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神々は無職を選んだ  作者: 夜凪 灯
第一章 七柱と無職
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40/71

神託ログ40『神様の代役』

【00:04:41】



数字。



減る。



一秒。



また。



一秒。



【00:04:40】



俺は。



床。



八つ目の。



紋章。



前。



しゃがんだ。



「レン」



リナ。



「うん」



「何する?」



「まだ」


「決めてない」



「あと」


「四分」



「分かってる」



分かってる。



だから。



怖い。



時間が。



ない。



考えろ。



でも。



焦るな。



昨日。



ユリウスは。



再起動した。



誰かを。



待たせないため。



その結果。



死んだ。



だから。



何もしない?



違う。



それも。



選択。



だ。



「ノア」



『はい』



「代行権限」



『詳細不明です』



「受けたら」


「俺が管理者になる?」



『表示上』


『管理権限は不要とされています』



「じゃあ」


「管理者じゃない」



『少なくとも』


『現在の表示からは』


『そう解釈できます』



「何ができる?」



『不明です』



「危険?」



『不明です』



「死ぬ?」



少し。



間。



『否定できません』



リナ。



顔。



変わる。



「それ」


「先に言って」



「今聞いた」



「じゃあ」


「やめる?」



答え。



出ない。



【00:04:22】



フィリア。



『生命反応』


『さらに低下しています』



「何人?」



『一人です』



「人間?」



『断定できません』



「でも」


「命?」



『はい』



俺。



目。



閉じる。



知らない。



誰か。



分からない。



人かも。



分からない。



何で。



ここに。



いるかも。



分からない。



それでも。



命。



一つ。



下。



いる。



「大神官」



「何だ」



「この機構」


「知ってます?」



「知らない」



「嘘じゃなく?」



「知らない」



「アリアさん」



「記録にはありません」



「リナ」



「私は」


「もっと知らない」



「だよな」



「でも」



リナ。



俺。



見る。



「一個だけ」


「分かる」



「何?」



「レン」



一拍。



「一人で」


「決めなくていいよ」



「…………」



その。



言葉。



少し。



効く。



◇ ◇ ◇



「じゃあ」


「意見ください」



俺。



言う。



「全員」



ガルド。



最初。



『俺ならやる』



「理由」



『目の前で』


『死にかけてる奴がいる』


『何もしない方が嫌だ』



「ガルドらしい」



『悪いか』



「いや」



セレナ。



『私は反対』



「理由」



『分からなさすぎる』


『生命維持機構って言葉だけで』


『安全だと思わない方がいい』



「うん」



メルク。



『情報不足だ』


『受けるなら』


『最悪の損失を考えろ』



「俺が死ぬ?」



『お前だけとは限らん』



「……そうだな」



ヴォルグ。



『道具の用途が』


『分からん状態で』


『動かすなと言いたい』



「でも?」



『壊れかけてるなら』


『止めたままでも壊れる』



「難しいな」



『だから』


『自分で決めろ』



「丸投げ」



『最後はな』



フィリア。



沈黙。



してる。



「フィリア」



『…………』



「意見」



『私は』



声。



震える。



『助けたいです』



「うん」



『でも』


『昨日の私なら』



一拍。



『何が何でも』


『受けてくださいと』


『言っていたと思います』



「今日は?」



『分かりません』



「そっか」



『それでも』



『下の命を』


『見捨てたくありません』



「うん」



ノア。



『私は』


『推奨できません』



「危険だから?」



『情報が不足しています』



「止める?」



『いいえ』



「何で?」



『推奨できないことと』


『禁止すべきことは』


『同じではありません』



「なるほど」



最後。



「エリオス」



『レン』



「うん」



『受けるなら』


『一つだけ』


『忘れるな』



「何?」



『代役は』


『本人ではない』



「…………」



『誰かの代わりに』


『その場へ立つことと』


『その誰かになることは』


『違う』



「神様の」


「代わりでも?」



『同じだ』



【00:03:39】



時間。



減る。



俺。



息。



吐く。



「ありがとう」



リナ。



「決めた?」



「うん」



「どっち?」



「受ける」



リナ。



少し。



目。



閉じる。



「分かった」



「止めない?」



「怖いよ」



「俺も」



「でも」



剣。



握る。



「レンが」


「何か変になったら」


「殴る」



「剣じゃなく?」



「最初は」



「優しい」



◇ ◇ ◇



床。



文字。



見る。



【代行権限を受諾しますか】



【YES/NO】



俺。



指。



近づける。



止まる。



「待って」



アリア。



「何?」



「条件を」


