「ハードボイルドは振り向かない」
※このお話は本編の人物設定とは異なる、まっったくのおふざけ設定となります。
本編のカンザキ少佐はこんな人ではありません!!
すごく下らないネタですがギャグだから、とさらりと流して下さいますよう、どうかお願い申し上げます・・・。
俺の名前は神崎 忍、25歳。階級は少佐だ。
そしてコードネームは MS61SK1。
今日も今日とて、ハードボイルドにきめるぜ。
ある小説家の言葉にある。
「タフじゃなければ生きてはいけない・・・優しくなければ生きる資格がない」
・・果たしてそうだろうか?
俺には疑問だ。
優しいだけの男に魅力を感じるか?
優しさはときとしてその身を傷つける。大切な人をも傷つける。
だから中途半端な優しさなぞ俺はいらない。
いっそ身を切る刃のような冷たさこそが俺の優しさ―――そして愛、さ。
冷たい男と詰るなら詰ればいい、悪い男と謗るなら謗ればいい。
そう、男は甘く危険にハードボイルドに。
それが俺のモットー、俺の生き様だ。
俺の墓標に涙はいらない、たむけの花もいらないさ。
笑って「馬鹿な男がいた」と忘れてくれ。
そんな俺が持つライセンスは「殺してしまうかもしれないライセンス」だ。
え?
やけに長い?
「殺しのライセンス」の間違いじゃないか、だって?
馬鹿を言っちゃあいけない。
これは正真正銘公式な、俺のために発行されたライセンス、さ。
さて、俺の唇に噛みついた、碧い瞳の黒猫ちゃんに会いに行くか。
おしおきの時間はもうすぐだぜ、ベイビー。
俺は、優雅に愛車のアストン・マーティンに乗り込んだ。
弾力のある革張りのクッションに身体が沈みこむ感触を堪能する。
・・・よし、行くか。
俺は優雅にハンドルを切った。
ピッピー。ガシャン!!ガーガー・・・
ピーポーパーポー
「神崎さん!またですか!もう後がないって先日言ったばかりじゃないですか。
これで30日間の運転免許停止ですからね!ちゃんと違反者講習受けて下さいよ?
ちょっと!!聞いてます??」
―――残念ながら「殺してしまうかもしれないライセンス」とはしばしお別れのようだ。
シズリ、残念ながら今日は会いに行けそうにない・・。
君にKissの花束を贈るよ。
Good-Bye Baby!
See You Next Time!
・・・いえ、続きませんから。(汗)
フィクションのお話のさらにフィクションでございます。
あほな話で本当にすみません・・・。
きっとカンザキ少佐もくしゃみをしていることでしょう。
「フィックション!」
・・・嘘です。
おあとがよろしくないようで申し訳ありません・・・。