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神々は無職を選んだ  作者: 夜凪 灯
第一章 七柱と無職
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34/71

神託ログ34 神様、お断り。

穴の。


さらに。


奥。



リナの。


肩。



借りながら。



歩く。



「重い?」



「重い」



「即答」



「嘘ついて」


「途中で倒れられる方が」


「困るから」



「それ」


「俺が言われる側?」



「今はね」



何も。



言えない。



さっき。



五十人近い。



生命。



一瞬。



身体。



通した。



足。



まだ。



震えてる。



頭。



少し。



ぼんやり。



する。



でも。



進む。



前。



グレン。



その。



さらに。



前。



細い。



白い根。



続いてる。



「この先だ」



グレン。



言う。



「さっき」


「子どもを見つけた場所」



「もう一人の足跡は?」



「ない」



「根は?」



「あった」



壁。



見る。



白い。



根。



さっきの。



空洞より。



細い。



でも。



奥へ。



奥へ。



伸びてる。



まるで。



何かを。



追ってる。



みたいに。



◇ ◇ ◇



少し。



進む。



穴。



二つ。



分かれる。



「どっち?」



リナ。



しゃがむ。



土。



見る。



「左」



「分かる?」



「引きずった跡」



「人?」



「たぶん」



「またたぶん」



「じゃあ」


「レン分かる?」



「分かりません」



「じゃあ左」



「はい」



素直。



大事。



左。



入る。



天井。



低い。



途中。



紫の。



花。



一輪。



咲いてる。



「地下でも」


「あるんだな」



「うん」



その。



根元。



根虫。



二匹。



動いてる。



もう。



見ても。



最初ほど。



気持ち悪く。



ない。



いや。



嘘。



普通に。



気持ち悪い。



でも。



気持ち悪い。



と。



敵。



は。



別。



「レン」



「何?」



「顔」



「何」



「虫」


「嫌いでしょ」



「嫌い」



「やっぱり」



「でも」


「嫌いだから殺す」


「は違うだろ」



「うん」



根虫。



俺たち。



無視。



花。



食べる。



その横。



通る。



◇ ◇ ◇



「待って」



リナ。



止まる。



「何?」



「音」



耳。



澄ます。



小さい。



呼吸。



「いる」



グレン。



走ろうと。



する。



リナ。



服。



掴む。



「約束」



「……分かってる」



進む。



少し。



開けた。



場所。



そこ。



子ども。



倒れてる。



「いた!」



グレン。



駆け寄る。



少年。



十二歳。



顔。



よく似てる。



さっき。



助けた。



双子。



兄。



「フィリア!」



【生命神フィリア】


『生きています』



「状態!」



『弱っています』



「根虫?」



『います』



「根は?」



『接触しています』



少年。



腕。



白い。



根。



巻いてる。



でも。



空洞の。



人たち。



みたいに。



全身。



繋がってない。



「助けられる?」



『はい』



「根」


「外していい?」



『今は』


『待ってください』



「分かった」



グレン。



少年。



頬。



触る。



「おい」



「聞こえるか」



少年。



目。



少し。



開く。



「…………おじさん」



「おじさんで悪かったな」



「弟」



「生きてる」



「…………ほんと?」



「ああ」



少年。



目。



閉じる。



「よかった」



その。



一言。



小さい。



でも。



ちゃんと。



聞こえた。



「連れて戻れる?」



フィリア。



『慎重に』


『根との接続を外せば』



「どうやって?」



『私が指示します』



「グレンさん」


「急がないで」



「ああ」



今度は。



グレン。



ちゃんと。



待つ。



少しずつ。



根。



外す。



一本。



二本。



最後。



腕。



巻いてる。



根。



フィリア。



『今です』



グレン。



外す。



少年。



苦しそうに。



息。



吐く。



でも。



生命反応。



落ちない。



「大丈夫」



俺。



言う。



グレン。



少年。



背負う。



「これで」


「残り一人」



村長。



どこ。



◇ ◇ ◇



さらに。



奥。



道。



狭く。



なる。



白い。



根。



減る。



代わり。



黒い。



染み。



増える。



「毒?」



リナ。



「たぶん」



フィリア。



『毒性反応があります』



「強い?」



『先ほどの水より』


