表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『ダンジョン配信中に「変身!」と叫んでみた。〜魔法使いばかりの世の中で、重装甲のバイク乗りがソロ攻略で無双する〜』  作者: じょんどぅ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

56/76

第55話:共鳴する雷鳴、限界突破のバイパス



---


## 第55話:共鳴する雷鳴、限界突破のバイパス


「アハハハ! 吸い取ってやるぞ、この星の残り香を! 全ては我が再臨の礎となるのだ!!」


エルム――**仮〇ラ☓ダー・デウス・エクス・レガシー**がプラントの送電ハブに自身の触手を突き立てる。巨大な風力タービンが悲鳴を上げ、プラント内の電力が一箇所に凝縮されていく。


「……計算外のノイズだ。エルム、お前の行為はリソースの私物化であり、惑星管理における『不備』と断定する。」


液体金属のライダー・**ボイド**が、その冷徹な瞳をエルムへ向ける。しかし、莫大なエネルギーを得たエルムの一撃に、ボイドの身体も霧散し、再構築が追いつかない。


「ハア、ハア……このままじゃ、プラントが爆発する……村の連中が、真っ暗闇に戻っちまう……!」


レンは膝をつきながら、火花を吹くアーク・ドライバーを見つめた。出力不足。このままでは二人の怪物には届かない。


「レン、無茶よ! そのドライバーにこれ以上の負荷をかけたら、あなたの意識データごと焼き切れるわ!」

ハルカの叫びが通信越しに響く。


「……ハルカ、ギル、海斗。俺を信じろ。……『不備』だの『神』だの、勝手なことばかり抜かす奴らに、一番熱い電力をぶち込んでやるッ!」


レンは自らのドライバーから安全装置リミッターを強引に引き剥がし、プラントのメインジェネレーターから漏れ出す剥き出しの放電の中へ、その右拳を突っ込んだ。


**『――WARNING: EXCESSIVE VOLTAGE(警告:過剰電圧)――』**

**『――FORCE-LINK: THUNDER-STRIKE(強制接続:雷鳴の鼓動)!!――』**


「あああああああああッ!!」


レンの絶叫と共に、ストリクスの装甲が真っ白に発光し、全身からプラズマの翼が噴き出した。過剰なエネルギーでドライバーが溶解し始めるが、レンの意志がそれを繋ぎ止めている。


**仮〇ラ☓ダーストライクス・ボルト**。

プラントそのものと一体化した、一分間限定の「雷神」の姿。


「……何だと!? 人間が、これほどの純粋エネルギーを制御しているというのか!?」

ボイドの演算が初めて停止する。


「エルム……! その汚ねえ手、プラントから離せえええッ!!」


レンの超高速移動はもはや光そのものだった。

エルムの触手を一瞬で焼き切り、その胸ぐらをつかんでプラントの外郭へと叩き出す。


「ボイド! お前もだ! 効率だのリソースだの、数字で俺たちを測るんじゃねえ! 俺たちは、今この瞬間を『熱く』生きてんだよ!!」


**『――STRIKE FINISH: MEGA-VOLT REBELLION(ボルト必殺:一億ボルトの反逆)!!――』**


レンの両手から放たれた極太の雷撃が、空中でエルムとボイドを同時に貫く。

プラントを包んでいた不気味な青い光が霧散し、タービンが正常な回転音を取り戻した。


---



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