盗賊対策
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盗賊団の処理は終わって、オーロンドに手紙を渡した。兵士団に持っていかれて、超速便でクレメンティア子爵家に届けられるらしい。というか、もう届いたらしい。早いな。流石は身体能力強化魔法を極めようとしている集団だ。情報伝達速度は、高い方が良いからな。魔電話はまだ公開していないし、クレメンティア子爵家には渡していない。ホットラインがあってもいい様な気がしないでもないが、魔電話を配り過ぎるのもちょっと怖い。番号さえ知っていれば、誰でも通話が可能になるからな。なりすましも簡単に出来てしまう。何番からかかってきたのかは解るようになっているんだが、それでも配り過ぎるのは面倒だ。仕事で忙しくなりそうだからな。それは勘弁願いたい。研究する時間も欲しいんだ。……まあ、クレメンティア子爵家にはあってもいい様な気がしないでも無いんだけどな。魔電話の作り方は、そこそこ特殊ではあるものの、師匠は再現可能ではあるだろうし、エレミーさんでも再現しようと思えば出来てしまう。そこそこの腕の錬金術師が見れば、解析が出来る様な作りでしかないんだよ。それを広めたいのかって言われると、微妙である。個人的に渡す分には良いとは思うんだが、俺の番号は教えてくれるなとは思う訳で。
まあ、情報の正確さや、早さは、クレメンティア子爵家も重々承知しているとは思われる。元々、テッケルンの獣人社会は、裏ギルドと密接な? 繋がりがあったからな。だから真っ先に潰した訳で。再興も出来ない様に潰し込んだんだ。裏ギルドからは、恨まれているだろうが、恨む人がそもそも存在していない可能性が高い。もう既に消した後って事もあるだろう。そのくらいは用心すると言う事なんだろうな。テッケルンに裏ギルドがあったら、面倒な事になっていたとは思うんだけど。盗賊と裏ギルドが組むと、面倒な事しか起こさないだろうからな。
それに、曲がりなりにも貴族家の名前が出てきたんだ。警戒しておくのも悪くはない。コートリブート伯爵家だよな。何処の領地なのかも解らないんだけど。この感じだと、結構遠いんじゃないかとは思うが。近くなら、もう少し早く動いたんじゃないだろうか。遠くだったからこそ、ある程度の時間がかかったんじゃないか。そう思う訳で。警戒しておくに越したことはないとは思う。普通に考えて、獣人の貴族が全員に受け入れられたとは思わないし、貴族女性を敵に回してでも排除したいって思う家があってもおかしくないからな。直接狙うのは、絶対に警戒しているだろうから良いとしてもだ。こうやって混乱を起こすことくらいはやってくる可能性はある訳で。そして、シレバクリームの流通を滞らせて、やはり獣人では貴族に相応しくないと言う事で、処分しようって考えてもおかしくはないんだよな。裏で好き勝手に動かれると言う事は、そう言う事でもあるんだし。
かといって、裏ギルドを自分で作るというのは違うだろう。裏ギルドなんて無い方が良いんだし。作られたら、その都度処分するのが良いとは思う。あっても害悪にしかならない。内政をぶん回すのであれば、裏ギルドなんて無い方が得なんだ。闇に資金が流れていかないだけでも、内政的には効果があるからな。資金が裏に潜り込んでしまうと、出てこなくなるし、資金がそこで止まってしまう。いや、裏では動くんだけど、表では無かった金になってしまうからな。真っ当に生きている人にとっては必要ないギルドではある。
まあ、潔癖過ぎるのもよろしくないとは言うんだけど、内政に関しては、裏ギルドなんて無い方が良いからな。表だけで勝負すれば良いだけの話だ。というか、表に似たような機関を作れば良いだけの話である。それで良いんだよ。領主の管轄に、情報機関や特殊部隊を作れば良いだけなんだよ。そこまで難しい話では無いんだよな。暗殺者だって、ちゃんと育てて使えば良いだけの話である。裏ギルドを使って暗殺すると、面倒ごとも抱え込むだろうからな。それは避けた方が良い。自前である程度の部隊を作れれば、対策も出来る。裏に頼ることなく、運用できるんだ。何も悪い事はない。
「さて、とりあえず1つの盗賊団を潰したわけなんだけど、まだあるとは思う。基本的には見つけ次第潰す形で良いとは思うんだけど、何かいい案は無いか? ウルフたちには、今後も警備をしてもらうつもりで居るから、村の中は安全だとは思う。問題は村の外だな。どうしたものか」
「別段サンルーグがしなければならないことは無いとは思うが。クレメンティア子爵家が動くだろうからな。詳しい事は聞くつもりはないが、向こうと連携しないといけない訳でもないんだろう?」
「だよね。向こうが何とかするっしょ。こっちで動かないといけないって時もあるかもしれないけど、その時はその時っしょ? 現状は今のままで良いとは思うな」
「そうね。積極的に関りに行く訳でもないでしょうし。不利益が被らない程度で良いとは思うわね」
