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こんにちわ、マリア Je vous salue, Marie  作者: すずめのおやど


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大草原の小さな城 - Little Castle on the Prairie-・1

Hello ladies and gentlemen.

(こんにちわ、紳士淑女のみなさま)


I'll be bringing you this episode, Lindsay Callahan.

(今回も私、リンゼイ・キャラハンがお送りさせて頂きます)


However, I am not currently in the world of Slutty Empire…Imperial of temptress.


(しかし、私は今、痴女皇国世界にはおりません)


I returned to his home planet, NB.

(故郷であるNB本星への帰任が成ったのです)


However, once I got home, I was given an unbelievable task.

(ただし…帰ったら帰ったで、とんでもない任務を押し付けられたのです)


Oh, is there no God in this world?

(ああ、この世に神はいないというのでしょうか)


---------------------------------------------------


「いてるじゃない、ここに」


「いえ…ミセス・ヨシムラ…あなたは北欧神話の神様でしょう…せめて英国国教会の方の神で」


Eileen Yoshimura Dulles. (Skuld) エイリーン・ヨシムラ・ダレス Ten Million Suction. (Limit variables.) 千万卒-可変能力制限者- Slut Visual. 痴女外観 George Bush Center for Intelligence - United Galaxtica of humanity. (McLean, VA 22101 U.S.A.) ジョージ・ブッシュ記念連邦政府統合情報センター Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団


で、私の前におられるスーツ姿のアングロサクソン系アメリカ人女性…風に偽装しておられる御仁ですが。


実のところは北欧神話由来の運命選定種という神様の分類に該当する方なんだそうです。


Skuld. 未来策定神 Ten Million Suction. (Limit variables.) 千万卒-可変能力制限者- Slut Visual. 痴女外観 Special Advisor, Ian Lancaster Fleming Memorial Research Institute, New-British. イアン・フレミング記念情報研究センター特命顧問 Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団 Norse mythology Goddess. 北欧神種族 فَاطِمة 運命付与種


ただ、このミセス・ヨシムラ…スクルド様は、私の元々の信仰宗教である英国国教会からは何の関係もないどころか、下手をすると異端認定されてしまう部類の系統の神様です。


では、なんでそんな神様が実在している上に、人間に偽装しているのか。


これを説明し出すとものっすごくややこしい話になりますから、本当は省略したいのです。


しかし、この方の偽装身分ですと、私の本当の所属である政府機関…NB政府直営のスパイ組織であるフレミング機関の幹部なのです。


つまりは、上司。


Lindsay Callaghan リンゼイ・キャラハン Hundred Thousand Suction(Limited Million Suction). 十万卒(限定百万) Slut Visual. 痴女外観 Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団 New British Regional Headquarters, Imperial of Temptress. NB行政局 IIan Lancaster Fleming anniversary Information Research Center. Foreign Affairs Division 3rd. イアン・フレミング記念情報研究センター外事第三室 Royal Protectorate Governor of Rune Continent ルーン大陸王室保護領司政官・総督


で。


なぜに、ミセス・ヨシムラがお越しなのか。


「そりゃ実態調査に決まってるでしょ…いいことリンゼイ・カラハン…そもそもあんたたちが決めた事でしょう…マリアリーゼからお伺いは立てられたけどさぁ」


と、疲れた疲れたと言わんばかりの態度と姿勢で、我が総督室の応接セットに腰を下ろしておられます。


いえ、そればかりか軍服姿も鬱陶しいと言わんばかりに、擬態を解除して本来のお姿に戻られるのです。


そのお姿は、北欧神話を基にしたファンタシィ系創作物に出てくる戦女神(バルキリー)彷彿(ほうふつ)とさせるもの。


で、この方の体は実のところ、ファインテック・バイオケミカル社の開発した半生体義肢技術をベースとした擬似身体…いえ、本来は痴女皇国や聖院で身体を与える必要が生じた際に使われていた一種のマヌカン…木偶人形を連邦世界の技術や、ミスター・サン=ジェルマンという謎の人物が有しているオーバーテクノロジーで強化したものだそうですけど、とにもかくにも身体を持たない存在に対して実体を与えるために開発したものだそうです。


(というかさ、本当は人間の行動容積で活動できるサイズのMIDI…全領域迎撃戦闘機の試作品データの流用なんだよねぇ)


(マリアリーゼ…ジーナ・高木とクリス・ワーズワース用の入れ物がいるからって事で僕ぁデータを提供したんだぞ…それをなんだ、痴女種なんてFUTANARI型の義体を作るのに使いやがって…)


(これこれあんたたち。そんなもん作ってくれたおかげで私なんか本来は絶対に関わらないはずだった人間社会に直接来ることになったんだから…)


ええ、ミセス・ヨシムラはある意味では被害者なのです。


で、この方が私の名前をちょっと言いにくそうに発音するのは、昔の北欧神話の神様そのもので、管轄する人類に合わせてそっちの言葉で喋ることが多かったから、とも伺っております。


