薬品好きは合格する2
試験二日目。
先日の試験は飽くまで実技。
学問で落ちたら終わりである。
校舎内の一室で、試験を受けている男が一人。
おなじみ、アスクである、、、、。
やばい、、。
どういう意味かって?
簡単なんだよ。
前世では高校生だった自分だ。
簡単に解けてしまう。
一位とかだったら代表挨拶やらせられそうだし、、。
ある程度にしとくか、、。
ネルやルーメは100点とか余裕で取れそうだし、、。
90ぐらいでいいか。
数十分後、、、。
「試験終わり!用紙を集めるのでそのまま待機!」
回収が終わり、外に出る。
「アスクどうだった?」
「ん?まぁまぁかな。」
「私は完璧でしたよ!ふふん!」
「私もかなりできたと自負しております。」
そんな感じで試験会場を離れる。
「アスク殿。」
「「「うわっ!」」」
ルデルアーさんがいた。
「失礼しました。皆様、少しお時間をいただけますか?」
「僕はいいけど、二人は?」
「いいけど、、。」
「大丈夫ですが、、。」
「こちらへ、、。」
ルデルアーさんについていくとかなり大きめな建物に近ずく。
「これって、、、。」
「学園長のお屋敷です。」
「でかいですわね、、。」
「でかいな。」
中に入るとメイドらしき人が待っていた。
「お待ちしておりました。アスク様、ネル様、ルーメ様、ルデルアー様。こちらへ。」
メイドさんについていくと、二階の部屋に通された。
「学園長様をお呼びいたします。数分ほどお待ちくださいませ。」
そう言ってメイドさんは部屋を出た。
「ルデルアーさん。なぜ僕たちを?」
「国王推薦入学って言いましたよ?なぜあなた達三人は試験を受けたんですか?」
「「「あ、、、、」」」
「「「「はぁ〜」」」」
コンコン
「失礼します。学園長様をお連れしました。」
「ルデルアーくん。ひさしぶりだねぇ。」
「君こそ、元気そうで何よりだ。」
「この三人が、推薦入学メンバーか。」
入ってきた学園長は、赤毛が美しい30前半らへんの女の人だった。
「知り合いなんですか?」
「はい。同期です。」
「そういう事。君達は国王推薦入学だったよね。」
「はい。」
「君達は入学する事が決まっているんだが、そこで新入生代表挨拶をしてもらいたいんだが、、」
テンプレきたー!やりたくねぇよそんなもん!
「誰がやる?」
「私は嫌ですわ。」
「僕も嫌だ。」
「「ネ〜ル?」」
「やります、、。」
「決まったね。ちなみに三人には入学してからの三ヶ月後、生徒会に入ってもらうから。」
「なんでですか?」
「国王推薦だから。これ義務。」
「マジデスカ。」
「まじだ。決まったようなので、ネル君?頼むよ?」
「はい、、、。」
「では皆様、ご退出を。」
「ルデルアーさん?」
「私は少し話があるので、」
扉が閉まり、そのまま玄関に向かう。
学園長の屋敷を出て大通りにでる。
「しかし、、。」
「まぁ、、」
「「「デカかったなぁ。」」」
「ネル達は城に住んでんじゃないの?」
「私はそうですけど入学したら寮ですよ。」
「私もそうですわ。貴方は?」
「僕は、騎士寮だと思うよ。」
「遠くありませんか?」
「スキル使えばなんとかなるって。」
そう。王都は広く4つの区域に区分けされている。
北区、南区、東区、西区と言う風に分かれており、
その真ん中王城がある。
学園は、西区にあり騎士寮は、東区の王城近くにある。
なぜ遠いか。王城を迂回し、北区から西区に入らなければいけないためである。
「まぁ、新入生代表挨拶頑張って。」
「押しつけです!ひどいですよ!」
「ですけど、私は皇国の皇女ですし、、。」
「僕は一応元王族だしねぇ。親が。」
「ネルしか適任がいないじゃありませんか?」
「うっ、、、」
「生徒会は楽しみだけどね。」
「口答えしてたじゃないですか。」
「どうして?」
「学園の食堂わかる?」
「わかりますけど、、」
「あれ、生徒会だと割引されるらしい。」
「「なにそれ!?」」
「誰情報!?」
「ルデルアーさん。」
そんな感じに歩いていると、いきなり誰かに引っ張られた。
「ん?」
「どうしたんですか?」
「いや誰かに腕を引っ張られた気がして。」
「気の所為よ。」
「気の所為じゃないみたいだな。」
袖をめくると腕には手の平の形をしたあざがあった。
「なにこれ!」
「幽霊とかやめてくださいよ、、。」
「「怖いの?」」
「、、、、はい、、、」
ルーナめっちゃ震えてる。
なんだったんだろう。
空は暗くなり始めていた。