「決めましょう」



「今?」



「今です」



【00:03:22】



「短く」



「一つ」



アリア。



俺。



見る。



「生命維持機構の」


「復旧以外」



「何も実行しない」



「…………」



「できるか」


「分からないけど」



「それでも」


「目的を」


「決めてください」



なるほど。



「分かった」



俺。



床。



見る。



「俺がやるのは」


「下にいる命を」


「維持するため」



「それだけ」



大神官。



「神殿の管理は?」



「しません」



「職業制度は?」



「知らない」



「神々の接続は?」



「勝手に触らない」



「なら」



老人。



頷く。



「やれ」



「いいんですか?」



「許可ではない」



「では?」



「私の意見だ」



少し。



笑う。



「了解」



◇ ◇ ◇



YES。



触れる。



冷たい。



一瞬。



何も。



起きない。



「…………」



次。



床。



八つ目。



紋章。



光る。



【代行権限】



【一時付与】



【対象】



【レン・アルヴェイン】



「来た」



【権限範囲】



文字。



次々。



出る。



【生命維持】



【接続確認】



【緊急停止】



【分類補助】



【記録閲覧】



【管理者変更】



「多い!」



アリア。



「最後」


「触らないで」



「全部」


「触らない」



次。



【生命維持機構】



【再起動しますか】



【YES/NO】



「これ」



「待って」



セレナ。



『魔力が動いてる』



「どこ?」



『床下』



「危険?」



『まだ分からない』



「フィリア」



『生命反応』


『弱いままです』



【00:02:58】



「やる」



YES。



触れる。



――ドン。



床。



下。



低い。



音。



「っ!」



リナ。



俺。



腕。



掴む。



「大丈夫?」



「うん」



八つ目。



紋章。



光。



七つの。



紋章へ。



伸びる。



一つ。



二つ。



三つ。



七つ。



全部。



繋がる。



「七柱?」



ガルド。



『何だこれ』



セレナ。



『私たちへ』


『接続しようとしてる』



「止める?」



エリオス。



『待て』



「何で」



『接続要求だ』


『強制ではない』



「受ける?」



『七柱で判断する』



「今!?」



ガルド。



『俺は受ける!』



セレナ。



『待ちなさい!』



メルク。



『条件を確認しろ』



「神様も」


「会議始めるの!?」



リナ。



「何て?」



「今から会議」



「時間ないよ!?」



「俺もそう思う!」



◇ ◇ ◇



ノア。



『接続内容を』


『解析します』



「できる?」



『一部』



文字。



床。



出る。



【神性供給】



【不足】



【生命維持】



【継続不能】



「神性供給?」



大神官。



「神の力が」


「必要なのか」



エリオス。



『おそらく』



「七柱の?」



『現状では』


『そう見える』



「じゃあ」


「昨日は?」



誰も。



答えない。



ユリウス。



神術。



反転。



七柱じゃない。



何か。



接続。



した。



「昨日」


「八つ目に」


「繋がった」



俺。



言う。



「今日は」


「七柱へ」


「繋ごうとしてる」



アリア。



「違いは?」



「俺?」



口。



出る。



嫌。



でも。



可能性。



ある。



昨日。



ユリウス。



再起動。



今日。



俺。



代行。



「ノア」



『はい』



「俺が」


「間に入ってるから?」



『可能性があります』



「俺が」


「七柱と繋がってるから?」



『それも』


『可能性があります』



「じゃあ」


「俺」


「何してる?」



エリオス。



答える。



『橋だ』



「橋?」



『機構と』


『我々の間の』



「俺自身が」


「力出してる?」



『今のところ』


『確認できない』



少し。



安心。



する。



でも。



次。



表示。



【神性供給元を】



【選択してください】



七つ。



紋章。



光る。



「選べって?」



フィリア。



『私を』



「え?」



『生命維持なら』


『私が適任です』



「待って」



ノア。



『単独接続は』


『推奨しません』



「何で?」



『負荷が不明です』



フィリア。



『でも』



「フィリア」



『…………』



「昨日」


「絶対救うって」


「言い始めたら」



フィリア。



止まる。



「俺」


「止めるって言った」



『はい』



「だから」


「一人でやらせない」



フィリア。



長い。



間。



『……はい』



◇ ◇ ◇



「七柱」


「分けられる?」



俺。



聞く。



ノア。



『表示上は』


『複数選択が可能です』



「負荷分散?」



『可能性があります』



メルク。



『なら全員だ』



セレナ。



『賛成』



ガルド。



『最初からそうしろ!』



「今決まったんだよ!」



ヴォルグ。



『早くしろ』



【00:02:09】



「全員」



七つ。



紋章。



選ぶ。



【神性供給元】



【七柱】



【確認】



YES。



