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こんにちわ、マリア Je vous salue, Marie  作者: すずめのおやど


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マリアたちの選ぶ途 -Le choix du saint-・10

で。


そのルーン大陸ですけどね。


なんですかこの尼僧服。


ええと、イリヤさんまでもが普段はこれなんですか?


「一応はリュネの戦士服と使い分けてますよ…わし、戦士の長の立場として公の場に出ることがあるんで…」


と、白い尼僧服…に到底見えないものの上着をぴら、とめくるのです。


で、あたしが呆れた理由。


まず、イリヤさんは偉い地位についてます。


そこで、普段は長袖シャツというかシュミーズみたいな肌着の上から、更に外套風のマントっぽい上衣をまとうことがあります。


今がそうですが。


そして尼僧頭巾。


で、色が単色で白か紫が一番に偉い色となるってのはまだいいとしましょう。


問題はその、外套の下の上着。


しんわがたぜしか服、と形容することを強要されました。


つまり乳のところが半月形に穴になってまして、おっぱいの下半分が丸見えです。


そして、でかちちだと絶対に乳首がこんにちわすると思うのですが、白い縦紐で辛うじて乳を押さえている状態。


更に、このぴっちぴちの上着はへそ上までです。


へそ下からは白い…まるでモンゴル相撲の力士さんとか、あるいは博多祇園山笠の参加少女の姿をもっと過激にしたようなふんどし状のTバックなのです。


更に、編み上げの白エナメルまたは白革のハーフブーツ。


はぁ。


で、あたし…聖院のマリアリーゼが呆れている理由。


同じものに着替えさせられたからです。


更には、ベラちゃんまでもが。


いえ、ベラちゃんとあたしは、イリヤさんのものより微妙に、微妙に金糸の刺繍装飾が増やされた物件です。


しかし、尼僧なのか蒙古相撲なのかよくわからんこの姿が、痴女皇国世界の永場王国他で公式宗教とされた魔尼(まに)慈母宗または罰姦(ばちかん)聖母教会魔尼(まに)派の正式服装らしいのです。


どうも、砂漠地帯やステップ気候での活動を重視したらしいのですけど、この制服で白色は痴女皇国皇族や罰姦教皇庁の頂点に許された色で、その下の紫色が大体において魔尼派のえらいさんの頂点の色らしいのです。


そして、布地の地の色もさりながら、位が下がるほどに極彩色に近づくのが魔尼派の特徴であり、俗民は淫化の民族服のように色とりどりのものを着るという決まりも聞かされています。


白>紫>肌色>青または赤>黒


それと、絶対に守られているのが、アンダーウェア、つまりレスリングパンツ風Tバックの色。


本来は女が赤、偽女種含む男が青。


そして純白の衣装であっても…例えばクリス父さん用だとしても、アクセントカラーとして青色がどこかに入るのです。


で。


このパンツ、とんでもなくぴっちぴちです。


服装の基本は、痴女皇国の制服はもちろん、聖院の制服と比較しても肌色の露出が少なめという印象なのです。


ですが、パンツと…そして上着はピチッと体にジャストフィットしてしまうのです。


着た感触としてはあまり締め付け感はありませんけど、第三者視点から観察するとセパレートのウェットスーツやモンゴルのレスリングスタイルか、はたまたサイクルパンツと上衣のごとし。


そしてパンツたるや、裏張りはあるんですけどないが如き、うすうすピチピチ仕様。


つまり、偽女種はもちろん、痴女種であってもアレを格納収納していない場合、その形状がくっきりはっきりと外からわかってしまうのですっ。


なんやねん、この仕様。


「まぁ、気になさるとは思ってましたけど…ともかく、魔尼派の決まりとして、例え罰姦やボロブドゥールのえらいお方であろうと、魔尼派の布教地域に来たらこれ、と決まっておるそうでして…」


ええ、イリヤさんが気まずそうに、ベラちゃんの方をちら、と見るのです。


そして、痴女皇国の世界のアグネスおばさまやクリス父さんの方もちらちらと見るのです。


「聖院ねーさん。この服を魔尼派の支配地で着なくていいのは痴女皇国だとアレーゼおばさまとマイレーネさん、そしてたのきちと、うちの方の黒ねーさんくらいなのです…」


ええとね、ベラちゃん。


まず、前の二人が免除されてる理由はわかるから除外しましょう。そして田野瀬さんにはこの服が拷問だというのもわかりますから、慈悲の心であたしはくだくだしく言わないようにします。


しかし、黒マリが除外されてんなら、あたしも除外させてくれてもええんちゃうん。


あたしゃそう、思いますよ。


まぁともかく、とにもかくにも学園都市の市庁舎という建物に案内された私は、痴女皇国側の幹部たちとの打ち合わせに入るのです。


んでまぁ、ここに来た理由。


痴女皇国側のNBで行っている移民受け入れ準備策の説明を聞くのと、こっちの方針を連絡に来るためです。


ありていに申し上げますと、ベラちゃんがこのルーン大陸に来てる時点で、既に移転は開始されているそうです。


ただ、痴女皇国にしても一気にすっぱんとやるのではなく、徐々に徐々に、居住予定地の環境を整えながら。


そして…NBにおける当初の受け入れ声明の公式発表は、痴女皇国側のジーナかーさんがNBの首相に選出された後に行うそうです…。


「つまりやな、こんな発表はいくら痴女種が主権を握りつつある今のNBでも、首相交代前にやったら自由労働党の下院議席数を大きく減らしかねんわけよ。そして、うちが首相任期中に諸々を進めて行く中で反対派の声が大きいようなら1期任期を満了するか、解散総選挙。んで、今死んだことになっとるワーズワースの爺さんが復活ゆう筋書きやな…」

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