『弱いですが』


『長時間の接触は避けてください』



「グレンさん」


「子ども連れて戻って」



「村長は?」



「俺たちで探す」



「でも」



「この子」


「先に戻した方がいい」



グレン。



迷う。



背中。



少年。



見る。



「……分かった」



「道」


「分かる?」



「ああ」



「絶対」


「寄り道しないで」



「子ども背負って」


「するか」



「ならいい」



グレン。



戻る。



足音。



遠ざかる。



残る。



俺。



リナ。



神様。



「二人」



リナ。



「うん」



「怖い?」



「めっちゃ」



「私も」



「帰る?」



リナ。



聞く。



俺。



奥。



見る。



「村長」


「まだ生きてる?」



フィリア。



少し。



間。



『この先に』


『一人』


『生命反応があります』



「なら行く」



リナ。



「うん」



◇ ◇ ◇



道。



さらに。



下る。



空気。



変わる。



冷たい。



湿ってる。



そして。



臭い。



黒い。



水。



匂い。



強い。



「近い」



「うん」



足元。



水。



少し。



流れてる。



踏まない。



壁際。



歩く。



先。



何か。



光。



ある。



薄い。



青。



「魔法?」



セレナ。



『違う』



「じゃあ?」



『魔力光に似ているけれど』


『私の知る術式ではない』



「また知らないやつ」



『悪かったわね』



「責めてないよ」



本当に。



責めてない。



前なら。



神様なのに。



知らない。



って。



不安。



だった。



今は。



少し。



違う。



知らない。



なら。



一緒に。



見る。



それだけ。



◇ ◇ ◇



広い。



場所。



出る。



「…………」



壁。



人工物。



ある。



さっきの。



金属扉。



同じ。



素材。



でも。



壊れてる。



半分。



壁。



崩れて。



中。



見える。



青い。



光。



そこから。



出てる。



「施設」


「続いてる?」



ノア。



『可能性が高いです』



「入れる?」



『構造の安全性を』


『保証できません』



「天井は?」



ヴォルグ。



『今すぐ落ちるようには』


『見えん』



「それなら」



『落ちないとは言っとらん』



「はい」



慎重。



入る。



床。



石。



違う。



金属。



みたい。



足音。



響く。



壁。



文字。



大量。



並ぶ。



「ノア」



『解析しています』



「急がなくていい」



『……はい』



自分で。



言って。



少し。



驚く。



前なら。



早く。



教えて。



だった。



今。



目的。



村長。



先。



◇ ◇ ◇



「いた」



リナ。



走らない。



でも。



速く。



前。



行く。



壁。



横。



老人。



倒れてる。



「村長?」



服。



村。



他の人より。



少し。



立派。



年。



六十。



七十。



くらい。



「フィリア」



『生きています』



「状態」



『危険です』



「何が?」



『毒』



「根虫は?」



『いません』



「根は?」



『接続していません』



「…………」



それ。



まずい。



他の。



村人。



根。



根虫。



何か。



守ってた。



村長。



一人。



それが。



ない。



「何で」



リナ。



「分からない」



村長。



腕。



見る。



傷。



ある。



自分で。



何か。



切った。



みたいな。



跡。



近く。



短剣。



落ちてる。



刃。



白い。



樹液。



ついてる。



「根」


「切った?」



リナ。



「たぶん」



村長。



自分で。



根。



切った。



逃げた。



ここまで。



来た。



そして。



倒れた。



「フィリア」


「治せる?」



沈黙。



嫌な。



沈黙。



「フィリア」



『治癒だけでは』


『難しいです』



「毒」


「抜ける?」



『私の力は』


『毒そのものを』


『消す力ではありません』



「根虫」



いない。



「花」



持ってない。



「根に」


「戻す?」



『間に合うか』


『分かりません』



「…………」



リナ。



俺。



見る。



「どうする?」



また。



それ。



どうする。



俺。



村長。



見る。



息。



浅い。



時間。



ない。



「根虫」


「連れてくる?」



ノア。



『宿主へ入る条件が』


『分かっていません』



「紫の花」



『毒性反応への効果は』


『直接確認されていません』



「フィリア」



「治癒で」


「時間稼げる?」



『少しなら』



「やって」



『はい』



俺。



村長。



手。



触る。



淡い。



光。



