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反転の錬金術師  作者: ルケア


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冒険者としての活動

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 何とかなると思って居るんだが、それでも安全は見込んでおかないといけない。今の所、死属性の領域で活動出来る冒険者は多くない。当然だが、レジエナたちは、余裕で活動できている。だけど、奥地までは行っていない。活動は出来ても、キャンプが出来ないからだな。やはり泊りで行こうと思うと、それなりの数が必要になってくる。レジエナたちは3人。それでは心許ないというか、無理だ。最低でも10人は欲しい所。だから、軽く狩りには出かけるが、奥地には立ち入らない。帰って来れる範囲で、何とかするだけって感じだな。


「それでもエビルレディを狩ってきてくれるのは、大変に有難い。絶対に多く必要になるからな。無理しない程度にしてくれよ? それが一番の心配だ」


「ん。問題ない。余裕がある状態で戦ってる」


「そうですね。余裕がある状態で戦っている所です。まあ、死属性の領域には、あまり居られないんですけど。出来るだけ火属性の領域は駆け抜けるようにしているんですけどね。1日で帰ってくるなら、このくらいが限度って感じでしょうか」


「十分凄いっしょ。稼ぎは大した事ないかもしれないけど、それ以上に必要なものがあるんでしょ? それを入手してもらってきているんだから、サンルーグも喜んでいるとは思うし」


「そうだな。私は戦闘が出来ないからあれだが、死属性の領域に行くのだって苦労はしているはずだ。もっと誇っても良いとは思う」


「それはそうだな。死属性の領域に行ける冒険者が、今は碌に居ないからな。素材を取ってきてくれるだけでも有難いと思っているよ。錬金術に必ず使うかって言われたら、解らない所はあるが、絶対に作っておいた方が良いものもあるからな。それを常備しておくにしても、死属性の素材は必要不可欠。本当に助かっているよ」


 本心だぞ。再生薬を作ろうと思ったら、聖属性の素材は絶対に必要になってくる。死属性を反転させる以上、死属性の素材も絶対に必要になってくる。まあ、常備薬としては十分な数はあるとは思うが、あるに越したことはないからな。再生薬は幾つあっても足りるものじゃないし。


 今の所、死属性の領域で活動している冒険者パーティーは5つか6つしかない。殆どがサラマンドラで止まっている。実力的には死属性の領域でも活動は出来るんだけど、儲け的には、サラマンドラを狩っている方が儲かるからな。そういう訳でも、死属性の領域まで、わざわざ行こうってパーティーは少ないんだよ。サラマンドラが儲かり過ぎるのがいけないんだ。そこが1つの上がりみたいになっているからな。それで十分に稼げているって冒険者のパーティーが多いんだ。もっと上を目指してもらっても良いんだけどな。冒険者的には、あまり危険度が高くないサラマンドラを、安全に安定して狩れれば、一番金になるんだからな。サラマンドラ1体狩れるだけで、10年分は稼いだと思ってもらっても良いんだし。贅沢に暮らしても、10年は暮らせる。それだけ儲かる魔物であると言う事には、違いないんだから。


 まあ、死属性の領域でも、ベルンケラーまで行けるのであれば、流石にもっと儲かるんだけど、そこまで行くにも、時間がかかるからな。ある程度の強さが必要だし、結局はサラマンドラで止まる方が儲かると思うんだよ。実力以上に儲かるから、サラマンドラよりも上を目指す必要性が無いんだよな。強さを追い求める冒険者なら、行くかもしれないが、生活が第一って考える冒険者なら、サラマンドラを倒していれば、生活に困ることは無いんだから、それでずっと生活していればいいんじゃないかな。俺的には、それで満足して欲しくはないんだけど。


 死属性の安定供給はして欲しい。兵士たちが死属性の領域を漁るのは、もう少し先になるだろうし、時間がかかるとは思う。まあ、兵士が死属性の領域に駐屯してくれるようになれば、安定して素材が入ってくる事にはなるので、将来的には安定した供給網が出来上がるとは思うんだけどな。将来的には、なんだよ。今はそうじゃない。拠点を作るって言っても、それなりの時間がかかるだろうし、安全安心の拠点を作ろうとなると、手間もかかるんだろうしな。流石に家を作るために、職人を奥地に派遣する訳にもいかない。兵士たちが何とかしないといけない訳で。流石に木工を極めた兵士なんて居ないだろうからな。それなりに苦労はすると思うぞ。多分だけど。


「でも、もうちょっと奥に行きたい。魔物が弱すぎる」


「僕たちが強くなりすぎたってのもあるとは思うんですけど、確かに手ごたえが無いんですよね。特にウェーネが退屈そうにしています。大体は一撃で終わりますから」


「あー。まあ、ウェーネに関してはそうなるだろうな。大体の魔物は一撃だろう。寧ろ一撃で終わらない魔物を探す方が難しくなってくる。ベルンケラーまで行けば、空を飛ぶ魔物も居るから、多少は苦戦するんだろうが、それでも無双しそうだな。レジエナやクラークは苦戦するんだろうが、ウェーネは……」


