表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹を庇って死んだ俺、辺境伯令嬢に転生する ~第四王子になった妹を迎えに行きますわ!~  作者: ふぃる汰


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/53

37話 タオ王子を探そう



「うーん……全然お会いできませんわね、タオ王子」



「そんな簡単にはいきませんよシィナお嬢様」



 本日の王妃選抜試験を終えてアイラと王宮の外に向かいつつ、本来の目的であるタオ第四王子にワンチャン会えないかと思い、とはいえあまりにも堂々と探し回っていると確実に怪しまれるのでこっそり周囲に目を向ける。

王宮内の迎賓館に宿泊すればもうちょっと行動がしやすかったんだけどな……そんなことすっかり忘れてギストレンジ家の別邸にお邪魔してしまった。



「シィナ様は何故そんなにもタオ王子に会いたいのですか? 今までゼテール家のお屋敷で暮らしてきて王子様と会いたいなどとおっしゃったこと全くもってありませんでしたよね」



「べ、別にいいではありませんか。タオ王子のギフトが気になったんですの」



 流石にここで『前世で兄妹だったかもしれないから、それを確かめる為』とかアイラに言えないしなあ……

なんだったら王家の方でタオ王子のギフトお披露目イベントとかやってくれないかな。

そしたら絶対チケ確保して参戦するんだが。



「タオ王子のギフト『フラワー』でしたっけ。そういえば系統的にはお嬢様と同じですね」



「出せるものが花か果実かってところですわね」



 手から任意の花を召喚することのできるギフト『フラワー』。

現在のタオ王子の実力的には1日1輪、根も葉も付いていない状態の花を出せるだけのようだが、成長してギフトをもっと使いこなせるようになれば葉っぱや根っこが付いた状態の花を出すこともできるかもしれない。



「理論上は果物の花だって出せるわけですし、もしかして苗木ごと出したり……そうなったらもう、わたくしの上位互換ですわね」



「シィナお嬢様も、もっとギフトの特訓をがんばれば果物が実ってる木ごと出せるかもしれませんよ」



「それは良いですわね……って、そんなの出したらわたくしの手が潰れちゃいますの」



「ギフトを発動した瞬間に手をパッと引いて、みんなで木が倒れないように押さえましょう」



 なにそのテーブルクロス引きレベル100みたいなの。



「それにしてもいませんわねえ、タオ王子」



「お嬢様、そんな野良ネコ探すみたいに……」



「3才の子供なんてチョロチョロしてどっか行って、野良ネコみたいなものですわ」



「お城の人に聞かれたら不敬罪でギロチンチンですよ」



「唐突にチンチンって言うのやめなさいなアイラ」



「そこで切ったらそうなっちゃうじゃないですか」



 まだ3才だし、王宮の中庭とかでチョロチョロ遊んでるかと思ったが、さすがにいなかったか。

もしタオ王子の中に妹の美柑の意識があるとするならば、あいつが行きそうなところは……



「……アイラ、王都に動物園とかありませんわよね」



「動物園ってなんですか?」



 まあそうだよね、そういう反応になるよね。



「あとは牧場とか、お花畑とか……」



「そういうのがあるのはゼテール領ですよお嬢様」



「灯台下暗しですわねぇ」



 そうだよな、あるとしたらウチの領地なんだよなそういうの。

美柑は動物とか自然が好きだったから王都にそういう施設があれば行ってそうだなーとか思ったんだけど、さすがにゼテール領まで遊びに来たりはしないよな。



「今度、ゼテール領の牧場で牛の乳搾り体験が出来るんで遊びに来ませんかーって招待でも送ろうかしら」



「……この国の、王子様にですか? 牛の乳搾り?」



「さすがにダメですわね」





————  ――――


面白かったら★とリアクションをいただけると執筆の励みになります!


————  ――――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