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反転の錬金術師  作者: ルケア


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盗賊が出た

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「おい、聞いたか? 遂に盗賊が出てきたらしいぞ?」


「遂に来たか。被害は?」


「商人の護衛がちゃんと処理したってよ。ただ、拠点を作っているだろうから、そこの調査を兵士団が行ってる。全員を訓練させる訳にもいかないからな。留守番組が対応しているって話だ」


「しかし、思ったよりも遅かったな。もう少し早く来ると思っていたんだが」


「ん? そうなのか? こっちとしては、まあ、そろそろ来てもおかしくないだろうなって感じではあったんだが。今回襲われたのは人間の商人みたいだが、護衛はしっかりと付けていた。こうなることが解り切っていたからな。盗賊としても、狙いがはっきりしている方が狙いやすいって事もあるんだろう」


 まあ、確かにな。狙いははっきりとしている。サラマンドラの肝油が狙いだろう。それ次第では、たんまりと稼ぐことが出来る。金銭よりも、食べるものを優先した方がいいんじゃないかと思いがちだが、結局は食料を手に入れるのにも町には入るんだ。……盗賊なのに、町に入れるのかっていう事もあるんだけど、それ担当が居るからな。身バレしていない盗賊の買い出し担当が居ると思われる。特にこっち方面には、顔が割れていないだろうからな。まだまだ活動してから時間が経っていないんだし。拠点も早く見つかると良いんだが。


 基本的には、盗賊が出てきたら、領主の兵士団を動かす。これが基本だ。それでも無理なら冒険者に依頼が入るんだけど、普通は兵士団が潰す。その為の兵士団と言っても良いからな。巡回もある程度はしているんだろうが、隣接する森の中とかまでしっかりと見ている訳ではないだろうし。森や林は点在しているからな。……木材の供給を、別の村に依存して、その近辺の森や林を全部処理してしまって、平地にした方がいい様な気がしないでもないんだけどな。未開地には、森が沢山あるんだし、そういう場所を平地にしてしまって、村を作る方が建設的だとは思うんだがな。それを出来る限り進めると、盗賊も隠れる場所がなくなって、居なくなるとは思うんだが。


 その辺はクレメンティア子爵家がどう考えるのかだな。俺が考えることでもないんだ。俺ならそうするってだけの話だからな。木材を入手できる場所を確保しておくことも大切な事ではあるんだが、それなら長期的な場所として、植林場を作るのも悪くはない。管理された土地には、盗賊は住みにくいからな。……好戦的な盗賊が出てきたら、村が潰されるかもしれないが、村を拠点にするって事は、それだけ自分たちが狙われるって事にも繋がる。盗賊もそれは避けるだろうとは思うんだよな。なりふり構わずって奴らも居るかもしれないが。


「被害が出ていないなら問題ないだろう。ここにいる兵士まで出張っていくことは無いとは思うが。ここの兵士を使わないといけないくらいに強い盗賊団が来ているなら別なんだけどな。ここの兵士団はサラマンドラを倒せるようになっているんだろう? それだけの強さがあれば、ある程度の盗賊団であれば、楽勝で勝てるとは思うが。まあ、拠点を見つけるのが面倒だろうけどな」


「被害は出ていないが、盗賊団が結構大きいんじゃないかって見立てがあるらしい。他の場所から移り込んできたんだろうが、中々の規模をしているんじゃないかって言われている。商人も襲われたが、何とか撃退は出来ている。が、それだけだからな。下っ端を少々蹴散らしたからと言って、本体が出てきたら、どうなるって考えている奴らも多いんだ。商人の護衛が増えると、ものの価格にも跳ね返るからな。物価が高くなる可能性があるらしい。それを避けるためにも、兵士団を使って、盗賊狩りをしないといけないんだが、何処までやらないといけないのかって話だ。まあ、クレメンティア子爵家は、全面戦争を仕掛ける勢いで狩るって宣言したらしいが」


「それで正解だぞ。なあなあで済ましても良い問題じゃない。やるなら徹底的にだ。盗賊団が出てこない様に徹底的に潰して回るのが一番だな。被害が出てからでは遅い。一度領地内を調べ上げて、月に1度は掃除をするって感じで動かないと、盗賊が増えて困るとは思う。困るのは商人だけじゃない。テッケルンや他の村だって困る事になる。盗賊は居ない状態にしておかないといけない。居るなんてことにしておいてはいけないんだ。だから、徹底抗戦をするのは良い事だ。盗賊団に好きに動かれたら、領地が混乱するからな」


「そうだろうな。輸送中の商人なんかが襲われても、良い事なんて何も無いからな。特にテッケルンの食料事情が悪くなるのは避けなければならないだろう。今後は兵士団で見回りを強化するんだろうが、何処まで出来るのかだな。勿論だが、依頼があれば俺たちも手伝う。サンルーグには依頼は来ないだろうが、まあ、ポーションとかは準備しておいてくれ」