流れる。



呼吸。



少し。



安定。



でも。



顔色。



悪い。



「これだけじゃ」


「足りない」



『はい』



何か。



ない。



周り。



見る。



施設。



青い。



光。



壁。



文字。



床。



奥。



装置。



みたいな。



もの。



ある。



「ノア」


「あれ何?」



『解析します』



「リナ」


「村長見てて」



「レン?」



「見るだけ」



「触らないで」



「分かってる」



「本当に?」



「信用ないな!」



「昨日から」


「ない」



「昨日以前は!?」



返事。



ない。



悲しい。



◇ ◇ ◇



装置。



近づく。



柱。



くらい。



高さ。



中央。



透明な。



管。



中。



液体。



少し。



残ってる。



青。



「薬?」



ノア。



『待ってください』



文字。



ある。



「読める?」



『一部』



「何て?」



『生体』


『維持』


「…………」



「続き」



『補助液』



「使える?」



『待ってください』



「毒に?」



『用途が』


『完全には分かりません』



「でも」


「生命維持?」



『その可能性はあります』



リナ。



後ろ。



「レン」



声。



強い。



「触らないでよ」



「触ってない!」



本当に。



触ってない。



成長。



してる。



「ノア」


「今の村長に」


「使ったら?」



『予測不能です』



「フィリア」



『私は』


少し。



間。



『使いたくありません』



「理由」



『分からないものを』


『弱った人へ入れるのは』


『危険です』



「うん」



正しい。



でも。



他。



方法。



ない。



「使わなかったら?」



フィリア。



沈黙。



「どれくらい?」



『……長くありません』



「根まで」


「戻せる?」



リナ。



距離。



考える。



「急いでも」


「十分以上」



「持つ?」



『保証できません』



また。



選択。



未知の。



液体。



使う。



危険。



使わない。



死ぬ。



かも。



しれない。



「村長」


「意識戻せない?」



フィリア。



『試します』



光。



少し。



強く。



なる。



老人。



眉。



動く。



「…………」



「聞こえますか?」



目。



薄く。



開く。



「……誰だ」



「レンです」



「知らん」



「ですよね」



リナ。



「今それいる?」



「緊張ほぐそうと」



「自分の?」



「はい」



村長。



少し。



笑った。



ように。



見える。



「村の人」


「生きてます」



目。



少し。



開く。



「……そうか」



「根に」


「繋がってた」



村長。



顔。



歪む。



「切れ」



「え?」



「根を」


「切れ」



「何で?」



「化け物だ」



「でも」


「根が」


「みんなを生かしてる可能性がある」



「違う」



「理由は?」



「神殿が」


「言った」



「…………」



「神殿?」



「根は」


「災いだと」



俺。



止まる。



リナも。



止まる。



「誰が」


「言った?」



「神官」



「いつ?」



「昔だ」



「どれくらい?」



「子どもの」


「頃」



「根が出たら」


「切れと」



村長。



短剣。



見る。



だから。



切った。



教わった。



通り。



「その神官」


「理由言ってた?」



「神の」


「教えだ」



「どの神?」



「…………」



村長。



答えない。



「七柱?」



「知らん」



「神託?」



「知らん」



知らない。



でも。



信じた。



神殿。



言った。



神の。



教え。



だから。



切った。



「村長」



俺。



言う。



「根を切った後」


「身体」


「どうなった?」



老人。



苦しそうに。



息。



する。



「……痛く」



「なった」



「その前は?」



「根に」


「巻かれて」



「気持ち悪くて」



「切った」



「苦しかった?」



「…………」



「根に巻かれてた時」



「苦しかった?」



長い。



間。



「……いや」



「…………」



リナ。



俺。



見る。



根。



気持ち悪い。



怖い。



神殿。



切れ。



言った。



だから。



切った。



結果。



毒。



回る。



「神様」



俺。



呼ぶ。



「この教え」


「知ってる?」



ガルド。



『知らん』



セレナ。



『私も』



メルク。



『ない』



ヴォルグ。



『知らん』



フィリア。



『私は』


『そのような神託を』


『出していません』



ノア。



『私の記録にも』


『該当する神託はありません』



最後。



エリオス。



『私もだ』



「…………」



七柱。



誰も。



知らない。



「村長」



「その神官」


