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519,転生して成り代わったら、いらない子になりました。 S

異世界転生&主人公成り代わり 原作はマハバ的なやつのイメージ 一次創作でやるのたるいのでガチで書くなら二次創作やな 


考えてみれば当然のことだった。

この世界では生まれ変わりというものが認識されていて、本人以外の者からもその人間がどんな前世をもっていたのかわかる方法がある。しかも主人公は前世の描写があり、それが今世に強く影響していた。親友は特に、前世からの親友だという。俺は今世の主人公のポジションで生まれただけで、前世から成り代わっていたわけではない。この世界にとって俺は、主人公ではなくって、本来主人公が生まれるはずだった場所に割り込んだイレギュラーなのだ。そして、本来の主人公の魂が、あの原作にいなかった男なのだろう。



・原作における主要人物は大体全員、神の分霊か精霊の生まれ変わり。役目を果たすために人間として生まれ落ちた。役目を果たすために最適な生まれ育ちをするように運命を調整されている。当人たちだけでなく、その親の親ぐらいの世代から緻密に運命が組み立てられている。運命が定められていても個々には強制力でどうしても逃れられないわけではないが。運命の八割くらい主人公に集中している

・主人公の役目は只人にこなせるものではないので、自分が果たしましょうと名乗りをあげた精霊が人に生まれ変わって課せられた。人として生まれるにあたって、精霊だった時の記憶は持ち込んでいないし、感性は人のものになっているが、魂の秘めた力は精霊のものに他ならない

・転生主が主人公に成り代わったことは割とすぐ神々に気付かれ、精霊の魂が捜索されると共に、転生主に役目が果たせるかの見極めがされた。運命神の評価は、やってやれないことはないかもしれないけど、失敗の可能性が高いんじゃない?精霊は運命から外れたところに、役目を果たさせるには人間視点やや不自然なところに生まれていた。神々は多少不自然でも予定通り精霊に主人公の役目を果たさせる方が確実だと判断した。追加の運命と祝福によって主人公の立ち位置に精霊を導いた

・転生主は原作の知識があって主人公に成り代わったことに気付いた。が、育っていくうちに自分に訪れるはずだった主人公のエピソードが発生していないことに不審感を持つが、周囲に相談するわけにもいかず、一人で悩んでいた。そうしている内に、原作にはいない人間が主人公みたいなことをしていることに気付いた。最初は転生オリ主かと思ったが、原作の主人公の親友がその人間を親友と呼んだことで気付いた。そいつが本来の主人公だと。相談するまでもなく、転生主が本来の主人公ではないことが、神や親友にはわかっていたのだと

・転生主は主人公の受けるはずだった祝福や試練を受けることはない。家族から疎まれはしていない。ただ、果たすべき役目が転生主をすり抜けて本来の主人公に向かう。原作で主人公に向けられる感情も九割くらいあちらに向かう。自分はいてもいなくても問題ないモブなんだと思う。前世から別に特別な人間じゃない凡人だったんだから当然だとも思う。きっと、主人公の役目を課せられても自分じゃこなしきれなかった。この世界に自分の果たすべき役目、居場所がないんだと絶望し始める

・緩やかな絶望の中で、ある日、転生主は強欲魔王と出会う。本来の物語であれば、魔王は主人公の敵、ラスボスみたいなもの。でも、転生主は運命が捻じ曲がった影響で対立関係にもなっていなかった。魔王は強欲なので、転生主のことを欲しいという。転生主はそれを絶望の中で希望の様に感じてしまった。本来であれば主人公兄弟が魔王を打ち滅ぼすこと。魔王が普通に悪人であること。魔王を滅ぼさないと世界が滅ぶこと。原作の知識で全部理解していたけれど。それでも、何者にもなれない自分を欲しいと言ってくれたことが、泣きたいくらいに嬉しかったから

・原作の主人公は役目のため、肉体レベルで特別製だったが、本来の運命とはズレた場所で生まれた精霊の肉体は多少丈夫ではあるが普通の人間の範疇を出ない。神々からの祝福や加護で無理矢理ブーストして必要なスペックに届かせているだけ。だから原作通りの展開にした場合、最終決戦を終えたところで肉体の限界を迎えて死ぬ。原作だとその後長く幸せに暮らしてから死ぬはずだったけど、肉体のスペックが足りてないので。神々的には最終決戦さえ乗り切れば後はどうでもいいのでそれでいいと考えている。死後の労いはするし。

・転生主が自分はいらない子なんだって悩んでこっそり泣いていることに気付いていて、本当は寄り添ってやりたい神もいる。が、神はそう簡単に地上に降りるわけにはいかないし、上級神が役目を離れたところで一人の人間をえこひいきするわけにもいかないし、どう慰めたらいいかわからないし…で見守ることしかできないでいる。せめて神に助けを求めていれば、堂々と救いにいってやれたものを。自分には助けを求める価値もないと思っているのか

・別に転生主は周囲から疎まれたりしているわけではない。前世のこととか知らないメンツは普通にあるがまま好意的だし、神々や親友も悪感情を向けているわけではない。予定外のことになってるじゃんどーしよってなっただけ。精霊も普通の人間と精神は同じだから成り代わられた認識はないし




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