表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹を庇って死んだ俺、辺境伯令嬢に転生する ~第四王子になった妹を迎えに行きますわ!~  作者: ふぃる汰


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/55

46話 ユンのメイド



「ユンちゃんお帰り~」



「ただいまでございます」



 教会の話をワチャワチャとしながらネピュア家の別邸に入ると、一人のメイドが出迎えてくれる。

オレほどではないが、女性にしてはスラっと背が高くて……あとなんかギャルっぽい。



「紹介するのは初めてでございますね。ユンのメイドのイオンでございます」



「ユンちゃんのメイドのイオンで~す。以後お見知りおきを~」



「シ、シィナお嬢様のメイドのアイラです。よろしくお願いします!」



「アイラちゃんね~よろしく~」



 シュタッ!



「お久しゅうごぜえますイオン殿。ヨルお嬢のメイドのビッツでごぜえます」



「あ、ビッツちゃん久しぶり~」



 五大公爵家のメイド同士ということで交流があるのか、ヨルのメイドのビッツさんとユンちゃんのメイドのイオンさんは知り合いのようだ。



「私はクレーネと申します! 庶民シスターなのでお付きのメイドはいません!」



「クレーネ様よろしくね~」



「ビッツさんもですけど、ユンちゃんのメイドさんも姿を見せないタイプですのね」



 昨日、今日と街でユンちゃんと会った時にイオンさんは同行していなかった。

ヨルのメイドのビッツさんも神出鬼没だけど、もしかして五大公爵家のメイドは表に出ないで見守る忍者スタイルの人が多いのだろうか。

……と思って二人に聞いてみたところ、衝撃の事実が明かされた。



「ユンは外出する時、メイドをつけませんでございます。代わりにお父様が用意したボディガードが遠目からユンを見守っているのでございます」



「ユンに何かしたら即ズドン! だぜ」



「それでは、イオンさんはお屋敷メイドということですの?」



「まあ、そうといえばそうなのでございますけれど……」



「イオンはユンの兄貴なんだよ」



「なるほど、ユンちゃんの兄貴……」



 …………。



「「「ええっ!?」」」



「どうもどうも~。ネピュア公爵家長男のイオン・ネピュアで~す」



 いや五大公爵家のご令息がなにしとんねん。



「って、え!? おおお、お兄様!? お姉様でなく……!?」



「お兄ちゃんですよ~」



「ユンちゃんのご家族というだけでも驚きなのに、お兄様とは……」



「ぜ、全然男の人に見えません! 見た目も声も女の人です!」



 女装男子……いや、このレベルになるともはや男の娘か。

裏声を出しているというわけでもなく、普通に可愛らしいギャルボイスなんだが一体どうなってんだ……?



「イオンお兄様は女装と家事が趣味なのでございます」



「両親に許可貰ってお屋敷の中だけユンちゃんのメイドやってるんだ~。あ、メイド中のあーしのことはネピュア公爵家のイオン様じゃなくてメイドのイオンとして接してくれると嬉しいな~」



「わ、分かりましたの……」



「改めてよろしくお願いします、イオンさん」



「あいあい、みんなよろしくね~」



 ちなみに今はこんな感じのイオン様だが、屋敷の外に出ればネピュア公爵家の令息としてTPOを弁えてキチンと公務をこなすらしい。

まあ、自分の家の中くらいは好きな恰好で好きな事して過ごしたいわな。



「むむむ……イオンさん、私より女の子っぽい……」



「わたくしも、女性として負けた気分ですわ……」



「シィナさん、こうなったら私たちもメイドの格好をして乙女力を鍛えましょう」



「クレーネはシスターやってんだから乙女力は十分だろ。シィナは……」



 …………。



「手から可愛い果物でも出せばいいんじゃねえか?」



「ヨルのアドバイスが雑過ぎますの!」




————  ――――


面白かったら★とリアクションをいただけると執筆の励みになります!


————  ――――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