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王宮炎上対応係の私、婚約破棄会見を止めたら無口な辺境伯に溺愛されました 〜王太子殿下、その発言は国が燃えます〜  作者: 磯辺
偽りの王太子人気

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リディア、今度は悪女にされる

 朝刊は、朝に届くべきではない。


 少なくとも、人の胃がまだ仕事を始めていない時間に届いていいものではない。


 そう思いながら、私は机の上に置かれた新聞束を見下ろしていた。


 臨時広報調査室りんじこうほうちょうさしつ――通称、胃痛同盟。


 その仮拠点である古い会議室には、まだ暖炉の火も入っていない。


 なのに、紙面だけがよく燃えていた。


『王宮を操る下級広報官、過去と身元に疑惑』


『“炎上を止める女”か、“炎上を作る女”か』


『リディア・ノートン氏、王太子演説妨害の準備か』


『公爵家、辺境伯、灯火新聞――背後に広報官の影』


 すばらしい。


 朝から四方向同時放火である。


 私は胃薬の小瓶を取り出した。


 空だった。


「……胃薬まで私を見捨てました」


 セラさんが別の小瓶を差し出す。


「予備です」


「ありがとうございます。命の綱です」


「昨日から命の綱が三本切れています」


「綱ではなく縄梯子にしてほしいですね」


「予算申請しておきます」


「通ったら王宮財政の奇跡です」


 軽口は出る。


 出てしまう。


 出していないと、新聞の文字が皮膚の上に貼りついてくる気がした。


 私は一面をめくった。


 本文は、見出しより悪質だった。


 いや、正確には、見出しほど派手ではない。


 だからこそ悪質だった。


『リディア・ノートン氏は、王宮広報局の下級職員でありながら、婚約破棄会見を中断させ、その後も公爵家、辺境伯家、灯火新聞と密接に関与してきた』


 事実。


『同氏は情報の訂正、見出し検証、新聞社への抗議、王太子発言の全文公開など、通常の広報官の範囲を超えた活動を行っている』


 ほぼ事実。


『一連の動きは、民意の自然な形成ではなく、一部勢力による世論誘導ではないかとの疑念を呼んでいる』


 ここから急に火薬。


 私は赤鉛筆を持った。


 反射である。


 記事の余白に書き込もうとして、手が止まった。


 これは、私の記事だ。


 私を燃やすための記事だ。


 なのに、手がいつものように動こうとしている。


 誤認誘導。


 主語の拡大。


 事実列挙からの推測接続。


 印象固定。


 訂正可能箇所と、訂正しても燃える箇所。


 分類はできる。


 でも、胸の奥がざらつく。


 火種が見えない。


 いや、見えないわけではない。


 視界の端に、ちらちらと浮かぶ。


【火種:リディア権限逸脱疑惑】

【火種:公爵家癒着】

【火種:辺境伯癒着】

【火種:灯火新聞便宜供与】

【火種:王太子演説妨害説】


 だが、遠い。


 いつものように輪郭がはっきりしない。


 まるで煙の中に手を伸ばしているようだった。


 私は赤鉛筆を置いた。


「……自分の火事は、見えにくいですね」


 セラさんが顔を上げる。


「リディアさん?」


「いえ。仕事の話です」


「それは仕事の声ではありません」


 やめてほしい。


 こういう時、セラさんは地味に鋭い。


 私は新聞を閉じようとした。


 その瞬間、横から大きな手が伸びてきて、新聞を取り上げた。


 カイル様だった。


 いつの間に来たのか。


 足音がしない。


 辺境伯というより、雪山の大型獣である。


「読まなくていい」


「仕事です」


「これはお前への攻撃だ」


「だからこそ確認します」


「俺が読む」


「カイル様、長文ですよ」


「読む」


 短い返事だった。


 逃げなかった。


 少し前の彼なら、新聞ごと暖炉に放り込みかねなかった。


 暖炉に火は入っていないので、燃焼効率は悪い。


 いや、問題はそこではない。


 カイル様は新聞を手に、黙って読み始めた。


 眉間にしわが寄る。


 すごく寄る。


 新聞が圧力で折れそうだ。


「握り潰さないでください。証拠です」


「……努力する」


「新聞に努力を要求する辺境伯」


 言ってから、自分で少し笑った。


 乾いた笑いだった。


 カイル様はこちらを見た。


 何か言いたそうな顔をする。


 けれど、言わない。


 口を閉じる。


 その沈黙が、今日は少し痛かった。


 何か言ってほしいわけではない。


 でも、何も言われないと、自分が本当に新聞の通りの存在なのではないかと思ってしまう。


 王宮を操る下級広報官。


 炎上を止めるふりをして、炎上を作る女。


 そんなわけがない。


 ない、はずだ。