「流石に厳しいだろう。ユニークスキルが戦闘系というのは、そう言う事だ。私も聞いた事しか無いから解らないが、相当なものだとは聞いている」


「そうよね。ウェーネが苦戦するって余程だとは思うわ。それだけSランク冒険者に近いんだろうし。まだAランク冒険者よね? その内Sランク冒険者にはなるんでしょうけど。才能持ちが苦戦する様な魔物って何が居るのかしら? 苦戦しないからこその才能なのでは?」


「うーん。難しいわねえ。苦戦したいって事も解らないではないのよねえ。苦戦しないと言う事は、それだけ作業感が強くなっているって事ですもの。だからと言って、手加減するのも違うとは思うわねえ。そんな事をしても、楽しくは無いでしょうし」


「戦闘に楽しさを求めるなとは言いにくいからな。戦闘が楽しみだという人も一定層いる。それを満足させるには、ある程度の苦戦が必要になる訳だが……」


「そもそもウェーネを苦戦させる方法って無いっしょ? それだけ強いんだしさ。強い人を苦戦させるって、後は何があるのさ?」


「まあ、強い奴を苦戦させるには、無理な連戦をやらせるか、本当に数の暴力で何とかするか、環境的に厳しい場所を指定するのかって事くらいしか無いからな。それら全部をってなると、場所が限られてくるし、この狩場には無いって可能性の方が高くなってくる。無理やり1泊してくるくらいしか方法が無いとは思うんだよな。眠気で集中力が落ちれば、苦戦はするだろう。……1泊では足りないかもしれないが。まあ、でも、下手をすれば命を落とすんだから、そんな方法は取らない方がいい訳で。出来れば、万全の状態でも苦戦する方が良いとは思うんだが……」


 そもそもそこまで強い魔物が居るのかどうかだな。未開地を探索していけば、見つかることは見つかるんだろうとは思う。ドラゴンとかな。そういう魔物を見つければ良いんだ。そうすれば苦戦はするだろう。命の危険も感じるだろう。……それで勝てないとは思わないんだよな。ある程度は何とかなるとは思っている。ドラゴンでも何とかなるとは思うんだよな。俺の感覚としては、だけど。それだけウェーネのポテンシャルが高いと言う事にもなるんだが。


 才能持ちは強い。ユニークスキルに恵まれると、どうしても強くなる。普通にしていても強いんだ。それが身体能力強化魔法を使えるようになっていると言う事も、強さに拍車をかける事になっている。2種類の身体能力強化魔法を使えるからな。強化率は単純に倍以上。2種類を完全に使いこなせれば、異常な強さになることは間違いない。今は何処まで使いこなしているんだろうな。リミットブレイクまで使い込めば、色々とやれることがあるんだが。


「まあ、苦戦はしないでも良いだろう。……今はな。その内ベルンケラーまで遠征に行く事になるから、その時には力を借りよう。レジエナもクラークも用意しておいてくれ。秋には行くから。この春は、獣人の冒険者たちが、まだ依頼を受けている最中だからな。まだ暫くは自由に動けない。本当はこの春にでも、ベルンケラーの鉱山の中の調査をしようと思っていたんだけどな。延期だ。暫くは、鍛練に時間を費やして欲しい。……必要かどうかは解らないけどな。けど、死属性の領域の臭いに慣れておいてくれ。そこで眠れないといけないからな」


「ん。解った」


「解りました。秋となると、ある程度は臭いが抑えられますかね?」


「一番臭いのは夏らしいからな。多少はマシにはなると思う。心配しなくても、最悪は薬で眠って貰うからな」


 薬で眠ると、夜番などが出来なくなるから、出来れば普通に眠れて欲しい所ではあるんだが。獣人たちはよくも眠れたなとは思う。……環境的にどんな場所でも眠れるっていうのであれば、それだけ過酷な生活をしてきたと言う事になるし。不遇時代が長かったんだから、仕方がないとは思うんだけど、そんな理由で、どんな臭いでも眠れるって言うのは、ちょっとな。辛いというか、何というか。


 俺は何とでもなるというか、人間の嗅覚だと、臭いと言ってもちょっとくらいって感じだからな。腐臭がするのはそうなんだけど、それで眠れない程臭いのかって言われると、解らない。俺的にはそんな事を気にするのか? って感じだからな。そんな事は前世でも良くある話だ。刺激臭がする研究なんて普通にあるし、反応次第では、それが当たり前と言う事もあり得るからな。嗅覚は半分くらいはバグっている。臭いものは解るが、臭いと感じても異常とまでは思わない。研究で、アンモニアを扱う事なんて当たり前の事だしな。アンモニア臭なんて嗅ぎ慣れている。……まあ、あんまり慣れるのもどうかとは思うが。


「でも、冒険者として優秀と言う事は、良い事よねえ。人間の冒険者と、獣人の冒険者を比べれば、獣人の冒険者の方が質が良いのはそうなんだろうけど、それ以外の種族で冒険者って、あまり見ないものね。優秀な冒険者として広まっていけば、色んなところから声がかかりそうよね」


