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こんにちわ、マリア Je vous salue, Marie  作者: すずめのおやど


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マリアたちの選ぶ途 -Le choix du saint-・5

(これこれマリアリーゼに通称サン=ジェルマン…インマヌエルがなんで他の種族に喧嘩を売らないのかもうちょっと考えてみなさいよ…私たち運命選定種は他の種族の運命を定める立場でもあるのよ…担当は違うけどね、運命選定種全体としてみたらさ、私たちはあんたら人類だけの専従担当じゃないのよ?)


ええと、スクルドさんも、()()です。


しかも、激おこ。


運命選定種といわれている特殊な神様のお一方であるスクルドさんは、生物の運命を司る存在です。


そして、特に人類やそれ以上の知的生命体の生涯を決めれば決めるほどに栄養に該当する利得を得られるお方なのです。


ですので、聖院女官種はまだしも痴女種なんてものを生み出したり、特に黒マリが痴女皇国でやらかした諸々は利益もありますが、弊害もあまたという事で、スクルドさんと…そして三柱一組でワンセットになっている他のお二方には私たちはあまり快く思われていません。


その最たる端的な一例を挙げますと、スクルドさんが「ベラちゃん被害者友の会」という痴女皇国女官の労働組合のような団体の会員であるのは申し上げておきましょう。


(実はマリアリーゼよりマリアヴェッラの方が好き放題しやすいし、されると困るのよね…マリアリーゼ…特に聖院のあなたはまだこちらの事も視野に入れて収拾つけてくれるからいいんだけど…)


つまりですね。


私たちに敵対する存在であろうがなかろうが、私たちに対する災いの芽を将来に渡って摘んでおこうとか思ってMIDI06を起動したとしましょうか。


ちなみに最低2名以上の、あらかじめ登録された聖院関係者の起動承認がないと動きませんけどね…でも、聖院のためになるならと、仮にあたしとアルトとエマちゃんが起動承認を出したとします。


しかし、敵対してもいない相手に対してうかつにエマちゃんを含めたMIDIという無機知性体兵器の能力を行使するのは痴女皇国二代目皇帝マリアヴェッラ…つまりベラちゃんが、向こうのうちの父さんの子供を孕むなんてもんじゃないダメダメ行為なのですよ。


ええ、他の知的生命体種族をエマちゃんたちの能力で「私たちの都合のいい存在に置き換えてしまう」ってこと…。


少なくとも、理由はともかく「ダメ」となっているとお考え下さい。


で、向こうの立場を尊重するべき理由も、これではっきりしました。


なぜか。


私たちを遠くから監視している…おそらく複数の知的生命体種族は、その気になれば私たち地球人類を滅ぼすことも可能な技術や戦力を有しているらしいのが、サン=ジェルマン氏の話で明確にされたと思うのです。


ですが、私たちは滅んでいません。


つまり、向こうが手出しはおろか示威行動すらもしてないのに、こっちが手を出せばそれは「侵略」というものになってしまうでしょう。


それと、少なくとも、太陽系とNB本星星系の恒星系の中で、この地球寒冷化問題を解決すべきなのもこれではっきりしました。


この地球氷河期問題なんてですね、仮に向こうがもし私たちを助けたり対話の機会を窺っているつもりなら、こんな事が起きるなんてまさに絶好の好機のはずなのですから…。


では、否応なく私たちが対話のテーブルにつきそうなこの地球寒冷化問題が起きているのに、なぜ接触の挙動がないのか。


(僕がマリアリーゼに言ったのと同じこった。まずは君たちで解決を試みるべきだって事だね…人類共通の危機危難なのに意志統一が取れないってことは、それだけ同一種族内ですら分裂してる証左になっちゃうじゃないの…)


要は、人類の意志を一つにしてこの問題を乗り越える事も出来ないようでは、そういう他種族との話し合いのテーブルにすらつけないとみるべきでしょう。


彼らが姿を見せないか、あるいは地球や太陽系から引き払ったのはサン=ジェルマン氏の存在もあるとは思いますけど、まずは地球人類の対応能力を観察されていると考えるべき。


言うなれば、太陽系の中と、NB本星の恒星系内についての自治は認められているのです。


(まぁ、あたしにしてみれば太陽系や人類は支配したり侵略される価値もないのかしらって、改めて考えさせられるんだけど…)


(というよりさ白マリ、あたしら多分毒林檎…絶林檎の原種のマンチニールみたいに思われてんじゃねぇかな。確かに有害かも知れないけど近づかなきゃいいだけの話だし、そもそも連邦世界だと有害でも絶滅危惧種だって事で保護対象じゃない…ま、有害種や有毒種だからってむやみやたらに絶滅させないだけの見識はあちらさんたちにもあるってこったろ)


確かに黒マリが言う通りかも知れません。


何かこう、炎上しやすい人物や組織に対して遠巻きに観察されているような屈辱を感じないでもありませんけどね…。


しかし、聖院地球同様、寒冷化にさらされる連邦地球に対しては向こうの方々にお任せするにしても、ですよ。


こちらも関係者がそれなりに相互に存在しますから、完璧に丸投げかつ無視というわけにもいきません。


幸いにして、こちらの聖院世界と紐付けされている方のNBならヘンリーお祖父様が健在ですし、話もできます。


そして連邦政府との連絡役や仲介役も存在します…他ならぬ高木まりあでもある私もその一人なんですけどね、ほほほ。


しかし、もっと適任者が聖院にはいてましてね。


まぁ、立場的にも動かざるを得ない人なんですよ。


だから、遠慮なく話をしに行ってもらいます…連邦世界のニューヨークにある、連邦政府事務局まで。


(言われる思うたけどな…まずはゴルディーニ大将から手ぇつけた方がええ思わんか。それとあのハゲ相手やったらな、うちだけやなしにマリア、お前も同席する方が絶対に話は早いぞ…)

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