611話
ふと思ってしまった。武器の耐久値ってどれくらい減っているのだろう?と。次の日のもダンジョンにやってきた。そしてチーフを召喚し、一旦その剣を回収した。そして鑑定をかけると、耐久値がゴッソリと減っていることに気がつく。
確かドロップをした瞬間鑑定をすると43だったはずだ。だが、今は8だ。壊れる寸前だな。原因はめっちゃ思いつく。最初の打ち合いで、剣を踏みつけた時もそうだ。どちらかというと剣で木を切った時の方が酷いのかもしれない。
気力で剣を補強していなかっただろうな・・・。使い捨てるつもりだったものだ。仕方はない。だが、より多くの剣が必要になってくるな。昨日はほぼ1日やって1本、耐久値が低ければ即破壊される。
・・・必死に集めるしかないな。自己回復してくれる剣が手に入ればいいのに。次の階層に行ってみるか?あそこからゴミ武器でも手に入る。それで練習をするとかどうだろう?次は26階層だ。ここはイレギュラーな階層になっている。
敵として現れるのは1グループなのだ。それは20体のゴブリンだ。ゴブリンの集落との戦闘になる。見回りとして動いているゴブリンに立ち向かう形だ。次に行く階層はその集落の中心にある。
隠密を使えば簡単に次の階層に行くことができるようになる。人数も多い分厄介だと思うかもしれないがそうでもない。指揮官が1体しかいないことにより、命令が追いついていないということだ。
1つ崩壊が起きると全てが崩壊する。集落は藁で出来ているので燃えやすく、混乱に乗じて次の階層に行くのが定番の戦い方だ。もちろんラミアの階層であったように罠もある。それも避ける必要があるところだ。
そして一番の懸念は今は双子のイベントだ。敵の数は40体にもなる。最弱のゴブリンばかりだとしてもその数は脅威だ。数で攻めてもいいが、地の有利は向こうにある。どんな罠が仕掛けられているのかもわからないのに、罠に飛び込むことはしたくない。
20体ぐらいなら余裕だろうけどな・・・。いっそのこと俺も物量で押し切ればいいか?コボルトかオークでゴリ押せば余裕だろう。魔力消費も少ない。
武器だけが優れているのが許せないところだ。いくら多くても武器差で殺される可能性もある。悩ましいな・・・。ドロップもしょぼく、武器が落ちなければ利益にならない。とりあえず、15階層のオークを瞬殺し、矢がドロップした。毒が塗られており、HPが減るタイプの毒らしい。
切り傷にしか使えないタイプのようだ。かけても意味はなく、口の中に入れても消化に負けてしまうようだ。古傷にかけるとその傷が開くという効果もある。トラウマ復活の毒薬だな。
マジックバッグに放り込み、帰り際にチーフにあげよう。行ってみるか・・・。40体のゴブリンに挑んでみる。
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