはそれ以上に貴重な訳なんだが。聖属性が貴重品だからな。価格はどうしても高くなる。ホーリーシルバーは、品質にも因るから一概には言えないが、白金貨300枚からだ。俺が製錬して作るとなると、白金貨2000枚くらいはすると思う。そのくらいには品質を上げられる。師匠が作れば、白金貨5000枚はするだろうな。俺の武器はそのくらいの価値があるとは思う。


 価値判断をするときは、魔力の通りの良さが肝になってくるんだけど、まあ、そもそもの話だが、この領地はシレバクリームという、金のなる木があるんだから、資金には困っていないとは思うんだけどな。商人からどんな額の税金が入ってきているのかって話である。町は5割の筈だから、半分は税金で取られるんだよな。純利益の半分なのか、取引額の半分なのかは知らない。多分だが、純利益の半分だろう。計算が面倒になってくる訳なんだし。……そこまで多かったら、そもそも検算なんて出来ないけどな。信用するしかない。額が多すぎて、どうなるんだろうなって感じである。税金関係は錬金術師だから知らないんだよな。詳しく知りたいなら村長の所に行くしかないんだけど、何処まで知るべきなのか。それがよく解らない。


「とりあえず、ベルンケラーで採掘はする。皆で鶴嘴を持って掘ることになるとは思う。鉱脈が残っていることは残っているだろうからな。地盤を強化する魔法と、鉱石を探す魔法は兵士団にも教えるつもりだから、そのつもりで居てくれ。まあ、基本的には全員が覚えられれば一番なんだけどな。魔力量の関係があるから、あまり期待は出来ないけど。獣人は魔力量がそこまで多くないしな。多い人が魔法を使えば良いんだし、あんまり気にしても駄目だとは思うが」


「鉱石も欲しいしな。俺たちには必要ないかもしれないが、欲しい奴は欲しいだろうし。……ぶっちゃけ、今の武器と、普通のミスリルの武器なら、どっちの方が強いんだ?」


「純ミスリルと、ホーリーアイアンなら、ホーリーアイアンの方が強いな。死属性に対しての特効があるのはそうなんだが、聖属性以外の魔物に対しても、ホーリーアイアンの方が格上になる。聖属性の敵を相手にするなら、純ミスリルの方が良いけどな。まあ、更に格上にホーリーシルバーがある訳なんだけど。それを作るにしても値段がな。というか、普通の冒険者が持っていいものなのかどうかって所があるんだよな。聖属性の素材をふんだんに使ったミスリルの合金だからな。持っていて良いものなのかどうかが解らない。教会関係者から怒られるか、王都からぐちぐち言われるのかのどちらかだとは思うけどな。俺は持っているが」


「今のままで十分な気がするけどな。鉱山内部にどんな敵が居るのかで変わってくるとは思うが」


「今の装備で十分だとは思うぞ。正直、ホーリーアイアンで倒せない魔物が出てくる可能性は限りなく低い。まあ、格上が出てくることは確定しているんだが、それでもホーリーアイアンが無力だって事にはならないとは思う」


「だよな。流石にそこまで強いのは出てこないだろ。俺は今のままで大丈夫だとは思うんだがな」


 問題ないとは思うな。そもそもホーリーアイアンの時点で、かなりのものだからな。普通は聖属性の錬金鉄で止まるんだから。それを限界まで品質を上げることによって、ホーリーアイアンと呼べるまでの仕上がりになるんだし。その中でも、かなりの純度を誇っているはずだ。そんな簡単に魔物相手に遅れを取るような武器ではないんだよ。格上でも十分に戦えるはずだ。グレーターデーモンもデススカルロードとも戦えているんだし、その上の敵と言っても、まあ、大丈夫の筈だが。候補は幾つかあるが、どれが来ても大丈夫の筈である。まあ、防御力に自信があれば、攻撃を受けることも可能ではある。……基本的に見敵必殺が良いんだけどな。見つかったら一撃で仕留めるくらいが丁度いい。まあ、魔法を使ってくることもあるだろうが、死属性の魔法なら、何とかなるとは思う。その為の聖属性の防具なんだからな。対になっている属性は、攻撃に優位があるが、それを上回る防御力を見せれば良いだけなんだよ。それに、ホーリーアイアンなら、魔法を叩き切れる。魔法型が来ても、何とかなるようにはなっているんだよ。荒業ではあるが。


 とにかく、ベルンケラーで遅れを取るような冒険者にはなっていないはずだ。ある程度は戦えるはずだ。それを遺憾なく発揮してもらいたい。敵は倒すために居るんだ。魔物は資源だからな。基本的には、人が勝てないようにはなっていない。それが神の与えた試練だとか何とか。教会がいうには、だけどな。神は居るんだろうとは思う。俺が転生しているのも知っているんだろうな。まあ、偶然の可能性も捨てきれない所ではあるんだが。何というか、こう言った人為的なミスをと考えると、どうにも解らない所があるんだよな。神様もドジをするんだなって。機械的なシステムだと、そういう事は起きないはずだからな。バグがあるなら別なんだけど。でも、俺の存在が特別なら、バグというよりかはヒューマンエラーに近いかなって思うんだよ。それか、見て楽しむかのどちらかだとは思う。でも、もう少し主人公適正のある奴を転生させるだろ? 物語として見て楽しむのであれば。俺ならそうする。俺みたいな平凡な人を転生させると思うのかって感じだ。日常系の主人公なら、ワンチャンあるか?


