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エピローグ 2 カヤブキ博士
わしゃなにも知らなかった。知っていたことは、タケノコが全人類の希望となることのみ。
気づいた時にはとらわれて、あの忌々しい銀髪の小娘にハメられたことを知った。
警察には知っていることをすべて話したが、サーシャの存在は信じてもらえなかった。
オーロラ号?
そんなもの知るか。
わしにはわしの計画があったのだぞ。
だけど、地球で拘束されたわしにできることは、知っていることを話すだけ。
何度も、何度でもおなじ質問を繰り返される。
その後、宇宙審議会にかけられたものの、答えられるだけの内容はほとんどなかった。
だから言ったのだ。
あんな銀髪の小娘なんかを仲間にするからと……。
だぎ、ちょっと待て。サーシャの前に、似たような顔つきの女がいなかったか?
なぜわしはそのことを忘れていたのだ?
なぜ、優秀なエンジニアが別行動をとっていたことに気づけなかったのだ?
わしの敗北は決定した。
サーシャは宇宙で果てたと聞く。
オーロラ号とそのエンジニアたちのことも。
もう二度と、日の当たる場所に出ることはかなわないだろう。
結局、持ち上げられて突き落とされただけだった。
わしも結構手だれたエンジニアのつもりでいたのだけどな。
そんな話、聞きたくないか……。
終わり




