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7ー4

「お騒がせしてすみませんでした。テリーさんのこと、ごめんなさい」


 ドクターにヘルメットを掃除してもらいながら、僕はドクターとナナミさんにあやまった。


「うん。ゆるされたいなら生きるしかないわよ。わかってると思うけど」

「はい」


 それから、とナナミさんに向き直る。


「ハッパかけてくれて、ありがとう。あのままだったら僕、ずっとぐずぐずしてたと思う」

「いいよ。アキラくんを生かすためにテリーさんは。わたしはそう思ってるから。命を無駄にしないで」


 ナナミさんの言葉が胸に染み入る。


「敵のビームサーベル。なにか対策とらないとだよね。バズーカ砲もまだ持ってるかもしれないし」


 ドクターは僕にヘルメットをかぶせながらそう言った。


「もう電気ムチは通用しないかもしれませんからね。相手、強いから」

「防御ではなく攻撃、か。整備班も色々考えてると思うよ」


 それはありがたい。攻撃は最大の防御。


 テリーさんに生かされた命。しっかりとみんなを守らなくちゃ。


 そのためには、攻撃慣れしなくちゃいけない。


 栄養剤で元気を補充した僕は、二人に別れを言うと、プレイルームへ足を向けた。


 案の定、そこにはトラオさんとミヤさんがいた。


「どうした、アキラ?」

「テリーさんのこと、すみませんでした!!」

「わあ〜ってるよ。だからここに来たんだろう?」

「はい」


 ミヤさんにうながされて、シューティングブースに腰をかける。


 二人の目も赤かった。


 シューティングブースで攻撃力を磨きながら、僕はどうすればもっと強くなれるのか考えてみた。


 これまでの僕は、いつも誰かに守ってもらうばかりの人生だった。


 でも今は違う。みんなを守りたい。だから、強くなりたい。


 シューティングに夢中になっている僕へ、ドクターから借りたままだった無線が入った。


『アキラ、今から来れるか? あたらしい武器が完成したんだ』


 あたらしい武器!!


「はい。すぐ行きます」


 僕が答えると、トラオさんとミヤさんも一緒に格納庫に行くことになった。


 ここであたらしい武器をもらえるなんて、願ってもないことだ。


「なぁ、アキラ。そうしたら電気ムチはこの俺に譲ってくれないか? あれなら俺が使いこなせる自信があるんだが」

「かまいませんよ。ただ、サーシャは、彼女にはおなじ手は通用しません」

「わかっているさ。さぁ、お楽しみだ」


 格納庫に着くと、整備士さんたちがざわめいていた。


「おお、アキラ来たか」

「はい。お待たせしました」

「対ビームサーベル用の防具兼武器を開発してみた。早速見てくれ」


 整備士さんに案内されて、僕たちは格納庫の奥へ急いだ。


「騒がしくてごめんな。みんな、この武器ができたことを心からよろこんでいるんだよ」


 そう言って、彼が指し示したものは、普通の盾のように見えた。


「これは?」

「盾だ。ビームサーベルを防ぐ能力がある。だが、それだけじゃない。なんだと思う?」

「……わからないな。教えてくださいっ」

「これはな――」


 整備士さんはごくりとツバを飲み込んだ。早く答えが知りたい。


     つづく

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