床。



光。



一気に。



強く。



なる。



頭。



中。



七つ。



声。



遠く。



なる。



「……っ」



「レン!」



膝。



つく。



「大丈夫」



嘘。



頭。



痛い。



耳。



奥。



鳴る。



「やめる?」



「まだ」



「無理しないで」



「分かってる」



【供給開始】



七つ。



紋章。



光。



中央。



流れ込む。



その。



中心。



俺。



じゃない。



八つ目。



紋章。



「…………」



嫌。



感じ。



する。



でも。



表示。



【生命維持機構】



【再起動中】



フィリア。



『生命反応』


『上がっています!』



「本当?」



『はい!』



よし。



「続ける」



◇ ◇ ◇



【再起動率:31%】



【38%】



【44%】



ゆっくり。



上がる。



俺。



手。



床。



つく。



息。



苦しい。



「レン」



リナ。



「うん」



「顔色悪い」



「元から」



「嘘」



「ちょっと」



「やめる?」



「まだ」



「何%?」



「四十八」



「半分」



「もうちょい」



【51%】



その時。



八つ目。



紋章。



色。



変わる。



白。



から。



黒。



「…………」



「何?」



アリア。



「色」



セレナ。



『魔力が変わった』



「止める?」



ノア。



『待ってください』



表示。



変わる。



【未登録接続】



【侵入を検知】



「侵入?」



リナ。



剣。



抜く。



「どこ?」



【接続元】



一拍。



【不明】



「八つ目」



俺。



言う。



【神性供給経路】



【汚染】



「止めろ!」



エリオス。



声。



強い。



俺。



緊急停止。



探す。



【緊急停止】



触れる。



反応。



ない。



「止まらない!」



【権限不足】



「代行なのに!?」



アリア。



「管理者権限が」


「必要?」



「返した!」



「知ってます!」



最悪。



◇ ◇ ◇



黒。



七つの。



紋章へ。



伸びる。



「神様!」



ガルド。



『こっちから切る!』



セレナ。



『待って!』


『無理に切ったら』


『生命維持も止まる!』



「じゃあどうする!」



ノア。



『侵入経路だけを』


『切断できれば』



「どうやって!」



ヴォルグ。



『レン』



「何!」



『壊せ』



「…………」



『お前の』


『あれだ』



異常な。



火。



ブレイカー。



まだ。



名前。



知らない。



力。



“燃えない”を。



壊した。



あれ。



「でも」


「何を壊す?」



『侵入してる』


『繋がりだけだ』



「そんな」


「選べる?」



『知らん』



「知らんの!?」



『だから』


『見ろ!』



ガルド。



『怖くてもな!』



最初。



走った。



時。



言われた。



言葉。



見る。



黒。



線。



七柱へ。



向かう。



白い。



線。



生命維持へ。



向かう。



違う。



同じ。



じゃない。



「セレナ」



「魔力」


「見分けられる?」



『黒い方だけ』


『異質よ』



「フィリア」



「命は?」



『白い方です』



「ノア」



「確率」



『算出不能』



「ですよね!」



【再起動率:63%】



止める。



全部。



じゃない。



壊す。



全部。



じゃない。



選ぶ。



壊すもの。



選べ。



「…………」



手。



伸ばす。



黒い。



線。



触れる。



冷たい。



何か。



頭。



中。



入ってくる。



声。



『――返せ』



「っ!」



「レン!?」



『――それは』



『――お前の』



『――役目だ』



知らない。



声。



「違う」



口。



出る。



『――管理しろ』



「嫌だ」



『――選べ』



「選んでる」



『――神を』



「違う」



『――人を』



「違う!」



何を。



言ってる。



分からない。



でも。



一つ。



分かる。



こいつ。



俺に。



管理者。



やらせたい。



「俺は」



息。



吸う。



「誰かを」


「管理するために」


「ここにいるんじゃない」



『――なら』



声。



笑う。



気が。



した。



『――何のために』



「知らない」



一瞬。



静か。



なる。



「それを」


「今から」


「自分で決めるんだよ」



手。



熱い。



火。



出る。



小さい。



いつもの。



魔法。



じゃない。



燃えない。



火。



白。



でも。



中心。



黒い。



「レン!」



リナ。



「下がって!」



「嫌」



「今は下がって!」



「嫌!」



強い。



「一人で」


「やらないって」


「言ったでしょ!」



「…………」



こいつ。



本当に。



そういう。



とこ。



ある。



「じゃあ」


「そばにいて」



「最初からいる!」



◇ ◇ ◇



火。



黒い。



線。



触れる。



燃えない。



でも。



線。



震える。



