622話
オーガに挑むのは、チーフがゴーレムをソロで倒せるようになってからだ。今日は、ゴーレム狩りをするのはではなく、チーフの訓練の日に変わった。木剣は、ゴーレムのドロップを使えばいいだけだ。昨日のドロップは4個だったが、それでも今日の分は十分だといえるぐらいの大きさだった。
いつも通り素振りから始まる。時間を多くとるために、今回の素振りの回数は50回だ。それが振り終わると、ゴブリンとの戦闘だ。昨日は勝つことができたのだから余裕だろう。ドロップは、ゴブリンの腕輪だ。効果は、力+1、知力-2だ。
付けてみたが、なんというか思考能力に煙がかかるみたいな感じだ。判断力の低下や頭の回転速度の低下だろう。戦術とかを立てる時とかにきついな・・・。今はチーフに渡しておけばいいか。
使わないのであれば売却すればいいだけだ。その装備をつけてゴブリンに挑む。何も持っていないゴブリンの首をたたき折ることで殺したようだ。騎士も頷いている。コボルトにいくことになった。
チーフが仲間を召喚した。そのゴブリンは魔法使いだ。2人で戦うのか?そう思っていたがそうではないようだ。ウィンドプロテクトを自身にかけてもらっていただけだ。素早さが上がったことにより、その動体視力も上がることになる。
これでコボルトの攻撃も避けることができるだろう。騎士の方は納得がいっていないようだ。おそらく気力強化の術を身につけてもらいたいのだろう。それは言わないとわからないよ。
気力強化が思いつかなかったから、ウィンドプロテクトを使った感じになるのか。魔力も召喚にしか使えないことから魔力強化も行っていない。ステータスも職業が戦術を立てたり、盾を使っていたりしていたことから知力や防御力といったところに割り振られているようだ。
魔法系の職業を取らせるか、剣術系の職業を取らせるのか迷うな・・・。自分で決めてもらっているが、そろそろ口を出す時が来たのか?火の賢者のレベルも80まで上がっている。今回の双子のイベントのおかげだろう。
賢者のレベルを上げると手に入るのは魔力消費が多い。レベルマックスの恩恵は詠唱を心の中で行うことができるというものだ。いつもは声を出して行わなければならなかった。それが考えるだけで発動できるようになってしまったのだ。
嬉しい限りだ。奇襲もし放題になる。口でいうよりも考える方が早い。魔法の回転速度も上がるな。威力の検証もしておかないとな・・・。
頭で詠唱する方と、口で詠唱する方どちらが威力が高いのかや魔力効率の良さが気になるところだ。俺がそんなことを考えている間、チーフは後ろで座禅を組み気力操作を手に入れようとしていた。騎士からやっとその存在を教えられたようだ。
1時間はこのままだな・・・。適当に料理するか。ということで料理を開始していたが、騎士によって怒られてしまった。指を刺された方を見ると、チーフの口からよだれが垂れており、集中していないことがわかる。
まだ、米を入れただけなのにな・・・。作るのはチャーハンだ。一番の男料理だ。熱したフライパンで微塵切りをした玉ねぎを飴色になるまで炒める。そして、卵を溶きながら塩、胡椒、中華の元を入れ米と混ぜておく。
まだ時間があったのでネギを切って皿の上に乗せておいた。飴色になった玉ねぎに卵が混ざった米を入れ、炒める。そして、ラーメン屋の焼豚も入れ混ぜる。それで、完成だ。
さらに盛り付け、その上にネギをトッピングした。火魔法と水魔法を合わせお湯を作り、カップラーメンに注げば、簡単炒飯セットの完成だ。マジックバッグにフライパンを入れていて正解だったな。
玉ねぎの甘さとラーメン屋の焼豚のあの味の濃さが際立ちおいしいかった。でも少し塩辛いな・・・。食べれるから問題はないな。休憩としてそれを出し、急いで炒飯を食べ進める。その食いっぷりには作った俺も嬉しい気持ちになった。
気力操作をまだ練習しているのだが、終わりそうにないな・・・。妨害したのは悪かったが、後1時間で切り上げかな。2時間もずっとこの場にいることになる。
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