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地球軍特別防衛隊  作者: 悪魔神官長
第一章 日本奪還編

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第5話 疎開先の静寂と、迫りくる影

それなりに、平和に暮らしていた哲夫であったが、戦況の悪化により、母と亜理紗と共に疎開することになった。

疎開先は海の見える山の山腹に哲夫が小屋を建て、そこで細々と日々の生活を送っていった。

亜理紗は小屋に入って最初の感想を口にした。


「兄さんは、何でも出来るのですね?こんな立派な小屋まで建てられるなんて」


哲夫は照れながら、


「何でもは無理だろうけど、この身体は色々覚えているようだ」


着る物や食べ物は母がどこかに仕入れ先があるようで、何不自由なく過ごしていた。

哲夫は以前より感じていた、違和感のようなものがより強く感じられるようになり、自分の変化に戸惑っていた。


疎開してきた山の中には、結城隊長時代に使っていたドックがあり、そこで新造戦艦「不死鳥」が建造されていた。

雷電の突然の起動後、伊沢は隊長権限でそのドックへ移送、そこで、再度のチェックを行っていた。

結城は雷電の機動実験のたびに、頭痛に襲われるのであった。

日々頭痛に悩まされている哲夫をみて、亜理紗は心が締め付けられる様な思いにとらわれていた。

母は大丈夫と繰り返すが、苦しむ哲夫に何も出来ない自分の無力さを悔やんでいた。


さらなる戦況の悪化により、Easdp本部のあるアメリカが占領され、各地に甚大な被害がもたらされていた。

日本国政府は何度目かわからない非常事態宣言を発令。国民より財産を搾り取っていた。

疎開してきた哲夫達にはその話が来る事は無かったが、未払いの国民に向けEasdpJによる粛正が始まった。

国民は、Alogより守ってくれるのが、Easdpだと思っていたので、EasdpJによる粛正は大きな反響を呼んだ。

伊沢隊にも、粛正の命令は来たものの、Alogとの交戦が本格化している中、余剰戦力無しとして、粛正命令を無視していた。

同じように、粛正反対の部隊は伏見隊、中川隊と軍全体で見ると僅かであった。


そんなある日、山で山菜を摘んでいた亜理紗の前に見知らぬ女性が立っていた。

自分と同じ年頃で肌は色白、髪型はショート、髪の色は黒、ちらっと見える青い蝶のイヤリングが特徴的な女の子でした。

その子が亜理紗のことをじっと見つめていたので、亜理紗が声をかけると、ハッとした表情を浮かべサッと逃げていってしまった。

亜理紗は地元の子なのかと思いながらも、そのまなざしを忘れることが出来無かった。


伊沢・伏見・中川の3隊はAlogとの交戦により、徐々に疲弊していった。

そんな中EasdpJはアメリカ大陸のAlog掃討作戦を実施。

日本各地で粛正していた部隊もアメリカへかり出されることになり、この3隊も例外なくアメリカへ移動させられてしまった。

日本の防御力低下を知ってか、Alogは日本に対し猛攻撃を開始。

各軍事施設は壊滅的なダメージを負った。

EasdpJの各隊長は、本部壊滅の為指揮系統が分断。大混乱に陥っていた。

伊沢・伏見・中川の3隊は、しんがりを務め、日本へ撤退する自軍の防衛をしていたが、日本でもAlogが待ち構えていたため、殆どの部隊はAlogの餌食となり、大半の戦力を失うことになった。


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