 なのに、自分のことになると断定が鈍る。


 私は机の端に置かれた水晶掲示板を見た。


 セラさんが止めるより先に、更新を開いてしまった。


 流れてくる。


『広報官、実は炎の魔女』


『王太子殿下を止めたのも、最初から計画だったのでは?』


『公爵令嬢と辺境伯を味方につけるとか、ただの下級職員じゃ無理でしょ』


『灯火新聞も買収されてそう』


『悪役令嬢の次は悪役広報官か』


『火種が見えるって噂、本当? 自分で火をつけて見えてるだけでは?』


『炎上対応係じゃなく炎上製造係』


 文字が流れる。


 早い。


 多い。


 知らない人たちの声が、私の名前を持って走っていく。


 前世でも似たようなものを見たことがある。


 会社の不祥事の時。


 上司の名前は出なかった。


 役員の名前も、なかなか出なかった。


 でも、謝罪文を書いた部署の誰か、対応した誰か、会見で資料を出した誰かは、すぐに“顔のある敵”にされた。


 あの時も、私は思った。


 説明すればわかってもらえる。


 事実を並べれば、落ち着く。


 誤解を解けば、鎮火する。


 そう思って、何度も文章を書いた。


 けれど、怒っている人は、文章だけを読んでいるのではなかった。


 怒りを置ける場所を探していた。


 そして私は、ちょうど置きやすい場所にいた。


 今も、同じだ。


 私は水晶掲示板を見ながら、笑った。


「火魔法が使えたら仕事が早いのに」


 部屋が静かになった。


 あれ。


 今のは、そこそこ良い切り返しだと思ったのに。


 セラさんが痛そうな顔をしている。


 カイル様は水晶掲示板と私の間に立った。


「見るな」


「見ます」


「手が震えている」


「寒いんです」


「暖炉は消えている」


「だから寒いのでは?」


「違う」


 即答だった。


 逃げ道を塞がれた。


 私は自分の手を見た。


 赤鉛筆を持つ指先が、確かに細かく震えている。


 笑おうとした。


 うまくいかなかった。


「大丈夫です」


 言った瞬間、自分でわかった。


 これは大丈夫な人間の声ではない。


 でも、他に言葉がない。


 大丈夫ではありません、と言えば、何が起きるのだろう。


 カイル様が怒る。


 エレオノーラ様が動く。


 セラさんが記録を増やす。


 灯火新聞が心配する。


 そして、それもまた見出しになる。


『批判を受けた広報官、精神的動揺か』


『辺境伯、リディア氏を過剰保護』


『公爵家、広報官を盾に王宮批判』


 私の不調すら、誰かの材料になる。


 だから、軽口を叩くしかない。


「大丈夫です。広報官は多少燃えても再利用できます」


 カイル様の顔が険しくなった。


「するな」


「何をですか」


「自分を燃料みたいに言うな」


 短い。


 けれど、刺さった。


 私は言葉に詰まった。


 そんな時、扉が開いた。


 エレオノーラ様が入ってきた。


 薄紫の外套をまとい、扇を手に、今日も完璧に美しい。


 この人は朝刊で自分の名前が燃えていても、髪型が崩れない。


 尊敬と恐怖が同時に湧く。


「おはようございます。悪役広報官様」


「おはようございます。先輩悪役令嬢様」


「よろしい。挨拶はできていますわね」


「悪役研修、続いていたんですか」


「今日は実地ですわ」


 エレオノーラ様は机の上の新聞を一瞥した。


 眉ひとつ動かさない。


 けれど、扇を持つ指がほんの少しだけ強くなった。


 私は気づいた。


 でも、何も言わなかった。


 エレオノーラ様は新聞を一枚取り、音読した。


「『王宮を操る下級広報官』」


「操っているなら、まず自分の胃を操りたいです」


「『炎上を止める女か、炎上を作る女か』」


「二択が雑です」


「『辺境伯と密接な関係』」


 カイル様が顔を上げた。


「事実だ」


「その言い方が燃えます」


「違うのか」


「職務上、密接な協力関係にあります、くらいにしてください」


「長い」


「短くして燃えるよりましです」


 エレオノーラ様が小さく笑った。


「お二人とも、通常運転に見えますわね」


「見えるだけです」


 私が言うと、エレオノーラ様は扇を閉じた。


「ええ。見えるだけですわ」


 その言い方が静かだった。


 私は目をそらす。


 エレオノーラ様は、私の手元を見た。


 震える指。


 落ち着かない呼吸。


 空の胃薬瓶。


 全部見えている。


「リディア」


「はい」


「今日、あなたは表へ出ない方がいいですわ」


「それはできません」


「できない理由は?」


「明日の王太子演説前に、この記事への一次対応が必要です。否定できる部分、無視すべき部分、訂正要求すべき部分を分けます。灯火新聞には検証記事、大手紙には抗議、王宮には処分要求が来る前に経緯書を――」


