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新延命装置タケノコ  作者: 空羽 ミライ
エピローグ
46/46

エピローグ 終

 最後の戦いの後、アキラくんの顔つきが変わったことをわたしは知っている。


 わたしたちを守るために、アキラくんは人を殺してしまったのだ。


 わたしにできることは、彼に少しでも癒しをあたえることだけ。


 だから、おかえりなさいとしか言えなかったの。


 わたしは、あなたに人殺しをさせてしまったのだから。


 アキラくんの優しい心を壊してしまわないように、今は地球でおたがいの治療を続けている。


 もしわたしたちが大人になれたら。


 その時は、アキラくんをささえられる人になりたい。


 アキラくんの心を優しく包んであげたい。


 それだけ。


 わたしは、たまたまタケノコに乗ることになったけれど、両親も居ないわたしのことを、施設の人たちはとても優しく接してくれた。


 だけど、ドクターから聞いた話だと、アキラくんはまったく違うようだった。


 だからこそ、彼に心から笑ってもらえる存在になりたい。


 おたがいしかいない命を、おたがいに感じながら。


     おしまい

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