「それくらいは準備しておくさ。高いものではあるが、必要なものではあるからな。死ななければ治してやる。死なれれば、状態次第ではあるが、何とかする事も可能ではあるが。まあ、生きて帰ってくる方が楽でいい。死んでも死体は持ってこい。何とかする手段はあるからな」


 死んでも白魔術があれば、何とか復活する事は出来る。死体さえちゃんとあれば、だけどな。白魔術の使い手も居ることだし、問題はない。まあ、盗賊相手に負けるんじゃないとは思うが。所詮は盗賊だからな。訓練された人よりも弱いんだ。基本的には魔物と同等のレベルでしかないんだしな。魔物に負ける様であれば、問題である。盗賊団が強くても、魔物と同等までしか育たない。それ以上の強さがあれば、そもそも盗賊にならなくても、食っていけるんだから。冒険者としてな。冒険者として食っていけないから盗賊になり下がるんだ。真正の奴も居るんだろうけど、そういうのは稀だ。基本的に、盗賊というのは、困窮した人々が、生き足掻くためにやっているというのが殆どだ。ある程度の強さがあれば、跳ね返せるはずなんだよ。


 他の領地では、食うに困ることがあるって事なんだろうな。……この領地でも起こり得ることではあるが、税は少なくなったし、前よりは、盗賊が出にくくなっていることは確かである。……こんな状態で盗賊が出る方がおかしい。レイトーン村の状態で、盗賊になろうなんて思う人が出てくる方がおかしいんだ。普通に仕事をして、作物を育てて、それを売る事で生計を立てていけば良いんだからな。何も難しい事はない。……盗賊団が出来るって事は、それだけ重税が課せられているのか、それとも作物が碌に育たない土地なのかだ。村を襲う様な盗賊団が出てこなければ良いけどな。こう言ってはなんだが、村を襲うまで来ると、非常に面倒な事になる。それは避けて欲しい所ではあるんだけどな。村が襲われると、人口が減る可能性がある。この村の人たちは、身体能力強化魔法を使えるから、逃げることは出来るんだろうが。


「村を襲う様な盗賊が出なければ良いんだがな。まあ、村を襲っても、利益なんて出ないってくらいの方が襲われないんだが、この村は、襲って自分たちの物に出来れば、利益が出てしまうからな。それだけ村が発展しているんだし。そのくらいは出来るように発展させてきたからな。盗賊としても、襲う価値がある村なんだよ。レイトーン村は。……そんな事はさせないつもりでは居るが、襲われるなんてこともあるかもしれない。警戒しておくことは良い事だよな」


「まあ、それは当然の事だな。犠牲者は出ないだろうが。村人も身体能力強化魔法を使えるんだろう? それなら逃げることは出来ると思うぞ。それだけの事は出来るとは思う。戦えってのは無理だろうが」


「逃げるだけなら可能だろう。……襲うとしてもこの村になるだろうが。金がある村を襲う方が効率的だからな。村を襲って、食べ物も手に入らない。金も手に入らないってなると、襲う価値がない。襲うだけの価値がある村でないと襲われない。この村なんかは、襲う価値しかないからな。昼間は冒険者が出て行っているんだし、昼間に仕掛けてくるのか、夜寝静まった頃を狙ってくるのかは解らないが。個人的には夜に来てくれた方が助かるんだがな。俺が動けた方が楽に終わる。……ただ、面倒なのが、放火をしてくる場合だな。資産を差し押さえたいんだから、放火まではしないと思いたいが、無いとは言い切れない。村を守るためにも、ある程度の事はやっておかないといけないだろうな」


「ん? 何かいい方法でもあるのか?」


「俺はテイマーでもあるからな。ソウルカードを何枚も持っている。夜にダイヤウルフやネガルドウルフで巡回をさせた方が良さそうだ。魔物だとしても、農民が寝静まった頃なら、普通に出していても良いだろうし、そもそも慣れさせるためにも、昼間から出しておいた方がいいかもしれない」


「あー。そう言えばテイマーだったな。錬金術師のイメージが強すぎて忘れていたが。それなりの数が居るから、ローテーションを組んで、巡回させるだけでも効果があるか。話も村長に通しておけば、何とでもなりそうだな。それくらいは信用されているだろうし。……冒険者は知らないが、農民には、魔物を倒す術が無いんだから、出しておいても死ぬことは無いだろうし」


「そう言う事だな。そもそも魔物が村に出てくるような事態にはならないからな。……基本的には、だが。魔物だからって、怖がってもらう必要はない。巡回させることを考えるか。巡回させるだけの数は用意できているからな。交渉してこよう。村にとっても良い事しかないはずだ。……本来は兵士がやらないといけないことではあるんだけどな」


「まだまだ訓練中だし、数が揃っていないからな。奴隷を集めているが、訓練も無しには使えない。ここにも訓練しに来ている兵士が増えているが、他の所にも増えているはずだ。最大で5000人規模の兵士団を作るつもりだからな。ある程度の事が出来るようにさせないといけねえ。それは俺らでも教えられることだから、教えていくしかないんだけどな。まあ、始めから居る奴らには、もう殆ど教えることなんて無いんだが」


