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こんにちわ、マリア Je vous salue, Marie  作者: すずめのおやど


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大草原の小さな城 - Little Castle on the Prairie-・5

「ミス・マリアンヌ…あの屈辱的な精液浣腸、ホンマナントカナランのでしょうか…」


「まぁまぁリンジーさん…今が忍耐のしどころですよ…んふふ」


よしよしと小柄なリンジーさんにおっぱいを吸わせているのは、わたくし高木マリアンヌ。


ええ、ジーナかーさん並みの大人状態モード、絶賛継続中なのです。


しかも、あたしの右側の乳に吸い付いているのは、リンジーさんとクリス父さんの間の内縁の息子であるジーザスくん。


NBの国民登録では父親不詳になってますけど、実際のところは遺伝子管理情報としてきっちり載ってたりするんです。


で、この遺伝子管理情報システムがあるからこそ、クリス父さんがジョアンナさんやベリンダさんはおろか、ベラちゃんやアグネスおばさまに、スクルドさんまでをも孕ませてしまった件が問題になっとるのです。


(それはマリアンヌちゃんもでしょうが!)


(というかさ、孕むだけなら苗床吸収用として言い訳できたと思うのよ。だけどさ、茸島のプラントチャンバーで出産直前状態になるまで腹ボテにして父さんを咥えてる記念撮影までするからリーゼ姉にダメ出しされんのよっ)


ええそうです。


俺の女状態を記念撮影させてとか言われたのは、このマリアンヌとて同じ。


要するに、妊娠させた女に性欲処理を担当させているぞという絵図を要求されたわけですよ。


しかも、実の父親の別の汁まで飲ませようとするか。


ですから、あたしはばっきばきに怒ってますよ、内心。


流石にこれはアグネスさんとベラちゃんと父さんの首謀者3名、謹慎処分が出て当たり前…いえ、スクルドさんに散髪されなかっただけまだマシでしょとしか思えません。


そのスクルドさんも本当なら反省の対象なのですが、今回は一応、ご本人の言い訳である「擬態時の吉村アイリーンとして孕もうとした」件が通ったのと、今回の懐妊者の大半同様、渋々ながら実質的な中絶に同意したので不問となりました…。


ええ、カーライル家の後継問題もあったベリンダさんとジョアンナさんについては出産、おkとされたのです。


ただし、この集団妊娠事件を契機として、ファインテック茸島支社工場は閉鎖または縮小が決定しています。


では、痴女皇国世界向けに、あそこで生産しているあれやこれやはどうするのか。


「代替手段ができてたのよねぇ、実験開発施設以外は…」


そうです。


以前、チラッと話が出ていた女官向けの被服瞬間行為システムの増設話、覚えておいででしょうか。


あの被服管理センター、フランス奥地…ニースから山の方に行った場所に造られ、既に稼働しているんですよ。


そして茸島の支社の秘中の秘である中核施設…基幹試験開発センターやエロカロイド製剤製造プラントですとか、あるいはNB向けの被服管理センターはそっくり、NBに移築あるいは新築されました。


いえ…厳密に言えば、このルーン大陸に。


そしてその運営は、私やリンジーさん、そしてジーナかーさんも噛まざるを得なくなっとるのです。


ただ、ジョアンナさんやベリンダさんを始めとするスタッフはそっくりNB本国に帰還とされていますから、茸島でやっていたことに支障が出るわけではないのです。


むしろ、公然とルナテックス・インダストリーズと業務提携契約が締結できるようになったということで、より大掛かりに色々なヤバいことが可能になったと教えられています。


その1つが、NBの第3番・5番惑星の開発。


生物の育成に必要な恒星…NB太陽の光を加減するための技術に、リュネ人工大陸を維持していた巨大反射鏡のそれを流用することが可能となったそうなんですよ。


「ですから、理論上は痴女皇国世界と連邦世界の人口や生活圏のすべて…文字通り、全てをNBで引き取ることも可能にはなったと」


「問題はマリアヴェッラよねぇ…まぁ、女としてなら同情はするんだけど…」


そう、ベラちゃんのやらかしです。


そして、ことはベラちゃんだけで済まないのです。


牝狩淫のやりすぎというにはあまりにも、クリス父さんをアレに溺れさせ過ぎではないか。


しかし、これを規制するのは良くないというのがスクルドさんのご託宣。


そればかりか、恐らくはあたし以上に父親の今後をどうするか頭を抱えているリーゼ姉が、とりあえずは名目的な茸島謹慎をアグネスおばさまとクリス父さんに言い渡しているのです。


なぜ、名目的かと言いますとですねぇ。


NBですと、おばさまとクリス父さんが結婚するとか子作りするのは、倫理的にはものすごくまずくてスキャンダル必至な話です。


しかし、法的にはちょっとなぁという部分はありますが、通ってしまうといえば通ってしまうのです。


(一旦、アグネスさんに実家に帰ってもらえたら父さんとの再婚が成立してしまうんだよなぁ…)


(ただ、首相在任時にそれやるとまずいじゃん…)


ええ、アグネスおばさまも、あの時の子供は苗床預かりになっとります。


それも、このルーン大陸の主都であるここなリュネ王城市の苗床でっせ。


もちろん、これは勝手に子供を苗床から取り出させないための措置です。


「ミス・マリアンヌ…ではどのようにすべきでしょうか…」


「まぁまぁ、今回の件でリンジーさんには何の落ち度もないようなもんでしょう。厳密に言えばジーザスくんが誰の子かを探った時点で騒ぐ人もいるかもしれませんけどね、とりあえずNBでの市民登録ではジーザス・キャラハンで通すんでしょ?ジーザス・マタヨシ・キャラハンでなくて…」


そう、連邦世界の方ではジーザス・マタヨシ・キャラハンという名前になっとるんですよ…そして父親は、クリス父さんの偽装国籍である股良栗吸とかいう変な名前のアングロサクソン系日本国籍者とされているんです!


「んでさぁ、かーさん…アグネスさんに出産を認める代わりにさ、首相退任とか本当に認めるの?」


「すぐには無理やな。ただ…いくつかのお芝居をやってもらわなあかんやろ。それと本来はNBに移住した旧・本国系貴族家の持ち回りで首相をやるはずがワーズワース家で独占しとるいう声もあるから、それを黙らせるためにもええんちゃうかとマリ公もフレミング機関長も言うとるしな」


で、私はリンジーさんに、顔を起こすように促します。


「って訳でスクルドさんのかけたご加護のおまじないが発動した事例第二弾になると思うんですけどね、とりあえずアグネス・ワーズワース下院議員の身体不調による一旦の議員辞職の補欠選挙、出てもらう話をジーナかーさんと詰めて欲しいんですよ」

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