「どこの神殿?」



「北」



胸。



跳ねる。



「北方大神殿?」



老人。



小さく。



頷く。



目的地。



そこ。



◇ ◇ ◇



村長。



意識。



また。



薄れる。



「まずい」



フィリア。



『はい』



「根に戻す」



リナ。



「間に合う?」



「分からない」



「でも」


「この液体より」


「一回」


「実際に人を生かしてるの見た」



「根を選ぶ?」



「うん」



未知。



対。



未知。



じゃない。



根。



少なくとも。



四十六人。



支えた。



村長も。



根。



切る前。



苦しく。



なかった。



なら。



「戻す」



リナ。



「分かった」



「背負える?」



「レンよりは」



「今日」


「当たり強くない?」



「誰かさんが」


「無茶するから」



村長。



リナ。



背負う。



俺。



木剣。



杖。



代わり。



立つ。



「行こう」



◇ ◇ ◇



戻る。



長い。



さっきより。



長い。



村長。



呼吸。



弱い。



「フィリア」



『まだ』



数歩。



「フィリア」



『まだ大丈夫です』



また。



数歩。



「フィリア」



『レンさん』



「何?」



『聞きすぎです』



「ごめん」



怖い。



目の前。



死ぬ。



かもしれない。



俺が。



液体。



使わない。



選んだ。



俺が。



根へ。



戻す。



選んだ。



間違ってたら。



死ぬ。



「レン」



リナ。



「何?」



「今」


「後悔してる?」



「まだ」


「結果出てない」



「そうじゃなくて」



少し。



考える。



「怖い」



「うん」



「でも」


「もう一回」


「同じ情報で選ぶなら」



息。



吐く。



「たぶん」


「同じ方選ぶ」



「じゃあ」


「今はそれでいい」



「……うん」



◇ ◇ ◇



空洞。



戻る。



「グレン!」



俺。



叫ぶ。



グレン。



走ってくる。



「村長!」



「根」


「繋ぎ直したい!」



「分かった!」



迷わない。



変わった。



グレン。



白い。



根。



見る。



もう。



化け物。



だけ。



見てない。



「フィリア!」



『こちらです』



細い。



根。



一本。



まだ。



生命反応。



強い。



俺。



触る。



「これ?」



『はい』



「どうやって」



『村長の腕へ』



根。



近づける。



自分から。



動く。



みたいに。



腕。



巻く。



村長。



身体。



びくっ。



動く。



「大丈夫!?」



『待ってください』



根。



一本。



二本。



胸。



腰。



巻く。



怖い。



でも。



待つ。



数秒。



「フィリア」



『毒性反応』


『低下しています』



「…………」



グレン。



息。



吐く。



「助かる?」



『まだです』



俺。



そのまま。



伝える。



「まだ分からない」



でも。



村長。



呼吸。



少し。



深く。



なる。



「戻して」


「よかった?」



リナ。



「今のところ」



「今のところね」



「大事」



◇ ◇ ◇



双子。



弟。



目。



覚ます。



少し。



あと。



兄も。



戻る。



二人。



顔。



見る。



「ばか」



兄。



言う。



「そっちが」



弟。



返す。



同じ。



顔。



同じ。



声。



でも。



ちゃんと。



違う。



「これで」


「五十一?」



グレン。



数える。



「俺」


「エナ」


「ミア」



「ここに」


「四十六」



「双子」



「村長」



「待って」



俺。



指。



数える。



「四十六に」


「村長入ってない?」



フィリア。



『入っていません』



「双子も?」



『入っていません』



「じゃあ」


「四十六」


「プラス」


「グレン」


「ミア」


「双子二人」


「村長」



リナ。



「五十一」



「全員?」



グレン。



村人。



見る。



一人。



一人。



名前。



確認。



していく。



時間。



かかる。



でも。



待つ。



最後。



グレン。



戻る。



目。



赤い。



「全員いる」



「…………」



「五十一人」


「全員」



力。



抜ける。



座る。



「よかった」



本当に。



それしか。



出ない。



◇ ◇ ◇



村へ。



戻すのは。



明日。



今夜。



根。



繋がった。



人。



無理に。



外さない。



俺たちも。



地下。



残る。



「レン」



リナ。



隣。



座る。



「北方大神殿」


「行く?」



「行く」



即答。



「怖くない?」



「怖い」



「神殿が」


「根を切れって」


「教えてたかもしれないよ」



「うん」



「七柱も」