そう…少なくともゲルマン民族がルーン文字(フサルク)を用いていた時代から生きておられる存在、なのです…。


でまぁ、ミセス・ヨシムラことスクルド様。


もう1名の同行者がおられます。


「ええとですね、ルーン大陸の自動運行鉄道の件や道路敷設の件で分体出されました。この文句は誰に言うべきか」


「室見理恵…あんたも大概引っ張り回される部類よね…」


ええ、痴女皇国国土局長のミセス・室見理恵。


この方も、NB本土に鉄道を敷いたり道路を開通させたり、果ては都市開発計画のためにと何度もお越しになっています。


で、室見局長がお越しの理由。


局長ご自身が正に申された通りです。


で、ルーン大陸に、なぜそのようなものが必要なのか。


「飛べば済むリュネ族や魔族と違い、西方諸族の方々の下へ何かを届けるには以前のリュネ世界の家畜や馬車牛車に該当する運搬車では時間がかかる上に輸送量も心許ありません。そして、ルーン大陸産の農産物や鉱物資源をNB側に積み出す港への輸送も必要となりますから」


ええ。


亜音速の航空機並の速度で飛べるリュネ族戦士や魔族は、オーストラリア大陸ほどもあるルーン大陸の移動でも、この王宮都市からおおむね4時間未満で一番遠い端まで到達可能です。


しかし、その飛行速度はともかく、輸送量はせいぜい、人間1人分の重さでしかありません。


私にしても、元々はリュネ世界の生活文化を維持する暮らしを続けてもらえる方向で考えておりましたが。用意されたルーン大陸では、NBの一般国民向けの農業生産も希望されたのです。


いえ、戦時統制が続いて実質的な貨幣経済を行っていなかったリュネ族や、木貨を使用していた西方諸族の水準では、NB側から購入する何かが発生する度に通貨価値をどうするかで揉めること、必至。


そしてルーン大陸側でも、全く完全に無貨幣経済とするわけにも行かないだろうとなりました。


そこで表向きはリュネ王朝が主導しての無貨幣経済体制を罰姦聖母教会・魔尼派と協調して一般のルーン保護領民に対して施行することとしたのです。


つまり、必要なものはリュネ王国や西方各族の長に代わって聖母教会が与える。


で、通貨取引が必要な場合は我がリュネ保護領総督府が支払いを代行するとしたのです。


(実際にはリュネや西方の幹部階級に聖環を支給して女官としての報償金を支給することで、NBポンドを扱えるようにしてますけどね…)


(NBからの買春船の受け入れの件もありますしね…)


そう、外貨つまりNBポンドを稼ぐためもあって、農産物の輸出はもちろんのこと、例のその買春需要に応じようかという話になってるのです…。


つまり、ルーン大陸で生産した作物や家畜の輸送手段だけでなく、女や男を買うための移動手段も提供したいという話になっとりまして…。


「聖母教会の関係者が移動する時は自分で飛べばいいんですけどね…」


これも、注釈を要する話でしょう。


罰姦聖母教会魔尼派の尼僧で各地の教会を取り仕切る司祭以上の役職者、現在のところはリュネ族か淫化帝国の月乙女神官準拠の人型魔族に限っているのです。


いえ、西方族の尼僧も在籍していますが、副官扱いなのです。


なぜかというと、この王城都市にある基幹教会に来て貰う場合に、飛べない西方諸族出身者では移動に時間がかかりすぎるのです。


(ただし助祭止まりということはありません…司祭以上もいますが、必ず教会運営責任者と組んでお仕事をすることになっています…)


しかし、それでは西方族に出世の道が開けない事になってしまいます。


一応、この保護領総督としての私の立場では、被保護民であるリュネ族・魔族・西方族の三部族は等しく扱うというお触れを出しています。


生物としての能力では実のところ魔族>リュネ族>西方族なのですが、ここで効いてくるのが魔毒対策。


魔毒つまり放射能汚染の対策には、西方族やNB国民などの翼を持たない人種の遺伝子、特に精液が必須なのです。


そこで、西方族の必要とする食料や物資を供給して最低でも現状の人口を維持するか、開拓拠点の聖母教会の数に応じた配置が必要となるのです。


そして、道路や鉄道網を整備した場合、ある程度は人の手が維持に必要となってしまいます。


そうです…その維持に関わる人材、なるべくならばリュネ大陸出身者から輩出させるべきでしょう。


旧来の本国と植民地の歴史のように「肝心なところ」を本国ががっつり握っておいて独立を阻止する方向性も考えられましたが、そもそも、そういう姑息な手を使わなくともルーン大陸の諸族はNB政府、というより痴女皇国に逆らえなくなっています。


いえ…淫化帝国を見ればわかりますが、リュネ出身者と魔族または魔族互換身体者、そして従来の淫化帝国民の三種族が協調しているばかりでなく、痴女皇国からの派遣者や他からの移住者も含めて国家、そして南米行政局管内の運営がなされている状態です。


南米行政局の人間も、魔毒対策さえしていれば本部での定例・臨時会議に普通に出席していましたし、茸島保養所の利用も可能などころか、聖院学院本校への入校受け入れも制度的には可能だったのです。


つまり、魔族だからリュネ族だから西方族だからといった差別、アレの時の変態プレイや責め言葉以外では存在しないのです。


(まぁ、強◯検定合格者が暴行するのは仕方ないと思いますけど…)


まぁまぁミセス室見、あればかりはあんなアタマオカシイ制度を施行してしまった痴女皇国本宮幹部に文句を言うべきでしょう。


で。


ミセス室見とミセス吉村がお越しの理由、もう一つあるのです。


それは…ですね。


「全く、マリアリーゼと通称サン=ジェルマンには散々に文句を言ったけどさ、私としてはリュネ族やその西方民ってのかしら、色黒な人どもだけじゃなくて魔族って存在の運命まで定めるのは面倒極まりないわけよ…これは私だけじゃなくてウルドもヴェルザンディも文句を言ってたらからさ…」

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