「経緯書」


 エレオノーラ様が言葉を挟む。


「はい」


「誰のために?」


 私は口を閉じた。


 誰のため。


 民衆のため。


 灯火新聞のため。


 協力者のため。


 自分を守るため。


 王宮に説明するため。


 どれも正しい。


 でも、私の中で一番大きくなっていたのは、たぶん。


 燃えないため。


 これ以上、迷惑をかけないため。


 周囲を巻き込まないため。


 前世で何度も使った言い訳だ。


 私は吐き気に近いものを飲み込んだ。


「必要なためです」


「便利な言葉ですわね」


「……はい」


 エレオノーラ様は責めない。


 それが、余計に苦しい。


 カイル様が新聞を置いた。


「俺が否定する」


「何をですか」


「全部」


「全部はだめです」


「なぜ」


「一部事実が混じっています」


「なら、事実以外を斬る」


「比喩ですよね」


「……」


「今の沈黙、怖いです」


 カイル様は少し不満そうに目を細めた。


 けれど、剣には触れなかった。


 よし。


 第56話まで、まだ少し猶予がある。


 いや、何を冷静に自分の未来の地雷を数えているのか。


 私は水晶掲示板に視線を戻した。


 新しい投稿が流れる。


『リディア・ノートンの家ってどこ?』


 呼吸が止まった。


 次。


『ノートン家って下級官吏の家系? 急に出世した理由ある?』


 次。


『前歴を調べろ』


 次。


『王宮内に手引きした上役がいるはず』


 次。


『辺境伯の愛人説ある?』


 手が、冷たくなる。


 自分の名前だけなら、まだ耐えられる。


 いや、耐えられていない。


 でも、家。


 身元。


 前歴。


 家族。


 上司。


 関わった人。


 火は、私の輪郭を越えて広がろうとしている。


 その瞬間、火種が急に濃く見えた。


【火種:家族詮索】

【火種:職場関係者巻き込み】

【火種:上司責任追及】

【火種:辺境伯私生活報道】

【火種:公爵家関与疑惑拡大】

【火種:灯火新聞買収説】

【火種:リディア悪女化】


 遅い。


 見えるのが遅い。


 いつもなら、もっと早くつかめるのに。


 自分が火元にされると、感知が鈍る。


 煙の中で、自分の服が燃えていることに気づかない。


「……まずいですね」


 声が小さくなった。


 セラさんが頷く。


「個人攻撃が身元詮索に移っています」


「灯火新聞に依頼。検証記事ではなく注意喚起を。個人宅、家族、関係者への取材自粛。未確認情報の掲載禁止。大手紙にも抗議文を」


「はい」


「王宮には」


 言いかけて、止まる。


 王宮。


 私は今、職務停止(しょくむていし)中だ。


 元の王宮広報局おうきゅうこうほうきょくの権限はない。


 臨時調査室として動いている。


 王宮は、私を守るだろうか。


 それとも、切り離すだろうか。


 答えは考えたくなかった。


「王宮には、関係者保護の要請だけ出します。私個人の擁護ではなく、現職職員と記録協力者への取材被害防止として」


 セラさんが筆を走らせる。


 私は続ける。


「カイル様は、何も出さないでください」


「なぜ」


「ここで辺境伯家が私を強く庇うと、記事の癒着疑惑が膨らみます」


「放っておけと?」


「違います。動くなら、警備は目立たない形で。文書は出さない。少なくとも今日中は」


 カイル様の顔が固くなる。


「お前が燃えている」


