621話
家に帰っていると、ふと大学から1通のメールが来ていることに気がついた。その見出しは、例年度の講義開講についてだ。関係は確実にあるので見ることにした。関係ないことは通知から消すために一瞬だけ表示するだけだ。その内容は、鍛治の授業が閉講するかもしれないとのことだ。
現在金属は全て戦争に回されるようになっている。そのため輸入することが厳しいといったところだろう。需要が高い今、輸出をする値段も高まっている。それに伴い買取価格も上がっている。
必要とする金属を購入するしかない大学では、その金が不足すると予想したのだろう。その大学がとった行動は、寄付を募るものだった。この授業をやめたくなければ、ダンジョンから手に入る金属を寄付しろとのことだ。場所としては解放されているらしく、別に問題はなさそうだな・・・。
取っておいてよかった。生産職に寄付するとか先行投資か、その授業を取ってみたい戦闘職の人だろうな・・・。締め切りは来月の半ばまでとのことだ。最悪の場合生産職として入学してきた人だけ取ることができる授業になるそうだ。
そっちの方が人数は少ないし破産することはないだろうな。寄付かー。今年は生産職の授業をそんなにとるつもりはなかった。場所だけを使い、独学と試行錯誤で行こうかな?と考えていたところだ。
錬金術の専門の授業があったはずだ。確か素材学という名目だったはずだ。その授業は取っておこうと思った。錬金術って金属を入れると不純物とかに分けることができそうだ。あとは、魔物の素材を武器に混ぜ込むことがここでわかりそうな予感がする。
実験あるのみの世界だ。気楽に間違い上等で突っ切っていくしかない。一瞬ゴーレムをずっと狩るかどうか悩んだが特に止める理由もないな。ゴーレム殺しは継続で行う予定だ。
27階層に行きたいという気持ちもある。悩むなー。次の階層はオーガが出てくる。筋肉が発達しており、魔法よりも物理を好む傾向にある。その強靭な肉体は魔法を弾き、武器を使った巧みな一撃は山をも砕くと言われている。
魔法を弾くのが厄介なところだな。ただ、脳筋なあまり絡め手に弱い。白狼の邪眼で麻痺しているところを殺せば簡単に終わるだろう。状態異常が効くことが大前提だ。武器の質が上がるらしいが、その分ドロップ率も下がっているように感じているらしい。
先に行っている人もここで武器を集めているようだ。それほどまでに強力な武器は見てみたいな。ドロップはオーガの心臓が落ちるらしい。使い道は謎らしい。どうせ作れるのはドーピング薬ぐらいだろうな。
力増加で副作用はバーサーカー化と予測しておこう。最後の一撃として使うのはいいが、それ以外は使い道に困るような薬だな。精神安定剤と一緒に入れることでバーサーカーを抑えることはできそうだな。一応持っておこうかな。オーガの心臓を武器に付与できたらなんか強そうだ。
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