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反転の錬金術師  作者: ルケア


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兵士の訓練も順調

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 金にものを言わせて素材を買い集めることに決定した訳なんだけど、これが中々に難しい事が判明した。そもそも何の素材を集めていいのかが解らないので、指示のしようがない。指示が出来ないと、買い集めることも難しい。だから、何でも良いとは言いつつも、見たことがない素材を集める方向で考えている。リストを渡し、そのリストに無いものを買ってもらう。そんな感じになるとは思うんだよな。ここでは手に入らないものを中心に買い漁って貰う事になる。基本的には言い値だ。高くつくのは仕方がない。そうやって大量の素材を集めて貰う事になる。難しいとは思う。けど、商人たちにも頑張って貰わないといけないんだ。金は幾らでも支払うので、何とか素材を集めて欲しい。


 簡単に集まるものでもないので、暫くは様子見だ。遠くから運んでこないといけないものもあるだろうからな。そういうのは待たなければならない。良いものが集まってくれれば良いんだけどな。集まるのかどうかは不明だ。完全に運が絡むからな。特定の素材を集めるのと違って、知らないものは何でもって言う集め方なんだから。運が絡む以上、俺が出来ることは何もない。商人たちに頑張って貰うしか出来ることはない。後は赤字にならない様に買い取ることくらいか。それなりの値段にはなるとは思う。特に国の南側の素材なんかは高くつくだろう。それでも良いんだけどな。値段は高くても買う。素材は幾らあっても良いからな。別に研究で使う以外にも、使い道はあるんだから、素材なんて幾らあっても良いんだよ。沢山あればあるほどに、選択肢が増えるんだから。錬金術とはそういうものでもあるんだよな。


 集めるのにも時間がかかるので、今ある素材で何とかならないかの研究も進めていかないといけない。実は出来ますって事もあり得るからな。ユニークスキルを付与する方向で考えている訳なんだけど、案外今の素材だけで出来てしまう事もあり得るんだ。そういった研究も必要である。素材が無ければ何も出来ないのでは、本当は駄目なんだとは思う。何とかして素材を集めないといけない、という感じでは駄目なんだ。発想の変換が必要になるかもしれないが、今ある素材で何処までの事が出来るのか。それもちゃんと調査しておかないといけないことである。今できることの把握もちゃんとしておかないといけない。そんなに難しい事ではないとは思うが、しっかりとやっておかないと、素材を集めても無意味だからな。類似品を集めても仕方がないと言う事にもなるし。


 まあ、そんな訳だから、研究の方は殆ど進んでいない。急に進むものでもないからな。焦らずに行くしかないとは思う。焦ったところで仕方がないからな。出来ることを出来る範囲でするだけだ。師匠に急かされている訳でもないし、できれば良いな程度の事でしかない。急いで何かをする必要がある訳でもないし、研究はじっくりとしていく方が良いだろう。焦って成果を求めても、良い事は何もないからな。じっくりとやっていくべきだろうとは思う。そんなに焦ってどうするんだって所も大きいからな。反転のユニークスキルを付与するというのは、俺しか出来ない可能性もあるんだが、俺がエルフだと言う事が大きい。寿命がそこまで短くない。人間の様に短い訳ではない。だから、焦る必要も無い訳だ。死ぬまでに何とかすれば良い。そうすれば、師匠が何とかしてくれるとは思う。希望的観測ではあるんだろうが、そうするしかないって事もあるんだ。仕方がないというか、なるようにしかならないんだから、どうしようもないんだよ。


 そんな訳で、色々と考えるのは考えるが、まだまだ先の話だ。暫くは大丈夫というか、暫くは何ともならないというか。出来ることをやっていくしかない訳で。出来ることは、ある程度の研究を進める事くらいしか無い訳で。出来ることで進めていけば良いんだよ。難しく考える必要はない。俺が出来ることをそのままやっていけば良い。


 そんな事よりも、冒険者の事の方が重要になってくる。新しく仕入れた冒険者たちも、住宅の建設で身体能力強化魔法を使える様にして、早速採取をしてもらっている。貴重な素材は特に必要ではない。寧ろ汎用的な素材の方が必要なんだ。ポーションを作るには、それらの素材が必要だからな。貴重過ぎてもいけない。ある程度の汎用性の高い素材じゃないと、品質が良くなりすぎるんだ。ポーションで良いんだから、ある程度の素材でないといけない。ハイポーションになってしまうと、一気に値段が上がってしまうからな。それは避けないと。……まあ、ポーションなんてお守りみたいな感じなんだけどな。ちゃんと重症用のポーションも買って貰わないといけない。フルポーションくらいは持っておかないとな。高いかもしれないが、冒険者なら1つは欲しい所。治療する方法だって知っておいて欲しいくらいではあるんだけど、まあ、最悪はそのままぶっかければ良いだけなんだからな。治療するにしても、ある程度の知識が欲しい所ではあるんだが、そんな事を冒険者に言ってもな。そこまで要求されるのかって事もあるし。


