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反転の錬金術師  作者: ルケア


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警備は万全

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 夏が始まったのは良いんだけど、盗賊団も出始めたと言う事が、クレメンティア子爵領に広まっている。自衛をしないといけない。特にこの村に関しては、お金を持っていることもあって、自警団が必要になるレベルだ。まあ、2年後3年後には、クレメンティア子爵家の兵士団が守ってくれるんだろうが、今はどうするのかって話にもなってくる。と言う事で、俺が何とかするしかないって事で、ウルフ系統のソウルカードを使って、防衛戦力を出している。冒険者にも通達はしたし、村人にも通達が出ている。始めは夜だけ巡回していたんだけど、今は昼間も普通に巡回させている。俺の持っているソウルカードは、ツンドラフェンリル*24、フェンリル*65、レッサーフェンリル*72、ボールデンウルフ*68、ネガルドウルフ*64、ダイヤウルフ*88である。このうち、レッサーフェンリル以上のソウルカードは使っていない。余りにも過剰な戦力だし、大きさがな。ボールデンウルフでも、体高は1.5m近くある。十分に大きいんだよ。それ以上は村人が怖がるだろうからな。出していない。ツンドラフェンリルなんて、5mクラスの大きさがある。デカすぎるんだよな。味方としては頼もしいんだけど。


 ただ、出しっぱなしにするから、維持費がもの凄く必要になる。お肉が大量に必要になってくるんだ。別に食べさせなくても良いんだが、食べた方が活発に動いてくれる。なので、肉屋から凄い量の肉を買っている事になる。散財は良い事だ。貯め込んでも無駄だからな。こういう時に使えるっていうのは良い事なんだよ。まあ、肉も大量に貯め込んでいるからな。少しくらいはこっちでも消費しないといけない。テッケルンで加工をしているが、それだけでは消費が出来ないくらいには、魔物の肉が貯め込まれている。肉屋としても、消費してくれる先がある方が、在庫を抱え込まなくても良い事になるからな。お肉はどんどんと消費していく方が良いんだ。どうせ兵士が大量に狩って、肉屋に持ち込むんだから。まあ、500人も狩りをしていたら、そのくらいにもなるよなって量が届けられる。そもそも、数は徐々に増えているので、今は500人以上は居る筈なんだけどな。何人いるのかまでは知らない。ただ、1000人は超えていないはずだ。多分だけど。冒険者とも競合はするし、色々と不都合が起きていたりもするが、今はそれで仕方がないんだ。


 村人も、始めは怖がっていたんだが、まずは子供たちから慣れてしまった。基本的にはもふもふだからな。触りたいお年頃である。村人は襲わない様に言っておいてあるので、もふりに来た子供たちが居るんだよ。……出しっぱなしにする以上、ソウルカードの魔物たちも睡眠は必要である。錬金術店の裏の方で、固まって寝ているんだけど、それをもふりに来ている子供がいる。怖いという感情は無いんだろうな。警戒心を覚えてくれと思う反面、慣れてくれてありがとうって思いもあるんだけどな。大人よりも子供の方がそう言う事に慣れるのが早い。……適度に遊んでもらっているんだよな。背中に載せて歩いて貰ったり、一緒にお昼寝をしたりしてな。水属性の魔物だから、近くに居ると涼しいんだよな。夏場にはいい。涼を取っているような状態になるからな。


 まあ、大人も暫くしたら慣れてきた。それはそうだ。結局、自分たちを守ってくれているんだからな。嫌っていても仕方がないと思い始めたんだろう。嫌うよりも、受け入れた方が自分たちも作業がしやすいだろうし。そもそも見ても襲い掛かってこないんだから、必要以上に怖がる必要がないって解って貰えたのが良いとは思う。


 一番慣れなかったのは冒険者だな。討伐対象だからな。最初の頃は偶にあったぞ。倒されるって事が。基本的には倒してもらっても問題ない。死体は消えるだけだし。ソウルカードに戻ってくるだけだからな。というか、勝てるって事の方が重要なんだよな。反撃はしないにしても、逃げる様には言ってある。襲って殺すのは、盗賊だけだ。この村にいる冒険者を殺すことはしない様に言い含めてある。襲われたら逃げるように指示をしているんだけど、逃げられないくらいの強さの冒険者が居るって事なんだよな。そういう冒険者が居るというのは、心強い事でもある。というか、負ける様な冒険者が何人いても無意味なんだよな。盗賊相手には良いのかもしれないが、狩りの効率的に考えて、ボールデンウルフの群れを倒せない様な冒険者が居て貰っても困るんだよ。東の森の沼地での狩りも出来ない様な冒険者が何人いても、戦力にはならないんだからな。


