644話
各自で守る方がいいな・・・。俺の場合はシールドで守り、白狼と魔術師は氷の盾を作り、騎士は自力で守った。そして再びウォーターランスが作られ放たれた。そのままウォーターウォールにあたり、取り込まれるような形で消えていく。
いつもであれば真っ直ぐ飛んできていた。また真っ直ぐ飛んでくるのだろうか?いや、そんなわけがない。それで当てたいなら、スピード特化で貫通させればいいだけだ。再び、ウォータランスが壁の中に吸い込まれる。元のウォーターウォールの大きさが大きくなっていく。それに内包されている魔力も大きくなる。
こんなところに居てられるか、俺は先に行くぞ。シールドを使い空中を上がっていく。そして、俺の方を目がけて壁に入っていたウォーターランスが飛び出してくる。壁の役割は魔力隠しだな。そこで止まっているのではなく、動かしておりどの方向に向きを変えたのかがわからなくしているのだろう。
向きは大体の形でわかる。だが、その形の判断は魔力探知によるものだ。もし魔力探知にかからないようにするには、もっと範囲の大きいもので包み込めばいい。それか魔力探知にかからないように自身の魔力で周りを埋めればいい。
それをしただけだ。壁としての役割ではないとわかれば対処は簡単だ。また、白狼や騎士に気を遣っているため、飛んでくる魔法は多くても2つだ。白狼や魔術師にその壁に魔法を当てるように命令を出す。もちろん破壊されないために、中に入っているウォーターランスによって破壊されるが、その体積が少しずつ小さくなっていく。
その間に分身体で遠くから上にのぼらせた。そして、俺と入れ替わる。俺の目的は、カースウェポンの乱入だ。上空から真っ直ぐ飛ばし、カースウェポンが空から降ってくる。だが、半球の水でできた壁を出すことで貫通を防ぎ当たらないようにした。
その壁を変形し、棘状にすることでその近くにいたカースウェポンたちも落とす。そんな、カースウェポンが下に落ちるかと思いきや方向転換をし、ケルピーの体を串刺しにした。何本も刺さるがまだ死なず、カギッという金属と当たった音を出した。
どうやら透明な急所があるようだ。それを破壊しなければ終わらないのかもしれない。ケルピーの水でできた体が変形され、一時的な棘の形に変わる。それが降り注ぐカースウェポンを貫き地面に落とし、何度も貫き絶対に殺すことを心がけるようになってしまった。
だが、カースウェポンに気を遣っている間に壁が凍りつき、地面に落ちる。内部からじっくりと凍らされたようで、中に入っていたウォーターランスも目視できるほどだ。
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