 最近は冒険者と兵士が協力する事を覚えたからな。兵士だって強くなってきている。冒険者も、ある程度の強さがある。ならば、狩場が被るんだけど、協力すれば、そこまで悪い話ではなくなるんだよな。それが解ってきたのであれば、かなり有効だと思うんだよ。


 だってそうだろう? 冒険者が欲しいのは、討伐部位だ。討伐した証明があれば、とりあえずは良いんだよ。そうすれば、冒険者ギルドから金が出るんだから。マジックバッグを持っていない冒険者は、それが一番金になる。マジックバッグを持っていれば、話は変わってくるんだろうが、そこまで強ければ、兵士よりも奥に行けるからな。そこで稼げば良いだけの話。まだ兵士はサラマンドラを倒すので精一杯なんだから。武器も新調してきているので、勝てるようにはなってきているが、まだまだ油断したらやられる程度の実力しかない。


 主力は既にサラマンドラを狙っているらしいが、兵士全体で見れば、まだまだ手前で何とか経験を積むことを目的としている。部隊を分けて、東の森の奥にも行っているらしいが、連携力を高めるには、そっちでの狩りが必要不可欠だからな。いい経験にはなるだろう。高くなった鼻っ柱を折ってくれることを願って。まあ、天狗になるような兵士は必要ないとは思うけどな。実力的には冒険者と同等レベルでしか無いんだから。その程度で天狗になって貰ったら困るんだよ。出来ることを増やしていってもらわないとな。いずれは亡者の鉱山都市ベルンケラーまで行くんだから。そこまで行けて、初めて一人前に認められると思ってもらった方が良いとは思うぞ。ハードルはもの凄く高いが、そのくらいは出来て欲しい。そんな感じだな。


 兵士も強くなってくれることは有難い。兵士が弱いと、舐められるからな。特に盗賊が出やすくなる。そろそろ盗賊が出てきてもおかしくない頃なんだから。稼げている場所には、盗賊が出ることがある。今はもの凄く稼げているから、盗賊も集まってきているはずだ。ここを守る兵士が弱ければ、盗賊に好き勝手される事になる。それでは領地の発展が止まるからな。折角いい感じに領地が発展しようとしているんだから、どんどんと発展させるべきなんだよ。難しくはない。兵士を強くして、巡回を多めにすれば良いだけだからな。場合によっては、冒険者と共闘する事もあるだろう。連携力は必須と言う事でもあるんだよな。楽勝で勝てるくらいで丁度いいとは思う。


「よう。サンルーグが出てるって珍しいな。何かあったのか?」


「いや、特には何もないな。息抜きに店番をしているだけだから。研究も行き詰まっているし、なかなか成果が出ないんだ。焦っても仕方がないから、こうやって息抜きで店番をすることもある。それよりも、そっちはどうなんだ? 兵士の訓練は順調か? 順調ではないなら、梃入れが必要になってくるとは思うが」


「今のところは順調だな。一番強い奴らは、安定してサラマンドラを狩れる様になって来たし、他の連中も、連携を覚えている最中だ。連携が出来ないと死属性の領域で活動するには厳しいからな。それなりの実力が求められるのはそうだが、足を引っ張らないと言う事だけでも教え込まないといけない。中々に大変ではあるが、何とかなるとは思う。そこまで馬鹿な奴らでもないからな」


「サラマンドラを安定して倒せるのは良い事だな。それが部隊全体になってくれば、死属性の領域に、駐屯地を作ることも出来るだろう。それなりの場所が必要だろうし、ある程度の大きさになるんだろうとは思うが、その辺はどうなる予定なんだ?」


「まあ、今の状態だと、夏場にはサラマンドラを倒せるようにはなるとは思うぞ。それくらいには気合が入っているからな。拠点作りは、夏場の終わりから、秋の初めころになるんじゃないかとは思っている。俺たちも、そこまで訓練できれば、冒険者活動に戻っても良い事になっているから、そこからなら色々と出来ると思うぞ。暫くは訓練だ。それが同朋の願いでもある訳だからな」


「訓練でどんどんと強くなってくれる分には問題ない。秋の初め頃を予定していると言う事で良いんだな? それならそれで色々とやり様はあるとは思うが。問題は眼水晶のネックレスを何処まで用意できるのかだ。5000個は欲しいって事なんだろうし、急いで作らないといけないだろう。その素材を集めるには、死属性の領域で活動できないと話にならないし、魅了にかかるようでは問題だ。こっちで幾つかは集めておいてやらないといけないだろう」


「その辺は任せてくれればいい。必要以上に用意はするさ。そうじゃないと味方に被害が出るからな。それでは問題だから、俺たちが集める。まあ、始めは500もあれば十分だろうな。交代で狩場を変えるような事があれば、そいつらの分も必要になるんだろうが、それはもう少し先の話になるとは思う。今はとにかく数を集めるって事でいいんじゃないか?」