 そんな訳で、ボールデンウルフの群れは受け入れられた。基本的には、ボールデンウルフ1、ネガルドウルフ2、ダイヤウルフ3で群れを構成している。10個の群れが、常に監視体制を敷いている。基本的には南側を見張っていることになるな。麦畑がかなりの広範囲に渡って作られているから、見張る範囲がもの凄く広いんだけど。農民がその位まで出かけているって事だからな。農民は作れるところには、麦畑を作るって方針らしい。まあ、種麦が足りなかったので、今年はそこまで広くは作っていないらしいんだけどな。来年はもっと広く作る予定でいるらしい。村人も増えていくし、どんどんと南側に伸びていってもらえると、嬉しい限りなんだけどな。まだまだ南側には伸ばしても良い。平地があるんだから、どんどんと使えばいい。耕運機も作ったんだし、何処まででも耕してくれれば良いんだよ。麦畑は無限にあっても良いものだからな。どんなにあっても足りるってものじゃない。あればあるだけ必要なんだよ。国全体で見て、食料自給率が100%を超えていないといけない訳だ。基本的には、各貴族領で、食料自給率を100%維持できた方が良いんだけど、難しい領地もあるだろうからな。そういう場所は仕方がない。他の産業で儲けるしかない。


 食料自給率は、100%を越えていることが当たり前である。これが50%しかないのであれば、人口が多すぎるって事になる。それか農民が少なすぎるって判断になる。食料自給率は100%を越えていることが当然であり、当たり前の事だ。植民地から入ってくるから問題ないと思っている貴族家があるのだとしたら、認識を改めた方がいいぞ。食料自給率を下げる方法は幾らでもあるが、上げる方法は1つしかない。食料を作ることだ。食料を作らなければ、食料自給率は上がらない。食料は全ての基礎であり、国の基礎でもあるんだ。貴族領単位で、食料自給率を100%にした方が良いとは思っている。そうじゃないと餓死者が絶えず出てくることになるからな。食料が足りていないと、何も出来なくなってしまう。それだけ食料を作ることは必要なんだよ。足りないなんてあってはいけない。お金がどれだけあろうとも、食料が足りないのでは意味がない。食料はあり過ぎて困ることは無いんだ。だから、作り過ぎるくらいに作れば良いんだよ。


 食料しか作れない領地もあるだろう。そういう場所は、ある意味仕方がない。それ以外の資源がないと言う事だからな。資源は無い所には無い。産業的には、色々と考えないといけないことが多いんだけど、そもそも資源がないとなれば、どうする事も出来ない。森も資源だ。木という資源がある。森が無ければ、植林場を作るしかない。だが、植林場を作るのは難しい。基本的に100年計画だからな。人間はそこまで生きられない。だから、100年計画や200年計画の政策を打てない傾向にある。自分の代では成果が出ないからだな。孫の代で初めて成果が現れるものを、実行できるのかっていう問題があるんだ。基本的には難しい。先を見る力が無ければ、そういった政策を打つことは難しいんだよな。まあ、やれよとは思う訳なんだけど。やらないと木材が足りなくなるんだから、そのくらいの計画は立てろと言いたい。人間であっても、100年計画くらいは実行に移してくれ。目先の利益に飛びつくような凡愚を領主にするんじゃないと言いたい。


 長寿種が領主をやれとは言わないが、アドバイザーには必要だとは思うんだよな。長く生きる種族をアドバイザーに置いておけば、経験豊富な人材を抱え込むことになるんだから。問題は、長寿すぎて飽きてくることがあるって事くらいか。適性持ちでないと厳しいのは解り切っていることではある。長生きすぎて飽きてくる。そう言う事もあるとは思うんだよな。特に、変わらない領地だと、飽きるだろう。何かが頻繁に起きる様な領地であれば、飽きずに色々とやれることがあるんだろうが。毎年同じような収穫量で、毎年同じような税収でってなってくると、飽きてくると思うんだよ。そんな事にはなってはいけないんだろうけど、そう言う事になることもあるんだ。気にしても仕方がないとは思うけどな。


 クレメンティア子爵家は、面白い領地だとは思うぞ。色んな事が出来るだろうからな。だから、政治的なアドバイザーを用意して、世襲でも良いから、専門家を置いておく方が良いとは思う。人材は多い方が良いからな。確保するのが一番難しいのが人材なんだ。良い人材というのは、どこからでも声がかかる。だから、金払いの良い所に行ったり、面白いと思う所に行ったりと、選びたい放題なんだよな。クレメンティア子爵家を選んでくれるとは、必ずしも言えない。成功が目に見えているからな。やりがいが無いと言われれば、確かにそうなんだよ。政治を効率よく、きちんと整えるには、クレメンティア子爵家は、資金力もあり過ぎるんだよな。大体が資金力で解決できる。それはやっていて面白いのかって言われると、微妙な所だ。出来ることが多い方が良いとは言うが、自分が成長させたという実感が湧かない可能性があるんだよ。放置してもこの領地ならここまでは発展したんじゃないか。そう思えるような事にしかならない気がするんだよな。自分の思うように政治が出来る可能性は高い。けど、やりがい的なものはあるのかと言われると、微妙だ。理想形をそのまま適応すれば良いだけの話だからな。そこに面白さはあるんだろうか。俺は無いと思うんだよ。無い資金をやりくりしながら大きくしていくから面白いのであって、資金の暴力でどうにでもなるような領地なんて、経営していて面白いのかどうかだな。面白くない可能性も十分にある。感覚的に言えば、イージーモードで遊んでいる感じなんだろう。序盤の厳しいやり取りが無く、淡々と大きくなるだけの領地経営ゲームを遊んでいて楽しいのかって話だな。苦難があるからこそ面白いんじゃないだろうか。俺はそう思うんだけど。