【未登録接続】



【切断――】



止まる。



「もう少し」



力。



入れる。



頭。



痛い。



「レン!」



「まだ!」



『――やめろ』



声。



初めて。



焦る。



「嫌だ」



『――お前は』



「知らない」



『――我々の』



「知らない!」



『――次の』



「勝手に決めるな!」



火。



強く。



なる。



パキ。



音。



黒い。



線。



一本。



割れる。



【未登録接続】



【切断】



一瞬。



全部。



暗く。



なる。



「…………」



「レン?」



次。



白い。



七つの。



紋章。



戻る。



【神性供給】



【正常】



「よし!」



ガルド。



叫ぶ。



【生命維持機構】



【再起動率:68%】



「続いてる!」



フィリア。



『生命反応』


『維持されています!』



「やった?」



「まだ!」



【72%】



【79%】



【86%】



俺。



床。



座り込む。



力。



入らない。



リナ。



背中。



支える。



「重い?」



「何が」



「私」



「今それ聞く?」



「意識確認」



「大丈夫」



「名前」



「レン」



「職業」



「なし」



「よし」



「よしなの?」



【93%】



【97%】



【99%】



止まる。



「…………」



「何で」



一秒。



二秒。



長い。



【100%】



【生命維持機構】



【再起動完了】



フィリア。



息。



呑む。



『安定しました』



「下の命?」



『はい』



『まだ弱い』



『でも』



声。



少し。



震える。



『生きています』



力。



抜ける。



床。



寝る。



「レン!」



「大丈夫」



「寝るな!」



「寝てない」



「目閉じてる!」



「休憩」



「今!?」



「今」



◇ ◇ ◇



少し。



して。



起きる。



頭。



痛い。



でも。



生きてる。



七柱。



いる。



リナ。



いる。



アリア。



いる。



大神官。



いる。



「何分?」



リナ。



「十分くらい」



「寝てた?」



「寝てた」



「休憩」



「寝てた」



負け。



「下」


「どうなった?」



フィリア。



『生命反応は』


『安定しています』



「よかった」



大神官。



八つ目。



紋章。



見る。



「君は」


「何をした」



「分かりません」



「またか」



「でも」


「黒い接続だけ」


「切った」



「どうやって」



「変な火」



「説明が」


「雑すぎます」



アリア。



「俺も」


「説明できない」



セレナ。



『魔法ではない』



「セレナも」


「魔法じゃないって」



大神官。



眉。



寄る。



「では何だ」



「それを」


「調べてる途中です」



◇ ◇ ◇



床。



文字。



まだ。



出てる。



【代行権限】



【生命維持機構】



【正常】



次。



【代行者】



【レン・アルヴェイン】



「…………」



「これ」


「いつまで?」



アリア。



「解除項目は?」



探す。



ある。



【代行終了】



「終われる」



リナ。



「終わる?」



俺。



すぐ。



触らない。



下。



命。



維持。



今。



俺が。



代行。



終わったら。



どうなる。



「ノア」



『表示を』


『確認します』



次。



【代行終了後】



【生命維持機構は自律運転へ移行】



「なら」


「終われる?」



『表示上は』



「表示上」



大事。



「フィリア」



『現時点では』


『生命反応は安定』



「セレナ」



『魔力経路も』


『七柱から切り離されつつある』



「エリオス」



『終了していいと』


『私は思う』



「思う」



『ああ』



「分かった」



代行終了。



触れる。



【確認】



YES。



光。



ゆっくり。



消える。



七つ。



紋章。



消える。



八つ目。



最後。



残る。



【代行終了】



【ありがとうございました】



「丁寧」



リナ。



「怖い」



「何で?」



「こういう時だけ」


「普通だから」



分かる。



そして。



八つ目。



紋章も。



消える。



完全。



暗い。



◇ ◇ ◇



「終わった」



俺。



言う。



大神官。



「いや」



「何?」



老人。



床。



中央。



指す。



「開いた」



八つ目。



紋章。



あった。



場所。



細い。



隙間。



広がってる。



円。



ゆっくり。



二つに。



割れる。



下。



階段。



現れる。



冷たい。



空気。



上がる。



「下に」


「生命反応」



フィリア。



『あります』



「一人?」



『はい』



「安定?」



『先ほどより』



「行く?」



リナ。



俺。



見る。



「今度は」


「行く」



「即答」



「準備してから」



「成長」



「でしょ」



アリア。



「私も行きます」



大神官。



「私もだ」



「大丈夫?」



「老人扱いするな」



「いや」


「階段長そうだから」