「数を集めて貰えるのであれば問題ないな。作るのはこっちでやる。だから、素材の採取は任せる。死属性の領域で活動できる冒険者を集めて、沢山狩ってきてくれ」


「そうする予定だ。なんだかんだで必要なものは揃って来るとは思う。後は、時間の問題だな。どれだけ死属性の領域で活動出来るのかだ。そこが課題になってくる。サラマンドラもいいが、死属性の素材の方が欲しいのは確かだ。王宮からもそう言われているらしい」


「まあ、だろうなとしか。死属性の素材はそれなりに貴重なものではあるし。特に死者の魂魄は欲しいだろうな。軍事的な意味でもだ」


 死者の魂魄はホムンクルスを作るのに必須の素材だ。特定の素材しか駄目と言う事も多くある。それの代表格がホムンクルスだからな。まあ、ホムンクルスを使うくらいなら、獣人の奴隷を使った方が楽ではあるんだが。俺的には、そっちの方が楽だ。だけど、戦争で使うのであれば、ホムンクルスの方が楽なのは仕方がない。命令無視なんてする訳ないんだし。意思が明確にある訳ではないからな。使いやすい駒としては、ホムンクルスに軍配が上がるとは思う。……まあ、奴隷をそうやって戦争の道具にしてしまうと、人口が激減するって言う事も解っているんだろうとは思う。まともな奴隷だけではないって事も解っているとは思うしな。犯罪紛いの奴隷狩りだってある訳で。そんなのを戦争に使い始めたら、一気に人口が減って、不味い事になるんだよ。


 奴隷だから、好き勝手に扱っても良いって訳でもないとは思うんだよ。奴隷にだって意思はあるんだからな。ある程度は意思を尊重しないといけないとは思う。でも、ホムンクルスには意思なんてものは無い。ある様に見えるかもしれないが、無いんだよな。だから命令も出来る。戦争にも使える。奴隷とは違うものなんだ。まあ、一部はホムンクルスにも人権をって言っている人が居るが、そもそも意思なんて無いんだから、人権がどうのこうのというのは、間違っているというか、必要ないというか。そう言う事で食っている人も居るって事なんだよ。


「ホムンクルスがあるおかげで、戦場に送り込まれる奴隷がいないんだ。ホムンクルスの生産が止まれば、本気で奴隷を戦場に送り込むかもしれない。そんな馬鹿な事はしないと信じたいが、馬鹿は必ず出てくる。奴隷を戦場に向かわせたくなければ、ホムンクルスを量産できるような体制を整えた方が良いだろうからな。死属性の領域で活動出来る様になれば、死者の魂魄も集めることが出来るだろうし、獣人奴隷だって、戦場に送られることは無いだろう」


「まあ、普通は奴隷を戦場になんて持っていかないんだけどな。でも、あり得るかもしれないって思っておいた方が良さそうではあるか。何が起きるのかなんて解らないんだからよ」


「そう言う事だな。獣人の奴隷を戦場に送りたくなければ、死者の魂魄を集めた方が良いとは思う。まあ、解体は肉屋に任せればいい。それだけの人数は確保してあるからな。解体屋になっている気もするんだが」


「まあ、いいんじゃねえか? 仕事があるんだから、問題ないだろう。同朋もそれで食っていけるんだから、文句はねえ筈だがな。文句があっても、別の仕事を探さないといけないからな。まあ、農家くらいじゃねえのか? 村でやろうと思うと」


「農家くらいだろうな。そして、農家もそれなりに大変だ。楽な仕事ではないのは確かだな。色々としないといけないことが多くある」


「楽な仕事は無いって事だよな。それが当たり前なんだが。楽に稼げる仕事があれば、全員それをやっているだろうしな」


「違いない。楽して稼げる仕事なんてある訳がない。その事を解っていないのが問題なんだ。楽が出来ると言う事は、それだけ稼げないと言う事でもある。がっつりと稼ぎたいなら、それなりの仕事をしなければならないんだ。難しいとこではない。寧ろ常識的な事だとは思うが」


「だろうな。冒険者だって、命を張っている訳だからな。冒険者が楽な仕事だとはいうつもりはない。他に比べたら楽なのかもしれねえが、それだって戦闘をしなきゃいけねえ。それには向き不向きがあるからな。無理にとは言えねえのも辛い所だ」


 冒険者が楽な仕事に見える人は、余程戦闘に才能がある人だとは思うぞ。羨ましいくらいに冒険者としての素質がある。冒険者という仕事は、常に死ぬことと隣にある職業だ。まあ、奴隷たちには強要させている訳だが、それでも安全対策はかなりのものなんだよ。死なない様に色々と工夫を凝らしている。死んでもらったら困るのは俺だ。だから、最初に冒険者になる覚悟があるものを、奴隷として求めている訳だし。覚悟さえあれば、後は何とかなってくるんだ。死ぬ覚悟もあるって事だからな。死なせるつもりは毛頭ないが。折角買ったんだから、有効的に使ってやるのが良いんだよ。ある程度の危険は織り込み済みなんだから。

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