『セレニア王国物語』登場人物一覧
登場人物
リリア(リリー)/18歳/Lilas店員
本と花を愛する本作の主人公。幼い頃から本好きで、両親を亡くした後は城下町にある花と本と喫茶の店「Lilas」で働きながら、一人で暮らしている。働き者で、店では花の手入れから接客、喫茶の仕事まで何でもこなす。いつか自分の店を持ち、好きな人と結婚して穏やかな家庭を築くことが夢。人の表情や言葉を観察するのが好きだが、自分に向けられた好意にはかなり疎い。
ヴァレン/24歳/騎士団長
リリアの幼馴染で、隣家に住む青年。黒髪に青灰色の瞳を持ち、口数が少なく一見無愛想だが、根は優しい。リリアの両親が亡くなってからは、何かと彼女を気にかけている。若くして騎士団長を務める実力者だが、リリアにとっては昔から変わらない「隣の家のヴァレン」。
マダム・エレナ/40代後半/Lilas店主
花と本と喫茶の店「Lilas」を営む女性。栗色の髪をまとめ、いつも袖をまくって働いている。リリアの亡き母とは古くからの友人で、十四歳で一人になったリリアを店員として雇った。情に流されて甘やかすことはないが、働いた分にはきちんと報い、リリアが自分の力で生きていけるよう見守ってきた。名物の「花蜜の焼きチーズケーキ」はリリアの大好物。
コレット/18歳/仕立屋の娘
リリアの友人。赤みのある栗色の髪と、鼻から頬にかけて散ったそばかすが特徴。髪を編み込み、刺繍入りのヘアバンドを合わせるなど、おしゃれが好き。母親が営む仕立屋を手伝っており、裁縫や刺繍も得意。気さくで現実的なしっかり者で、本ばかり読んでいるリリアをよく外へ連れ出している。
ノア/10歳/セレニア王国王太子
先王の死後、次代の王として教育を受けている幼い王太子。さらさらした金髪を持つ、愛らしい容姿の少年。真面目で責任感が強く、亡き父のような立派な王になろうと懸命に政務を学んでいる。一方で、まだ十歳の自分に国を背負えるのかという不安も抱えている。
オルディス/50代前半/王国高官
先王の代から国政に携わってきた、経験豊富な王国高官。灰色の混じった髪を整え、常に穏やかで隙のない振る舞いを崩さない。幼いノアにも丁寧に政務を教えており、王宮内からの信頼も厚い。王国の財政や徴税にも大きな影響力を持っている。
シリウス/48歳/宰相
銀縁眼鏡が特徴の、厳格なセレニア王国宰相。豊富な政治経験を持つ現実主義者で、立場や身分だけで人を評価しない。そのぶん他人を見る目はかなり厳しい。滅多なことでは笑わない。
ダリア/34歳/財務・産業官
ゆるく波打つ長い髪が印象的な華やかな女性。王国の財政と産業を担当する優秀な官吏で、数字には非常に厳しい。さっぱりした性格で、相手が誰であろうと無理なものは無理と言う。かなりの酒豪。
アルタイル/29歳/外交・儀礼官
可愛らしい顔立ちと人懐っこい笑顔を持つ外交官。話術と語学に優れ、誰とでもすぐに打ち解ける社交家。一方で人間観察にも長けており、見た目以上に抜け目がない。女性からよくモテるが、本人の女性関係は少々奔放。
リゲル/38歳/地方行政官
地方行政を担当する穏やかな官吏。地方出身で、王都だけでは分からない各地の暮らしや事情に精通している。聞き上手で温厚なため、リリアにとっても話しやすい人物の一人。
アイリス/52歳/王宮侍従長
眼鏡をかけた厳格な王宮侍従長。礼儀作法にも仕事にも妥協を許さず、若い侍女たちから恐れられている。一方で王宮で働く者たちのことをよく見ており、面倒見はいい。
ヴィオラ/23歳/専属侍女
リリアと年齢の近い若い侍女。明るく素直で表情豊か。少々慌て者なところはあるものの仕事には一生懸命で、次第にリリアにとって気兼ねなく話せる存在になっていく。
ポルックス/58歳/王宮庭師長
少しふっくらした体格の、人のよい庭師長。王宮の庭を長年守ってきた植物の専門家で、いつもどこかに土がついている。女王だろうと宰相だろうと態度があまり変わらない。
セドリック/年齢未定/アステリア王国王子
海の王国アステリアの王子。金髪に青い瞳を持つ、優雅で洗練された青年。王族として高い教養と外交能力を身につけており、常に余裕のある微笑みを浮かべている。少々意地の悪いところも。
ルクス/年齢不詳/謎の白い生き物
リリアの前に姿を現す、不思議な白い生き物。猫と狐を思わせる小さな姿をしており、白い毛の先には淡い桜色が混じる。銀紫色の瞳を持ち、リリアの周囲に現れては、いつの間にか姿を消している。その正体は不明。
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