「まあ、何もすることは無いとは思うけど、一応ね。盗賊団を潰すとしても、こっちから出張っていくことは無いとは思う。けど、何かしら対策が取れないかって思ってね。勿論だけど、俺が直接出向いて何かをするって事は特に考えてはいないんだけど、色々とやった方が良い事もあるだろうからな。出来ることはやっておくと、後で楽になるから。対策を考えないといけないってなってから、考えだすよりは早いからさ」
「そう言う事であるなら、地図が欲しいわねえ。かなり詳細な地図ね。正確で細かい地図があれば、色々と対策も考えられるんじゃないかしら?」
「地図は普通、軍事物資だぞ。出回る訳がない。我らが手に入れられる地図というものは、簡便なものでしかない。道があり、森があり、町や村がある。その程度のものだ。詳細な地図となれば、持っているだけでも処罰されかねんぞ?」
「流石にそこまではないっしょ。サンルーグと獣人の関係は良好だし、処罰まではいかないとは思う。……けど、そもそもクレメンティア子爵家が詳細な地図を持っているのかが問題っしょ? まずはそっちじゃない? 貰うにしても、向こうが持っていないんじゃあ話にならないっしょ?」
「流石に持っていても、出すことはしないだろう。もしも欲しければ、作るしかないのではないか? まあ、作ったら、複製をクレメンティア子爵家にも提出しなければならないだろうが。詳細な地図は入手したら、貴族に渡しておいた方が良い。それくらいのものになるぞ?」
「個人的には、あたいが作るのが一番だと思うのよねえ。あたいのユニークスキルは散歩。散歩の中には、歩測やその他色々なものが含まれているわ。詳細な地図を起こすことは可能なのよねえ」
なるほどな。ユニークスキルの散歩には、そういう効果もあるのか。……伊能忠敬と同じことをするっていうのか? 歩いて地図を作る。途方もない時間がかかる気がするんだが。幾らクレメンティア子爵家の領地が、そこまで広くないとしてもだ。それに、盗賊が出てきている最中だぞ? レーデンベッテを1人で歩かせるのには抵抗がある。護衛を付けるのは当然としても、そこそこの時間がかかるとは思う。……下手をすれば年単位でかかる事だ。それをやろうというのか?
「ベッテ、下手をすれば年単位でかかるが、それでも良いのか? 今は盗賊が出て来ていて危ない時期だが」
「クレメンティア子爵家の領地であれば、冬までには終わるわよ。それに、護衛もちゃんと連れて行くわ。レジエナとウェーネとクラークを貸して頂戴な。そうしたら、領地を隈なく歩いてくるわ。クラークの斥候のユニークスキルも役に立つし、レジエナの天眼のユニークスキルも役に立つの。戦闘に関しては、ウェーネが居れば安心でしょう? ある程度のお金を預けて貰えれば、それで何とか自分で作って来られるわ」
「ん? あたしも行くの?」
「僕も行くんですか?」
「まあ、その3人を連れて行くなら、何とかなるか? 危険ではあるが、早々負けんだろう」
「うむ。安全対策は必須であるが、護衛をちゃんと連れて行くのであれば、我も反対はせん」
「心配ではあるが、まあ、大丈夫だろう。……一応、獣人の奴隷の冒険者からも5人出す。この秋で卒業見込みのパーティーだ。それを1つ連れて行ってくれ。少しだけ卒業が伸びる事になるが、まあ、仕方がない。地図があって困ることは無いしな」
「じゃあ決まりねえ。明日にでもウェーネに説明に行くわ。レジエナとクラークも来てね。色々と話をしましょうね。そうだ。ついでに盗賊も潰してもらいましょうか。地図が正確に出来れば、盗賊のアジトの場所なんかも割り出せるわよ」
「……危険な事には首を突っ込まないで欲しいんだが?」
「えー、でも戦果は必要でしょう? 結果も必要でしょうし。対策も立てやすくなるわよ?」
「そうね。戦力が居るんだから、潰してもらいましょう。無理なら逃げれば良いもの」
「まあ、盗賊くらいは余裕っしょ。レジエナの弓だけで終わるんじゃない?」
「対人戦は初めて。当てるように努力する」
「……まあ、勝てないって判断したら逃げますけどね。偵察は任せてください」
何というか、結果は後でも良かったんだがな。盗賊マップが出来るだけでもかなり有難いんだよな。定期的にその場所を見回るだけで良いんだし。気になるのは、森と林だ。平原には拠点は作らないだろうからな。平原に拠点を作るって事は、余程戦闘に自信があるって事でもあるし。そういうのは兵士に任せれば良いんだよ。こっちが積極的に潰しに行く訳ではないんだから。……まあ、盗賊は基本的に許さない方向で良いんだけどな。狩れるなら狩った方が良いんだし。こっちも欲しい素材が滞るのは止めて欲しい。出来るだけ処理した方が良いものは、処理したいとは思う。……ただ、詳細な地図を作成するのに、盗賊を潰して回るのはどうなんだって思うだけで。