「教えることが無いのは良い事だぞ。これでやっと訓練から開放されるんじゃないか? まあ、訓練から開放されても、死属性の領域の攻略はしてもらわないと困るんだけどな。時間がかかっても良いから、エビルレディを徹底的に潰して欲しい。素材がこっちにも必要だからな。準備はしておかないといけない。準備を怠れば、被害が増えるからな。出来る限りの事はやっておいてくれ」


「勿論そのつもりだ。眼水晶のネックレスは絶対に必要だからな。死属性の領域を攻略しようと思えば、必ず必要になってくる。素材の安定供給をしないといけないんだから、こっちだってある程度の準備はしておかないといけねえ。それに関しては任せておけ。だから、そっちも準備は任せるぞ?」


「ああ、任された。眼水晶のネックレスは大量生産しておかないといけないものだからな。それなりの生産数を確保しておくから、素材の供給だけはしてくれ。素材が無ければ、何も出来ないからな」


 獣人の兵士たちの分は、作らなければならない。交代制でやるつもりなんだろうから、最低でも400から500は必要だ。全員分を用意しようと思えば、5000は必要だ。最終的には、全員分が無いといけないんだろうから、5000は作らないといけない。それだけの素材を集めて貰わないといけない訳なんだ。今から集めても遅くはない。早くも無いんだけどな。そのくらいはしておかないといけないだろう。兵士団が死属性の領域に駐屯できれば、こっちだって助かるんだから。素材は多い方が良いんだ。買い取って、どんどんと金を放出しないといけない。金が無限にあっても困るだけだからな。お金は使ってもらわないといけない。ここに貯め込んであるだけでは駄目なんだ。素材は出来るだけ確保する。お金はなるべく使う。それを心得ないといけないんだよ。


 そんな訳だから、盗賊対策もしないといけなくなった。村が襲われてからでは遅いからな。ウルフ系のソウルカードを沢山持っているんだ。こういう所で使わないと勿体ない。……村を巡回させるつもりだけど、まずは村長に話を持っていかないといけないだろうな。急に魔物が現れたって思われても困る。まあ、襲われないと解れば良いんだけどな。全くの無警戒になられても困るんだが、見たから逃げるって事になっても困ってしまう。……テイマーの魔物を区別する事は出来ない。区別が出来るのは、テイマーだけだ。ソウルカードを持っているものしか、魔物と意思疎通が出来ない。普通はそういうものだからな。


「という訳なんですよ、村長。村が襲われてからでは遅いので、魔物たちに村の警備をお願いしようかなって思っているんです。……多分ですけど、近々襲われますよ。昼に来るのか、夜に来るのかは解らないですけど、盗賊が出始めていますからね。この村は価値があり過ぎる。盗賊には、狙い目にしか見えない。村人が戦えれば良いんでしょうけど、それは無理ですからね。兵士団が代わりに守ってくれるようになるには、もう2年か3年はかかるでしょう。それまでの間は、俺が何とかするつもりなんですよ。魔物を使って、ですけどね。魔物に忌避感があるのは、なんとなくは解りますけど、割と急がないといけないのかなって思う訳です」


「……まあ、村人を襲わないのであれば、問題ないだろう。始めは夜の見回り程度に止めてくれ。村人が魔物に慣れる必要がある。夜に動くことは無いとは思うが、出来るだけ緩やかに慣れされて行かないといけない。まあ、警戒心がなくなっても困る訳なんだが。基本的には魔物は外には出てこない。そういう認識で問題ないんだな?」


「魔物が外に出てくることはまずあり得ないですね。余程、冒険者が居ない場所に限りって感じでしょうか。数が増えすぎたから出てくるって事はあり得ますけど、ここには沢山の冒険者が居ますからね。魔物が外に出てくることはまずあり得ないでしょう。……本当は、外壁なんかで、村を囲えると良いんですけどね。今後の拡張の事も考えると、難しいのは解りますけど。村を大きくしていこうと思えば、外壁の外に家を作ることになりかねないですし、それだけの木材が必要になりますからね……。まあ、現実的とは言えないでしょう」


「外壁を作るなというのは、ボッテンハイム子爵家の名残だがな。今は作っても問題ないはずだ。……作ったとしても、管理をする人が居ないのが問題なんだが。作ったからには管理をしなければならない。それだけの人員が居ないのが問題なのだよ」


 まあ、それはそうだよな。狩場に抜けるための門も必要だし、そこを管理する人材も必要になってくる。村にそんな人材が居るのかって問題は絶対に出てくるからな。そんな人材が居る訳がない。壁を作っても、門の管理が出来なければ、殆ど意味がないんだから。自警団を作るのも難しいからな。基本的には村で自己防衛するのは不可能。兵士団を駐屯させるくらいしか、方法が無いのは確かなんだよな。

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