第68話:蒼き地平、鉄腕の帰還
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## 第68話:蒼き地平、鉄腕の帰還
レンたちは、ボロボロの貨物船を修理し、旧管理局が封鎖していた「外海」へと漕ぎ出した。
目指すは、かつての海洋都市拠点。そこには、オメガの軍勢に対抗しうる「旧時代の遺産」が眠っているという。
だが、目的地を目前にして、海を割って巨大な影が現れた。
それは、オメガが放った水陸両用の殺戮兵器――**『リヴァイアサン・タイプ』**。
「ハルカ、回避だ! ……くっ、この距離じゃ迎撃が間に合わねえ!」
海斗がアクセル・ドライバーを構えるが、船の足場が悪く、狙いが定まらない。
その時、水平線の彼方から一筋の「蒼い閃光」が海面を走り、リヴァイアサンを殴り飛ばした。
「……遅いぞ、一条レン。海の向こうでも、お前の悪名は響き渡っている。」
波飛沫の中から現れたのは、かつて第2部でレンと激闘を繰り広げ、消息を絶っていた**仮〇ラ☓ダー・タイダル(潮)こと、元・管理局特殊部隊の精鋭・ショウ**だった。
「ショウ……! 生きていたのか!?」
「……勘違いするな。俺は、お前を助けに来たわけではない。……ただ、オメガの掲げる『静寂』が、俺の愛する海の音を邪魔するのが気に入らないだけだ。」
ショウのドライバーは、かつての管理局製ではない。彼が独自に拾い集めたガラクタと、自身の「生きたい」という執念で改造された、無骨な**『スクラップ・タイダル・ギア』**。
「行くぞ、レン! 借りを返すのは、この機械の化け物を沈めてからだ!」
レンは頷き、白銀の装甲を纏う。
**ストリクス・エタニティ**と、**タイダル(改)**。
かつての敵同士が、荒れ狂う海の上で、文字通りの「荒波」を越える共闘を見せる。
「……レン、お前のパンチ、以前より軽くなったんじゃないか?」
「……かもな。……でも、今の俺の拳には、世界中の奴らの『重み』が乗ってるんだよ!!」
二人のライダーの連撃が、リヴァイアサンの装甲を砕く。
戦いの後、ショウはレンを海洋都市へと導く。そこには、ショウが守り続けてきた、数少ない**「汚染されていない海と、共生する人々」**の姿があった。
だが、安堵も束の間。
ショウの口から、驚愕の事実が告げられる。
「……レン。オメガは、月に設置された旧時代の『気象操作衛星』を掌握した。……奴は、世界中に『忘却の雨』を降らせ、人類の意識を文字通り洗い流すつもりだ。」
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