その後の会議も、すんなりと事が運んでいった。当面の間は、レジエナ、クラーク、レーデンベッテは、外泊になる。その為の準備もしないといけないからな。冒険者としての依頼という形で処理するので、先にテッケルンには寄って貰うんだけどな。レーデンベッテから、レジエナのパーティーともう1つの獣人パーティーに指名依頼をする形になる。出来るのであれば、実績にしておいた方が良いからな。こう言う事は強欲に行くべきだ。実績を買われれば、他にも依頼が来るかもしれないしな。レジエナのパーティーには、色々と経験をして欲しいんだよ。
ただ、この秋に予定していた亡者の鉱山都市ベルンケラーの鉱山内部に入る時には、間に合わないって感じだな。これに関しては仕方がない。次回に期待しよう。行くのは決定しているので、何かしらは得て帰ってくる予定では居るんだけどな。とりあえず、ミスリルは欲しい所。オリハルコンもあれば嬉しい。それ以上の金属があれば、……クレメンティア子爵家に献上、だよな。普通に考えて。そこから王家に渡してもらってだな。ベルンケラーの実績として、十分なものにはなるとは思う。……まだ何があるのかが解っていないんだけどな。何時まで潜れるのかも解らないし。一応は、5泊くらいはしたいとは思っているんだが。予定は未定だからな。まだ詰め切れていないとは思うし。もしかしたら、鉱山の中は厳しいかもしれないしな。行ってみない事には解らないので、何ともしようがないんだよ。
夏も中盤戦、真夏って感じだな。これ以上暑くなってもらったら困るんだけどな。暑いのは苦手だ。俺が外に出る訳でもないんだが、熱中症にだけはくれぐれも気を付けて欲しい。ポーションの類で治るものでもないからな。ポーションを飲んでも治らない。熱中症って、別に体が傷ついた訳でもないんだしな。まあ、気分は多少良くなる程度であって、そんなに効果がある訳でもない。ちゃんと冷却帽子を被って、水分も補給しながら、作業を進めて欲しい。……まあ、難しいとは思うけどな。走ってどうこうできるものでも無いだろうし。ひたすら紙に色々と書いて行くだけの作業になるとは思うからな。……ドライアドって、光合成とかするんだろうか。髪の毛も肌の色も緑系統の色なんだよな。もしかしなくても、体に葉緑体があるんじゃないのか? 日光に当たり続けたら、何故か回復するとか無いよな? 詳しい事は解らないからな。顕微鏡なんて無いし。作ろうと思えば作れるだろうが。要するにレンズと鏡があれば大丈夫だろう? 後は色々と小物が必要になるんだろうが、その辺は問題にはならないだろうし。
そんな訳で、都合9人でクレメンティア子爵家の領地調査に向かった。何処まで正確な地図を作ってくるのかは知らないが、何とか生きて帰ってきて欲しい所である。隅々まで歩く関係上、盗賊とは出くわすんだろうし、気を付けてくれよな。積極的に討伐に動くみたいな話をしていたけど、一応、レーデンベッテは戦闘が出来ないからな? 魔法は使えるけど。魔力はたっぷりとあるからな。魔法使いとしては動けるんだよな。……俺も知らない様な大規模魔法が使えるのかどうかは知らないけど。攻撃魔法が使えるのは知っている。ある程度はだけど。全部を知っている訳ではないからな。心配なのは変わりない。
クレメンティア子爵家も動いてくれているとは思うが、どうやって動いているのかは不明だからな。そもそも連携をしている訳ではないので、何処までやっているのかとかは知らない訳で。こっちがある程度勝手に調査をするんだ。目を付けられてもおかしくはないんだよな。まあ、その辺はこっちで回避をしておかないといけないだろうけど。地図は軍事物資。それはそう。正確な地図を持っているだけで危険視されるだろうからな。普通は町と村、道、危ない場所を大体で記せば、それが地図だからな。今回みたいに正確に測量された地図を作ろうだなんて普通は考えないんだけど。まあ、あった方が便利なのは確かだけどな。距離が正確なら、ある程度の事が解ってくるし。地形も正確なら、隠れ潜むことは不可能になるしな。
とりあえず、色々と面倒な事になるかもしれない程度には考えておく必要がある。ある程度の事は何とでもなるとは思うが、地図はやり過ぎな気がしないでもない。民間から軍事物資が出てきたら、警戒しない訳にはいかないもんな。ある程度の関係とは言っても、警戒しないなんてことはあり得ないんだから。それがたとえ恩人だとしてもだ。何を企んでいるのかとか、そう言う事を警戒しない訳にはいかないだろう。……その分だけ迷惑はかけるんだよなあ。本当に申し訳ないとは思っている。けど、正確な地図が欲しいのも本当なんだよな。隠れ潜むに当たって、何処を警戒すれば良いのかが解れば大きいからな。一気にやりやすくなるとは思うぞ。これを機に、隠れ潜める場所を撤去してしまうというのも有りだ。森を潰して村にしてしまう事も出来るだろう。やるかどうかは知らないが。出来ないとは思わないぞ。それだけの木材が手に入ることになるんだから。




