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『ダンジョン配信中に「変身!」と叫んでみた。〜魔法使いばかりの世の中で、重装甲のバイク乗りがソロ攻略で無双する〜』  作者: じょんどぅ


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第3話:深紅の旋風、ダンジョンを裂く


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## 第3話:深紅の旋風、ダンジョンを裂く


新宿ダンジョンの地上ベースキャンプ。

俺の前には、ギルドの重役たちが冷や汗を流して並んでいた。


「一条さん、いえ、一条様! 先日の配信、改めて拝見しました! ぜひ我がギルドの専属に……」

「悪いが、特定の組織に属する気はないんだ。俺は俺のやり方で潜る」


俺は彼らの差し出す契約書を無視し、広場の中央へと歩き出す。

背後では、俺を捨てたカイトたちがギルド職員に厳しく事情聴取をされていた。

「イレギュラーを放置して逃げようとした罪は重いぞ」という叱責が聞こえるが、もう俺には関係ない。


俺が興味があるのは、ベルトが示した『新しい力』だ。


「……そろそろか」


俺は広場の開けた場所で、ベルトのサイドスロットを叩いた。

今回の変身は、戦闘のためじゃない。**「召喚」**のためだ。


**『――ACCESSING VEHICLE DATA(車両データにアクセス中)――』**


空間が歪み、真っ赤な稲妻が地面を走る。

周囲の探索者たちが「なんだ、攻撃魔法か!?」と身構える中、光の粒子が形を成していく。


**『――DEPLOY: STRIKER-WHEELER(ストライカー・ウィーラー、展開)!!――』**


爆音。

魔法の詠唱とは違う、ピストンが激しく上下する「内燃機関」の咆哮が響き渡った。


そこに現れたのは、深紅の装甲を纏った超近代的なスーパーバイクだった。

太いタイヤはダンジョンの悪路を粉砕するために設計され、マフラーからは青い炎が吹き出している。


『うおおおおお! バイク!?』

『何だよあのデザイン、かっこよすぎるだろ!』

『魔法の世界にバイクを持ち込む奴があるか!w』


ドローンのコメント欄が狂喜乱舞する。


「……これか」


俺はシートに跨った。

ハンドルを握った瞬間、バイクのシステムが俺のベルトとリンクする。

視界に透過ディスプレイ(HUD)が表示され、ダンジョンの最短攻略ルートがマッピングされていく。


「よし、テスト走行だ」


俺はアクセルを一気に捻った。

キュルルルッ、とタイヤが地面を削り、俺の体は弾丸のように加速する。


「な……速すぎる! 身体強化魔法も無しに、あの速度が出るのか!?」

ギルド職員の驚愕を置き去りにして、俺は新宿ダンジョンの入り口――その巨大な縦穴へと向かった。


通常、第5層へ行くには徒歩で3時間はかかる。

だが、この『ストライカー・ウィーラー』は壁面走行用のアタッチメントを装備している。


「いくぞ」


俺は垂直に近いダンジョンの壁に向かって、そのまま突っ込んだ。

重力を無視し、タイヤが壁に吸い付く。


「変身!」


走りながらレバーを引く。

疾走する赤い閃光が、走行風を切り裂いて装甲を纏う。


**『――DRIVE ON: CONNECT GEAR 00――』**


赤いマフラーを激しくなびかせ、俺は壁を垂直に駆け下り、最短ルートで第5層へと突き抜けた。

道中にいた魔物たちは、俺が通り過ぎた衝撃波だけで吹き飛んでいく。


「これだ……このスピードこそ、俺が求めていた力だ!」


わずか5分。

通常なら数日を要する深部エリアへ、俺はたった一人、爆音と共に降り立った。


その先に待っていたのは、まだ誰も攻略していない、ダンジョンボスへと続く『禁忌の門』だった。


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##


**【設定資料:ストライカー・ウィーラー】**


* **動力:** 魔力変換式高回転エンジン

* **特殊機能:** 1. **ウォール・ライド:** 魔力吸着により垂直な壁や天井を走行可能。

2. **バースト・ショット:** フロントカウルからエネルギー弾を連射。

* **搭乗者とのリンク:** ベルト(ストリクス)の状態に合わせて、バイクの出力も上昇する。


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― 新着の感想 ―
こんにちは。 タイヤが太い→オフロード系ではなく、仮面ライダ○ゴーストの映画に出たネオサイクロ○号みたいな感じのイメージが近いですかね?
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