↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The battle of parallel world  作者: 青緑
12人の戦士
PR
11/22

情報

結果からいえば尋問は成功した。

捕虜から情報を引き出し敵の戦力も知ることが出来た。


ただ、問題があるとするなら、


「ほら!まだ全部話してませんよ! だからパンを! 早く!」

「「「えぇ・・・」」」

餌《パン》で釣る作戦が上手く行き過ぎたと言うことだろうか。








「ふぅ、こんなもんですかね。」


お腹いっぱいになったのか、大量のパンを食いつくした捕虜、ウィル モンスはやっと落ち着いたようだ。


「お前、 よくこんなにペラペラと話せたな。」

日高は予想外の事態に驚きを通り越して呆れている。ヴォルク、レリーもポカーンと立ち尽くしている。


「いやいや、聞いてきたのはそっちでしょう?見返りがあるなら話しますよ。 自軍の危機より自分の危機です。」

ウィルは自慢げにそう言った。


「根性腐りきってんな。 右見てみろ。」


日高が言うと彼女は素直にそちらを向く。

右側には物凄く何かを言いたげな目でウィルを見る人物がいた。


「隊長。何ですかその目! 私間違ってないと思うんですけど!」


「お前は本当に・・・ 自由になったら覚悟しておけ。戦士の精神というものを一から叩き込んでやる。」


「げ! 嫌です嫌です! そんなことされるぐらいなら一生捕虜として生きていきます!」


「いいけど飯はやれんぞ。」


「え?」


「もうパンが無いんだと。」


食料担当のレリーが言うには、今の尋問に使いすぎたのに加えて、新しく下北が来たため、パンが後一日分しかないらしい。


「隊長! 一緒に逃げましょう! このままじゃ飢え死にします!」


「一人でやれ。逃げたとしてもお前は助けん。」


その後も捕虜同士の言い争いは続いていく。


それを見た日高は


「・・・戻るか。」


この場から離れることを決意。


「じゃあ後は任せた。」


「あっはい、分かりました。あ、そうだ日高さん。出来ればストラールに戻るように言って貰えませんか?」


「ん。分かった。」


ヴォルクの頼みを了承し、ここから離れようとする。


「っと、そうだ忘れてた。 おーい隊長。」


日高は隊長と呼ばれていた捕虜に声をかける。


「だから何度も言って・・・ 何だいきなり。」


彼女は言い争いを止めこちらを見る。


「最後に質問。 名前は?」


「名前? ああ、言ってなかったな。 だからと言って言うわけないだろう。」


「答えないならもう一人の方に聞くだけだけど。」


「ちっ、ヘネーシング フランデレンだ。気安く呼ぶなよ。」


「了解。じゃあなヘネーシング。」


そういって今度こそこの場を離れる。

後ろから罵声が聞こえるが気のせいだろう。







歩きながら日高は考える。


ウィルによればリエージュの兵士はおよそ600。

それも最前線で何度も戦いをしてきた強者ばかりらしい。


それに対してこちらは12人。人数だけみれば十人中十人が前者が勝つと言うだろう。


だが、こちらには 虎 がいる

負けるなんてあり得ない


必ず村を取り返す。これ以上悲しむ顔を見ないために。


彼はそう強く決意するのだった。

この後 きちんとストラールに見張りに戻るように言ってます。

ブリクスムもついていったのでサボることはないでしょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。