「知らない」



「うん」



「それでも?」



「だから」


「行く」



知りたい。



誰が。



教えた。



何のため。



いつ。



どうして。



根を。



災い。



呼んだ。



「神様に」


「聞く?」



リナ。



言う。



「聞くよ」



「答え」


「信じる?」



俺。



少し。



考える。



七柱。



一緒に。



ここまで。



来た。



助けられた。



教わった。



守られた。



でも。



隠された。



ことも。



あった。



知らない。



ことも。



ある。



間違う。



ことも。



ある。



「そのままは」


「信じない」



静か。



なる。



ガルド。



『おう』



意外。



返事。



早い。



「怒らないの?」



『何でだ』



「神様」


「疑うって言ってる」



『ヴォルグも』


『言ってただろ』



ヴォルグ。



『俺たちも疑え』



「覚えてる」



『なら疑え』



「…………」



セレナ。



『でも』


『間違ってると思ったら』


『私は言うわよ』



「言って」



メルク。



『根拠も聞け』



「聞く」



ノア。



『事実と』


『推測を分けます』



「助かる」



フィリア。



『私が』


『助けたいと言っても』



少し。



間。



『それが』


『その人の望みと同じか』


『確認してください』



「うん」



最後。



エリオス。



『レン』



「何?」



『神を疑うことと』


『神を拒むことは』


『同じではない』



「…………」



「そうだね」



でも。



たぶん。



時には。



拒む。



ことも。



必要。



◇ ◇ ◇



夜。



みんな。



眠る。



俺。



眠れない。



古い。



施設。



見る。



扉。



接続履歴。



俺。



残った。



北方大神殿。



神官。



根を。



切れ。



教え。



全部。



頭。



回る。



「エリオス」



『何だ』



「一個」


「聞いていい?」



『ああ』



「もし」


「北方大神殿で」


「俺に何か」


「やれって言われたら」



『内容による』



「神様から」


「言われたって」


「言われたら?」



沈黙。



「神託です」


「って」



『レン』



「うん」



『お前は』


『どうする』



また。



俺に。



返す。



少し。



腹立つ。



でも。



今は。



分かる。



「聞く」



『何を』



「誰が言ったか」



「何のためか」



「やったら何が起きるか」



「やらなかったら」


「何が起きるか」



『それでも』


『分からなければ?』



「自分で」


「決める」



『神が』


『命令しても?』



「…………」



考える。



今日。



村長。



神殿の。



教え。



守った。



根。



切った。



もし。



あのまま。



誰も。



疑わなかったら。



四十六人。



根。



全部。



切ってた。



かもしれない。



「その時は」



俺。



言う。



「神様」


「お断り」



静か。



なる。



一秒。



二秒。



ガルド。



『ははっ!』



「何で笑う」



『いいじゃねえか!』



セレナ。



『軽く言うことじゃないわよ』



「分かってる」



メルク。



『断るなら』


『理由は持て』



「うん」



ノア。



『命令の発信元も』


『確認すべきです』



「うん」



フィリア。



『私は』


『少し安心しました』



「何で?」



『レンさんが』


『神様だから』


『という理由だけで』


『従わない人になったからです』



「…………」



ヴォルグ。



『最初から』


『言うこと聞かんだろ』



「それは」


「ちょっと違う!」



ガルド。



『走れっつったら』


『文句言ってたな!』



「走っただろ!」



少し。



笑う。



地下。



五十一人。



眠ってる。



白い。



根。



静か。



動いてる。



神様。



七人。



頭の。



中。



いる。



俺は。



神様が。



嫌いに。



なったわけじゃない。



むしろ。



前より。



少し。



分かった。



気がする。



神様も。



全部。



知ってる。



わけじゃない。



全部。



正しい。



わけじゃない。



だから。



聞く。



疑う。



考える。



それでも。



最後。



決めるのは。



俺。



北方大神殿。



そこに。



何が。



あるか。



分からない。



答え。



あるかも。



分からない。



でも。



もし。



誰かが。



神の。



名前。



使って。



俺に。



何かを。



選ばせようと。



するなら。



今度は。



ちゃんと。



聞く。



それは。



誰の。



答え。



なのか。



そして。



納得。



できなかったら。



俺は。



言う。



神様。



お断り。

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