 出来ることが多いと楽しいのか、出来ることが少ない所から育てていくのが楽しいのか。どちらもあると思うんだよな。少ない人材をやりくりする、少ない資源をやりくりする、少ない資金をやりくりする。そういう要素が全くない領地だからな。大きくなることが約束されている。これで大きくできなければ、無能も良い所ではあるからな。ここからどうやって領地経営に失敗すれば良いのか、それが解らない。成功する未来しか見えない。だってそうだろう? 資金力でごり押しが出来るんだから。人材もある程度は揃えられる。教育をしていけば、5年後には立派な人材が出来上がるだろう。資源も亡者の鉱山都市ベルンケラーがあるんだから、申し分ない。魔物だって有益なものが多くいる。これで失敗しろと言う方が難しい。余程の馬鹿じゃないと失敗はしないだろう。それで楽しいのかだな。イージーモードで満足できるのか。それが問題だ。


 ハードモードをクリアする快感が無さすぎるんだよな。どう足掻いてもイージーモードだ。そこに楽しみを見出だせるのか。それが問題だな。俺も出来ることがあれば手伝うが、手伝わなくてもある程度にはなるだろうし。それが楽しいのかって言われると、微妙な所があると思う。まあ、これはゲームではない。現実だ。楽しいとかどうでもいいって可能性もあるんだけど、やりがい的には微妙だなとは思うぞ。もうちょっと難易度が高い方が好みではある。資金力で何でも解決できるような開拓は、面白いとは思わない。だからこそ、難易度を上げるために、植民地の開拓もすれば良いんだけどな。植民地の開拓は、資金が無ければ出来ない。資金があっても、人材も必要になってくるから、そういったモードで遊ぶのであれば、難易度を上げていかないと面白くない。出来ることは増やしていくべきだろうとは思う。そうじゃないと、領地内だけで終わらせるには勿体ないくらいの資金なんだから。わざわざ難しい事にも挑戦していかないと、クレメンティア子爵家の領地を経営するだけなら、ベリーイージーモードだ。いや、チート有りのモードかもしれない。だってそうだろう? 資金は減らないんだから。無制限に増えていく資金を、どうやって枯渇させれば良いんだ? 枯渇しても、俺という銀行があるんだから、そこから資金を借りればいい。無利子無担保で、幾らでも貸してやろう。そのくらいには資金が余っているんだからな。


 さて、今後はどうして行くべきなんだろうか。各村では、既に魔法を教えているらしい。村長の所に、獣人を送り込んで、教育を行わせているらしいからな。今後は強い冒険者も増えてくる。テッケルンでも学校を整備しようとしているらしい。今後は領地の全員が魔法を使えることが前提になる。そうなってくると、もっと難易度が下がるんだよな。それで良いのかって難易度になってしまう。まあ、教育は絶対に必要な事なので、やらざるを得ないんだけどな。教育を疎かにしたまま、領地経営なんて不可能なんだから。……難易度がどんどんと下がっていく。まあ、それは割とあり得ることではあるんだけどな。ハードモードで始めても、ある程度発展してしまうと、難易度が下がってしまう事はよくあることだ。難易度が上がるゲームの方が珍しいだろう。そこまでバランス調整をしてあるゲームの方が珍しい。基本的には序盤だけが辛いってのがゲームだからな。後は流れでお願いしますって事が出来てしまうくらいには、序盤が辛いだけなんだよ。


 まあ、現実に統治をする人にとっては、序盤が辛いとか、そもそもそんな事を考えている余裕も無いかもしれないんだけど。ゲームじゃないんだからな。あくまでもこれは現実である。けど、簡単な領地経営なんて、誰もしたくないと思うんだけど。だって、流れに身を任せれば、上手くいくんだろう? 苦労なんて必要ないんだから。その方が楽でいいのは確かだけど、楽すぎるのも違うんじゃないかと思う訳で。もうちょっと難易度が上がっても良いんじゃないか? そう思うんだけど。別に隣の貴族家と仲が悪い訳でもないんだしさ。上手くやれているんだろう? それなら何の障害も無いじゃないか。もっと障害があった方が楽しいんじゃないかな。やりがいがあるんじゃないかな。そう思えてならない。現実を考えれば、そんな難しい事なんて考えない方が良いんだろうけどな。

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