「黙れ」



元気。



◇ ◇ ◇



松明。



用意。



縄。



水。



最低限。



持つ。



俺。



木剣。



確認。



傷。



ある。



でも。



使える。



「行こう」



階段。



下。



降りる。



十段。



二十。



三十。



深い。



壁。



古い。



文字。



ある。



読めない。



途中。



一つ。



日本語。



見つける。



『ここから先』



「何?」



リナ。



「ここから先」



続き。



『神を連れてくるな。』



止まる。



七柱。



頭。



中。



いる。



「…………」



ガルド。



『どうする』



「分からない」



大神官。



「何と書いてある」



伝える。



全員。



黙る。



「神様」



俺。



呼ぶ。



「どうする?」



エリオス。



『お前が決めろ』



「また?」



『我々が』


『決めるべきではない』



「じゃあ」



考える。



七柱。



連れて。



来るな。



理由。



不明。



昨日。



神性接続。



異常。



ユリウス。



死。



無視。



できない。



「ここで」


「待ってもらえる?」



リナ。



「神様に?」



「うん」



セレナ。



『接続を切るということ?』



「できる?」



ノア。



『一時的に』


『こちらから』


『干渉を抑えることは可能です』



「俺の声」


「聞こえる?」



『弱くなります』



「完全に切れる?」



エリオス。



『できる』



フィリア。



『レンさん』



「うん」



『危険なら』


『戻ってください』



「分かった」



ガルド。



『無茶すんな』



「ガルドに言われた」



『どういう意味だ!』



少し。



笑う。



「じゃあ」


「一回」



七柱。



気配。



薄く。



なる。



一つ。



二つ。



消える。



最後。



エリオス。



『レン』



「何?」



『神がいなくても』


『お前は』


『お前だ』



「知ってる」



気配。



消える。



静か。



なる。



本当に。



静か。



神様。



いない。



◇ ◇ ◇



「どう?」



リナ。



「変な感じ」



「寂しい?」



「ちょっと」



「言っとこ」



「後でな」



階段。



さらに。



下。



行く。



扉。



一つ。



古い。



金属。



「開けるよ」



アリア。



「待って」



確認。



罠。



なし。



魔力。



反応。



ほぼ。



なし。



大神官。



「開ける」



重い。



扉。



四人。



押す。



中。



暗い。



松明。



照らす。



小さい。



部屋。



中央。



台。



一つ。



その上。



人。



寝てる。



「…………」



フィリア。



いない。



だから。



自分。



見る。



胸。



動いてる。



呼吸。



ある。



「人」



リナ。



近づく。



「待って」



俺。



止める。



まず。



見る。



男。



たぶん。



若い。



二十代。



いや。



分からない。



髪。



長い。



肌。



白い。



服。



古い。



でも。



腐ってない。



「二百年?」



アリア。



声。



震える。



「まさか」



台。



横。



透明な。



管。



みたいな。



もの。



壁。



繋がってる。



生命維持。



機構。



この人。



生かしてた?



「起こす?」



リナ。



「待つ」



俺。



周り。



見る。



文字。



ある。



日本語。



壁。



いっぱい。



「レン」



「読める」



一つ。



一つ。



見る。



『失敗。』



『また失敗。』



『職業分類、接続不能。』



『神性接続、拒絶。』



『帰還、失敗。』



胸。



鳴る。



次。



『試験対象〇〇一。』



「…………」



アリア。



「何と?」



「〇〇一」



全員。



男。



見る。



この人。



なのか。



次。



壁。



『名前は――』



削れてる。



「名前」



「ない?」



「消えてる」



そして。



その下。



大きく。



書いてある。



『次に来る俺へ。』



同じ。



言葉。



続き。



今度は。



ある。



読む。



『もし、お前がここまで来たなら。』



『神の代わりになるな。』



「…………」



次。



『管理者になるな。』



次。



『職業を信じすぎるな。』



次。



『俺と同じになるな。』



喉。



乾く。



最後。



一行。



『俺は、神様の代役を引き受けて――』



そこで。



文字。



途切れる。



その時。



台。



上。



男。



指。



動く。



「…………」



リナ。



剣。



手。



かける。



男。



ゆっくり。



目。



開く。



黒い。



瞳。



俺。



見る。



長い。



沈黙。



そして。



口。



開く。



「…………日本人?」



俺。



息。



止まる。



日本語。



だった。

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