「とりあえず、装備も整えてあるし、仮に格上が出てきても何とかなるとは思うぞ。その為のレイドなんだからな。約30人で行動するのは、何とか出来る可能性があるなら、数で何とかしようって話だから。まあ、撤退も視野に入れないといけないが、そもそも身体能力強化魔法を第三段階まで使えるようになっているのであれば、ある程度は予定通りに倒せる筈なんだよ。そこまでの敵が出てこないはずだ。奥に行けば行くほど強くなっていくとは思うが、それでも勝てない敵は出ないとは思う。勝てないってなると、逃げるしか方法は無いんだが」


「勝てないって言うと、どの位だ? 普通の魔物には遅れを取るつもりは無いんだが?」


「そうだな。あり得るとすれば、上位種のドラゴンくらいだとは思うが。下位種のドラゴンくらいなら何とかなるだろう。流石に上位種のドラゴンは俺も知らないけど」


「ドラゴンなあ。居ると思うか?」


「居てもおかしくはない。死属性だと、ドラゴンゾンビかスカルドラゴン程度にはなると思う。……ただ、素材的にはあんまりなんだよな。死属性のドラゴンって」


「……そうなのか? ドラゴンなんだし、価値があるんじゃねえのか?」


「価値がない訳ではない。が、碌に素材として使えないんだよ。竜胆が一番の収穫だな。スカルドラゴンでも竜胆だけは残っているって聞いた事がある。ドラゴンをドラゴン足らしめているのが、その竜胆だからな。ただ、死属性なんだよ。使い道が余りないんだよな。高いのは高いけど。火属性あたりの竜胆ならもの凄い価値があるんだけどな。死属性だとどうしても使い道が限定的過ぎる。研究して使えるようにしたいとは思うが、期待は出来ない。師匠なら高く買い取ってくれるだろうけど、そこまでの素材が必要になるものって、想像が出来ないんだよな。これが聖属性や時属性、空間属性なら話は変わってくるんだけど。まあ、そもそも竜胆なんて市場に出回らないんだけどな。数が出回るとか奇跡でしかない」


「ドラゴンでも使えないものもあるんだな。基本的には全ての素材の最上位って感じだと思っていたんだが」


「最上位なのには間違いない。素材としては一級品だ。問題は死属性の素材で作れるものが少ないってだけなんだよ。価値はあるが、あり過ぎても問題が出てくる」


 恐らくだが、死者の魂魄の代わりに、ホムンクルスに使えるとは思う。が、ホムンクルスはそもそも使い捨てが前提だ。そんな使い捨ての存在に、ドラゴン素材を要求しても良いのかって話になってくるからな。どうせ特攻させるだけなんだから、死者の魂魄で十分なんだよ。そこまでしてコストを跳ね上げる価値は無い。使い捨てにドラゴン素材とか、気軽に使えないじゃないか。


 死属性に関しても、碌に研究が出来ていないのが問題なんだよ。そもそも貴重素材であることには変わりが無いからな。貴重品の中では、比較的手に入れやすいってだけで。そもそも死属性のドラゴンが居るかどうかも解らないんだけどな。一応は、サラマンドラ君もドラゴンの1種ではあるんだけど、下級も下級。最下級のドラゴンだから。精霊の側面の方が強いし。ドラゴンって感じがしないんだよな。そこまで大きい訳でもないからさ。というか、気軽に倒せるのがいけない。そんなに弱い訳でもないんだけどさ。装備を整えないと勝てないくらいには強いんだけど、今の獣人たちにとっては、強い敵では無いからな。やっぱり身体能力強化魔法が使えるのかどうかが大きい。知っていれば、簡単に倒せてしまうんだから。


「まあ、ドラゴンが出てくるとしても勝てるんだろ? それなら良いんじゃないか? 何とかなるなら、何とかなる様にしかならん」


「それはそうなんだけどな。何処までの格上が出てくるのか問題は、常に付きまとうからな。下位のドラゴン程度なら何とかなるさ。上位種のドラゴンが出てきたら、奥に進むのは止めておけば良い。まあ、そこまでしないといけないってなるのであれば、ホーリーシルバーが必要になってくるだろうな。量産できるものでは無いんだけど」


「良いんじゃないか? 撤退すれば。ある程度で勘弁してもらえるだろ。義務みたいな事ではないんだしな」


 それはそうだ。これが義務とか止めてくれって話ではある。危険地帯に行くのが義務って。徴兵制の領でも無いんだからさ。……冒険者制度があるんだから、徴兵制は悪い訳ではないんだけどな。要するに、訓練して冒険者にするんだから。徴兵制が悪いのは、強制的に戦場に行かせるって意味合いが強いんだよな。どちらにしても、戦場に行かなければならないのであれば、徴兵制は有意義ではあるんだよ。盗賊対策にもなるし。訓練を受けたのに、盗賊になるような奴は居ない。そもそも真正の奴らは徴兵から逃げるからな。

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― 新着の感想 ―
『竜胆』……竜の肝なんだけど、花の「りんどう」も同じ漢字だからモヤっとする。
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