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『ダンジョン配信中に「変身!」と叫んでみた。〜魔法使いばかりの世の中で、重装甲のバイク乗りがソロ攻略で無双する〜』  作者: じょんどぅ


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第19話:風と炎のシンクロ、アクセル・覚醒



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## 第19話:風と炎のシンクロ、アクセル・覚醒


「クソッ……! 数が、多すぎる……!」


第20層『審判の祭壇』。

『十二輝石騎士団』が放つ極大魔法が、猛風のように俺たちを襲う。

俺はストリクスの装甲でハルカと海斗を庇うが、連続する高出力魔法の衝撃に、装甲の表面がミシミシと悲鳴を上げていた。


「アハハ! 見ろよ、あの『自作』のガラクタ! 火花を吹いて止まりそうだぜ!」


騎士団の一人が、海斗のベルトを指差して嘲笑う。

確かに、海斗の『ウィンド・エース』は限界だった。独学で組み上げたシステムは、エリート騎士団の組織的な攻撃に耐えきれず、装甲の一部が剥がれ落ち、回路がショートを起こしている。


「……まだだ、まだ動け! 俺は、レンさんの隣に立つんだ!!」


海斗が必死にレバーを叩くが、ベルトからは黒煙が上がるだけだ。

変身が強制解除され、地面に膝をつく海斗。そこへ、騎士団の重力魔法が容赦なく降り注ごうとした。


「海斗!!」


俺は敵の攻撃を弾き飛ばし、海斗の前に着地した。

だが、このままではジリ貧だ。俺のドライバーも、さっきの『エボルブ』の影響で不安定なままだ。


「……レンさん、あれを使って」

ハルカが叫びながら、予備のパーツボックスを投げる。

中には、第15層で回収した『X-GEAR』の残余パーツと、俺のドライバーの出力安定器スタビライザーが入っていた。


「そのままじゃ、海斗君のベルトは直らない! レンさんの『コア・データ』を直接、彼のベルトにバイパスするのよ!」


「……!? そんなことしたら、レンさんの出力が半分になっちゃうよ!」

海斗が顔を上げる。


「構わん。……海斗、お前は『ファン』だって言ったな? なら、俺の力を半分持っていく権利がある」


俺は自分のベルトのサイドスロットを開き、基幹パーツを一つ、力任せに引き抜いた。

紅蓮のエネルギーが溢れ出す。それを、海斗の壊れかけた自作ベルトの空きスロットへ、叩き込む!


**『――SHARED LINK: CONNECTING(共有リンク:接続中)――』**


「うおおおおおおおッ!!」


俺と海斗の体が、一本の光のラインで繋がった。

俺の『炎』と、海斗の『風』。

二つのエネルギーが混ざり合い、海斗のベルトが再構築アップデートされていく。


**『――BOOTING... COMPLETED!! "KAMEN RIDER ACCEL-RISE"(アクセルライズ起動)!!――』**


キィィィィィィィン!!


緑の旋風に、俺の紅蓮の炎が混ざり、エメラルドゴールドの輝きが爆発した。

そこに立っていたのは、継ぎ接ぎのガラクタではない。

洗練された流線型の装甲、背中に二基のジェットエンジンを備えた、真の2号ライダー**『仮〇ラ☓ダーアクセル』**の姿だった。


「……すごい、力が溢れてくる……。これが、本物のシステム……!」


「行くぞ、海斗。……教育してやれ。ガラクタが本物を超える瞬間をな!」


「了解っ! 速度アクセルなら、誰にも負けない!!」


海斗が地を蹴った。

もはや目で追えない速度。彼は旋風となって騎士団の間を駆け抜け、一瞬にして四人の騎士の杖を叩き折った。


『うおおおおお! 2号ライダー正式デビュー!!』

『「力を分ける」展開熱すぎだろ……』

『アクセル、速えぇぇ!! これが一条レンの相棒か!!』


配信の熱狂が、二人のライダーのエネルギーをさらに加速させる。

俺の拳に炎が宿り、海斗の脚に風が巻く。


二人のライダーは、絶望の包囲網を、希望の旋風へと塗り替え始めた。


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200話という壮大な旅、ここから「チーム戦」の面白さが本格化します!

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