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こんにちわ、マリア Je vous salue, Marie  作者: すずめのおやど


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うつされた学園 -sodródó tanterem-・11

で。


田野瀬さんには理不尽に思えた身体鍛錬ですが。


どうも話を聞けば、あまり魅力的な体になると、それはそれで問題があるのではとご本人が恐れていたのも理由であると聞かされます。


「なるほど、ベラ子陛下との間柄のみならず、初代様と二代目様の確執にも繋がる話だと…」


しかし、それならば何か手はあるのでは。


そして、そもそもルーン大陸に分体または本体派遣となることを承諾された背景に、そういう痴女宮本宮での人間関係のごったごたを回避したいとお考えの思惑があるならば、ですよ。


別に、このルーン大陸で何を着ていようとよろしいのでは。


で、わたくしイリヤもなるべーくなるべく魔尼尼僧服姿の理由。


西方の者たちと同じ格好になってないと、手を差しのべているとは思われないのではと考えたからです。


で、魔尼服を試着した彼女たちの反応はですね。


「イリヤ様が言われる通り、あんな恥ずかしい服と言われたら確かに恥ずかしい代物に思えますが。しかし古からの西方の民の装いを思い返して下さいまし…我らとて着るものがあまり必要がないということで、裸体に近かったではありませぬか…」


「それを思えば、むしろこの魔尼服とやら、上等の装いに思えまする…」


「更には一族の男は失せかけるか小僧に成り果てる始末ではございますが、それは逆に男たちの目を気にせずとも…いえ、小僧たちの気を引き股ぐらをみなぎらせるのが今後の正義となるのであれば、まこと利にかなう代物ではございませんか…」


と、まんざらでもない反応を返して来たのです。


その背景には、西方族の女たちの見た目がカイゼンされたことも大きかったようです。


なにせ、肌の色を除けばリュネの戦士も驚きの色気ある姿。


しかも、体を鍛錬していた私どもでは、いわゆる巨乳は少なかったのです。


(あっても邪魔になったんですよねぇ…)


ただ、淫化帝国では豊穣の象徴とも見られるからと、もともとはでかぱいだった、わしやロッテ以外も増量されてたはずですよ。


(で、思ったんですけどね。まさか、聖剣ってでかぱいの持ち主を選ぶ癖があるんじゃ…)


ちょっと待った。


メリエンっ。


今のエマネの話、ほんまかいな…。


(聖剣に聞いて下さい。それか、シュミデ氏族の今の長であるリザンにお聞きになる方が…ちょいとちょいとリザン、聖剣って乳が大きい方が好みなの?)


(私に聞かれてもわからんよ…ええとですね、イリヤ様…乳だけで剣聖が選ばれておっては、リュネはとうの昔に滅んでおりましたかと)


ええと、リザンという鍛治工房の頭にはこない、たしなめられて赤面のわたくしイリヤです。


確かに、聖剣を扱えねばそもそも選ばれない代物。


が、しかし、その当の聖剣、かたかたと震え始めるのです。


そして、リザンが言うには、ですね。


(メリエンが聖剣からのお告げを聞いたようですよ。ちょいとメリエン、託宣をイリヤ様にもお聞かせなさいな)


で、メリエンを経由した聖剣の託宣とやらは、どんな内容なのか。


(まず、託宣以前にですね、そもそも剣聖とは身体強健な戦士から選ばれるもの。剣技・体術に優れておるものが選ばれるが道理であるかと存じます。すなわち、必然的に体格豊かであるか、剣技に長けた身体である者を聖剣が示すと思うのですが…で、やはり剣術に長けた戦士を選んでたというのが聖剣のお告げですね)


ええと、昨今の聖剣。


自己主張が激しくなってるんじゃないでしょうか。


ですが、聖剣の意思を正確に読み取れるのって、実はリュネだと鍛治師一派であるシュミデ氏族か、占術師のプロフェ氏族に限られたんですわ。


(そもそも聖剣とて武器。己の意思はあれど、リュネ族の守護者に与えよとの王命にて我が鼻祖が打ちこしらえたものですからね…それはそれとして、聖剣が()()()してくれって言ったらちゃんと持って来て下さいよ…)


で、聖剣と私との意思疎通ですが、言葉で言ってくるんじゃないんですよ。


震えたり、熱くなったりします。


そして、メリエンや他のプロフェ氏族の占師を通じて連絡が来るんです。


直接、言ってくれてもいいんじゃないでしょうか。


(聖剣と剣聖の喧嘩になる事があるからですよ…聖剣だけでなく、リュネの炎剣は剣聖の意思に大っぴらに背けませんからね…)


ううむ。


相棒なんだから、もうちょっとその、対話があってもいいんじゃないの。


(イリヤ様の言う事はもっともなれど、歴代の剣聖は血の気の多い時に我を抜いて全力炎撃を放つようなことをする御仁あまた。なので、仲介者を介する方が良きと思われ…うん、やっぱりそうです。ですから無茶な使い方、今後はそうそうないとは思いますけど、一応は伝えさせて頂きます)


しかし、聖剣や炎剣に明確な意志があるならば、それはそれで兆候をお教えしておくべきではないか。


私はそう思って、マリア様と雅美さんに連絡を取ってみます。


(そう言えば、リュネの鍛治刀工がこしらえる炎剣、聖環にも使われておる素材と一になるものが混ぜてあるとかお伺いしたことがございます。これ、何かの兆候でしょうか…)


(あー、それさ、サン=ジェルマンのおっさんが扱える思考金属の類なんだよね。あたしらも聖環なんかで使ってるけど、そっちの炎剣の場合は銃で言う安全装置みたいなものを兼ねて実装してたらしいわ。で、ちょっと本人に聞いてみるか…あのさぁ大先生、もしかしてさぁ、リュネの炎剣って自己進化能力も与えてない?)


(んなもん現物も見ずにわかるもんか…だけどマリアリーゼの言葉には引っかかるもんがあるね…よし。ちょっとその、悪魔の谷って場所の座標くれよ。幸い、僕もルナテックスのNB支社立ち上げでそっちに来てるからね。マドモアゼル・イリヤでしたかね? 僕が今から行くけど、不審者だってことでいきなり剣を抜かないでね?)


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いりや「またなんかえらく唐突に」


マリア「でもさぁ、聖剣が暴走すると確かに洒落にならないからねぇ」


じぇるみ「それとマリアリーゼ、重要なことを僕は口を滑らせてしまったかも知れないな」


マリア「おっさん、今更だよ…それとさ、なんで衛星に拠点を置きたがるんだよ…」


じぇるみ「惑星本土に研究施設を置いて何かあってみろ…」


マリア「まぁ、真っ当な理由っちゃ真っ当な理由だけど…ちなみにNB本星には潮汐力や自転を担保できるだけの…月くらいの大きさの衛星があるんだよな」


いりや「それはともかく、聖剣が怯えてます…いらんことされるんじゃないかって感じで」


マリア「まぁ、あたしも立ち会うから…」


いりや「というわけで、次回は明かされる聖剣の謎…になるんですかね」


他全員(あまり謎になってない気がする…)

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