「その可能性は十分にあるだろうな。実績も十分となると、貴族が欲しがるかもしれん」


「その可能性は捨てきれないわよね。どうしても優秀な兵士を集めたいって貴族は多くいるでしょうし。長生きするのであれば、優秀な兵士を長く使えると言う事でもあるわ。それこそ、親子何代にも渡ってね」


「あー、確かにその可能性もある訳ね。優秀って事が知られれば、スカウトが来ることも当然と言えば当然っしょ。まあ、蹴るんだろうけど、その辺りはどうする予定?」


「ん-、兵士になる予定は無い。面倒だし」


「僕もありませんね。ウェーネも無いとは思いますよ。面倒だといいそうです」


「そうだろうな。面倒なのには代わりがないだろうし。柵が増えるだけだろう。それを許容するのかどうかは、レジエナたちに任せるが。兵士になりたいのであれば、出来ればクレメンティア子爵家にしておく方が良いとは思うけどな。他の所だと、人間が主体になるだろうし、寿命の関係で面倒な事になるとは思う。まあ、なりたいと思えばって話ではあるんだけどな。なりたくないならそのままでも良いとは思う。無理に兵士に成れとは言わないからな」


 俺は兵士なんて御免だと思う方だからな。面倒なのは御免である。偉くなったらなったで、面倒な事が増えていくんだし、書類仕事も増えてくると思うぞ。隊長格なんて、当たり前のように書類仕事を任されるんだろうからな。そんな面倒な事をして堪るかって思いがある。何が悲しくて書類仕事をしなければならないのか。研究だけさせてくれればいいのに、お役所の偉い人に説明をしなければいけないと、徹夜で資料を作る羽目になるんだ。そんなのは御免である。しかも、理解はしてくれないんだ。研究内容を、どんなに噛み砕いても、理解をしてくれることはない。それなのに、説明をしなければならないなんて、なんて面倒なんだ。そんな事は絶対にやりたくない。もう関係なくなったんだから、絶対にそんな事はしたくない。


 今みたいな研究環境が一番だからな。研究して、成果を出したら、自分で抱え込んでおくか、大勢に知らしめるかの2択を選ぶことが出来る。面倒な手続きをしたくないのであれば、抱え込んでおけば良いんだよ。それくらいは許される。秘匿したいこともあるだろうからな。師匠なんて秘匿技術の塊みたいな人なんだし。どれだけ黙っている情報が多いのか。俺だって師匠の事で、知らないことは沢山あるんだ。秘匿しても良い事は、秘匿しておくべきなんだろう。表に出して、面倒な事になっても困るからな。まあ、色々とあることは認める。認めるが、研究成果を見せびらかす趣味は無いって事なんだよ。面倒な事に巻き込まれるのは御免だしな。


「でも選択肢があると言う事は良い事よね。選べない人も居るんだから」


「それはそうね。寧ろ、大半の人は選べないわ。あたいも選べないし。珍しい種族だと、選べる方が稀だもの。仕方がない事ではあるけど」


「それはまあ、仕方がない。私ですら珍しいと言われるんだが、ドライアドは珍し過ぎる。生き方を選べるかどうかは、半分以上が運だ。運が良ければ選べるし、運が悪ければ選べない。私も含め、ここに集まった人は、まだ運が良い方だ」


「だろうな。生き方はある程度決まってしまっているが、それでも、まだ選択肢がある。その分だけでも良い方だ。面倒な生き方を強要されるのは御免だな」


「でも、それも仕方がないっしょ? ある程度は受け入れないといけない部分でもあるし。そりゃあもうちょっと数が増えてくれば、発言権なんかも増えてくるかもしれないけど、今は無いに等しいっしょ。もうちょっとどうにかなって欲しいなとは思うけど、ここで言っていてもどうしようもないっしょ」


「それはそうよね。珍しい種族だと、発言権がなくなるのが問題ね。長生きするんだから、その分責任も長く持たないといけないのだけど。簡単に信用されても困りものだし。間違ったことをいうかもしれないって事も、ちゃんと解って貰っていないとね」


「それはそうよねえ。でも、もう少し別の生き方があっても良いとは思うわね。あたいだって、ちゃんと生きている訳だし。色々と選べる方が良いわよねえ」


 まあ、珍しい種族ってだけで、色目で見られるからな。エルフですらそうなんだ。フェアリーやドライアドなんて珍しいにも程がある。限度ってものがある。余りにも少なすぎて、どうにかなるんじゃないかって感じだからな。ちゃんと種族として生きていけているのかが不思議なくらいだ。その内居なくなってもおかしくないんじゃないか? 余りにも少なすぎるんだ。下手をすれば、子供同士で子供を設けないといけないことも出てくるんじゃないか? それだと遺伝子的に奇形が産まれやすくなるとか、寿命がどっちの方向に振れるのかが解らなくなるんだけど。エルフはまだ見るから良いけど、本当に見ない種族は見ないしな。どうしているのか、気になる所ではある。でも、調べるって言っても資料が無いからな。

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