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薬品好きは入学早々見つける

「助けて、、助けて、、助けて、、、、、、、、、」

暗い牢屋の中、一人の少女は呟く。

ただひたすら、助けてと、、、、、、、、。



入学式である。正直、面倒で仕方がない。

入学式、卒業式、これらはただの先生や親、一部の生徒の自己満足儀式でしかないと思う。

「眠い、、、。」

席に座りながら教師の挨拶を聞いていく。

入学式は体育館で行われており、

入学生、保護者、在校生順に座っている。

「次は、新入生代表挨拶です。新入生代表、ネル・カネル。」

「はい。」

隣にいたネルが立ち上がり、前にあるステージに進んで行く。

「カネルって、、。」

「あぁ、王女殿下だな。」

「かなりの剣豪らしい。」

まあこの国の王女なんだから有名だわな。

「紹介に預かりました、ネル・カネルです。この度は、、、、、、


3分後、、


新入生代表、ネル・カネル」

フツーのスピーチだった。いやまぁしかし、、。

目線が痛い、、。ネルの隣にいるからかすっごいこっちを見てくる奴が多い。

「ふぅー。」

「そんなため息つくと幸せが逃げますわよ。」

「ハイハイ。」

「緊張したー。」

「お疲れ、」

「お疲れ様です。」

そんな会話をしていると、アナウンスが響いた。

「入学生は、退場してください。」

席を立ち、揃って退場する。

混合部は一クラスだけで、普通部が5クラスある。

かなりの差だが仕方がない。

理由として、未だ魔族を危険視する人間が多いことと、魔族自体の入学数が少ないこともある。

「混合部の生徒はついてこーい。」

一人の教師に呼ばれ混合部の生徒は、二階に向かう。

一番奥の教室に入り、適当に席に着く。

「俺が担任になるグルウストだ。出席とるから、返事しろ。

 アスク。」

一番かよ!名前的に仕方ないが、

「はい。」

「イリナ。」

「はーい。」

この前の獣人の子か。

「カルゲル・カルメス」

「はい。」

「ギール・スケーラ」

「はい。」

「セウネ・サキヒ」

「はい。」

「ネル・カネル」

「はい。」

「バレル・バーガー」

「はい。」

貴族が多いな。

「マリン」

「はい。」

魔族か、。

それも、、

「なんでこんなとこに鬼人がいる!」

イリナが叫ぶ。昔、鬼人と獣人の国の間で、戦争が起きたことがあるらしい。

鬼人自体数が少ないが、つよさで言えば獣人と同じぐらいだ。

戦争は止まったが、お互いギスギスらしい。

「獣人はうるさいわね。知性のかけらもないのかしら?」

「なんだと!角野郎が!」

「やめろ!初日に何やってんだ!」

「先生。静かにしてもらえますか?これは私たちの問題です。」

「うぐ、、。」

あっさり引いちゃう先生。

鑑定王で見てみる。

______________

イリナ

獣人族

12歳

スキル:格闘将

格闘将:身体強化・拳硬化・魔力耐性

______________

マリン

鬼人族

12歳

スキル:魔闘将

魔闘将:身体強化・魔法闘気・物理的攻撃耐性

______________

勝率は半々。互いに相性がいい。

今にもやり始めそうな雰囲気だ。

行くか、、。

「はぁー。やめろおまえら。」

「止めるな!」

「止めないで下さい。」

一歩も引かんか。

先日、イリナが俺を魔族と気づかなかった理由は、人化を使っていたからだ。

人化とは、魔族の特徴を隠すスキルで俺の場合竜族の目、吸血族の牙を隠す。

人化を解く。

「止めような?」

少し威圧を混ぜていう。

「おまえ!わかったよ。やめりゃあいいんだろ。」

「わかりました。」

二人ともが席に着き、出席確認が再開する。

「ルーナ・バジェシ」

「はい。」


5分後、、


「以上27名か、今日は校舎の案内とクラス委員を決める。

 先にクラス委員を決めておきたいんだが、、、」

「先生、具体的な活動内容を教えてもらえませんか?」

カルゲルか、、。

「月一である、報告会への出席。それと、学年行事のまとめ役だな。」

「ありがとうございます。」

「あぁ。あとアスク、ネル、ルーナ、の三人はやれないからな。適当に話し合ってくれ。」

「どうする?」

「俺はやらないぞ。」

「私も、、。」

「カルゲルでいいんじゃね?」

「僕は別にいいけど、、。」

「じゃあ決まり。」

「決まるのが早いな。カルゲルだな。次は校舎の案内だ。ついてこい。」

先生についていき校舎内を歩く。

1階に戻り、歩いているとふと、声が聞こえた。

聞こえた方向を見ると、地下へと続く階段があった。

「先生、あれは?」

「ん?あれか。昔の地下牢があった場所だ。誰も近づかんな。」

近ずく↓近づく

「助けて、、。」

やっぱりか。

「おい。そっちには何も、、」

階段を下りる。魔力王で光の玉を作り地下牢を進む。

そこにいたのは、、、

「助けて、、。」

悪魔族だった。

悪魔族は“一応”魔族に分類される。

悪魔族は数が少なすぎるのだ。

その強さは、吸血族の上位者に匹敵する。

両腕を鎖で繋がれ、ボロ布をまとった目の前の少女はまさしくそれだった。

鑑定王を使う。

_________

名前:なし

悪魔族

12歳

スキル:霊体王・爆発王

霊体王:霊体化・死霊使役・霊刀召喚

爆発王:爆弾生成・爆弾操作・爆発付与

__________

鎖も見ておく。

_____

魔封じの鎖

対象を拘束時の状態で鎖が壊れるまで拘束する

_____

かなり高価なアイテムらしい。

それよりも、、。

「なぜここにいる?」

「助けて、、。」

「会話にならないな。」

頬を少し叩く。

「え?」

「なぜここにいる。」

「わからない。」

おっ、喋れるようになったな。

鎖を溶かして話を聞くことにする。

「え?鎖が、、」

「ついてこい。」

しかし目の前の少女は立ち上がらない。

「どうしたんだ?」

「立てないんです。」

仕方ない。少女を背負い階段を上る。

「すぅー。すぅー。」

寝るのはや!

階段を上るとクラスの連中が騒ぎ出す。

「おいおい。アスク、誰だそれ!?」

「知らないですよ。ただ魔封じの鎖で拘束されていました。保健室はどこですか?」

こういう時は安静にしよう。

回復薬で治せることは治せるが、見られない方がいい。

「こっちだ。」

先生についていくと保健室に着く。

保健室に入り、ベットを出してもらう。

「よっこらせ。」

ベットに寝かせて布団をかける。

「先生。今からやることは他言無用ですよ。」

「お、おう。わかった。」

回復薬を出し少しずつ飲ませる。

「どっから出したんだ、、。」

「当分は安静ですね。それと、、」

「なんだ?」

「彼女は王族の可能性が、、」

「何!?大問題じゃないか!」

「落ち着いてください。彼女は悪魔族です。数が少なすぎる。可能性は低いです。」

「まぁそうだが、、。」

「彼女を僕に任せてもらえませんか?」

「どの流れでそうなる、、。」

「彼女に勝てるのは僕だけでしょう。」

「まぁ悪魔族だからな。それにお前が助けたんだしよしとするわ。」

「と、いうわけで僕はここに残ります。クラスの案内を。」

「わかったよ。」

先生が保健室から出ていく。

「あいつの種族ってなんなんだ?」

そう聞こえたがまあ黙秘だな聞かれたとしても、、。































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