「はい」


「俺は黙るのか」


「今日のところは」


「……」


 沈黙。


 重い。


 私は少し笑おうとした。


「大丈夫です。燃え慣れています」


 カイル様の目が、はっきりと怒った。


 怖い。


 でも、私に向けた怒りではない。


 なのに、私は少し身構えた。


 その自分に気づいて、さらに嫌になる。


 カイル様は低く言った。


「慣れるな」


 私は答えられなかった。


 エレオノーラ様が静かに言う。


「リディア。今日、あなたが一番してはいけないことは、完璧な処理をしようとすることですわ」


「でも、処理しないと」


「処理と自傷は違います」


 その言葉で、部屋がまた静まった。


 自傷。


 強い言葉だった。


 私は反射的に否定しようとした。


 違います。


 仕事です。


 必要です。


 私がやらないと。


 そこまで並べて、気づく。


 前世で何度も言った言葉だ。


 私がやらないと。


 誰かが燃えるから。


 会社が燃えるから。


 上司が困るから。


 被害者対応が遅れるから。


 そうやって、最後に私が燃え尽きた。


 私は赤鉛筆を握った。


 まだ震えている。


「……では、分けます」


 声を出す。


 震えを隠せているかは、わからない。


「私がやること。私以外がやること。今やること。明日でいいこと。無視すること。記録だけすること」


 セラさんがすぐに新しい紙を出した。


「分類表を作ります」


「ありがとうございます」


 私は深呼吸した。


「まず、身元詮索への対応はセラさん。私は確認だけ」


「はい」


「灯火新聞への連絡は、若い記者さんではなく編集長へ。個人攻撃に加担しない紙面方針を求めます」


「はい」


「大手紙への抗議文は、私の名前では出しません。臨時広報調査室名義。文面はエレオノーラ様に確認をお願いします」


「もちろん」


「カイル様は」


 私は彼を見る。


 彼は黙っていた。


 怒っている。


 けれど、待っている。


「警備の手配をお願いします。目立たない形で。あと、王都内の北方関係者に取材被害が行かないよう、先に注意を」


「わかった」


「それから」


 私は少し迷った。


「私が掲示板を見続けようとしたら、止めてください」


 カイル様の眉が動いた。


 エレオノーラ様が、ほんの少し目を細める。


 セラさんが筆を止めた。


 私は笑おうとして、やめた。


「自分で見続けると、判断が鈍ります」


 口に出した。


 認めた。


 少しだけ息ができた。


 カイル様は短く言った。


「止める」


「物理以外で」


「……努力する」


「その努力、今日一番重要です」


 今度は、少しだけ笑えた。


 その時、扉が叩かれた。


 灯火新聞の若い記者が飛び込んでくる。


 顔色が悪い。


「リディアさん、すみません、これを」


 差し出されたのは、夕刊前の見出し刷りだった。


 私は受け取る前に、一瞬だけためらった。


 カイル様が先に取ろうとする。


 私は首を振った。


「見ます」


 紙を開く。


 そこには、朝刊よりさらにひどい言葉が並んでいた。


『広報官、実は炎の魔女か』


 掲示板の冗談が、見出しになっている。


 冗談は、拾われる。


 拾われて、整えられ、紙面に載る。


 そして誰かの人生に貼りつく。


 私は喉の奥が冷たくなるのを感じた。


 副題。


『火種を見抜くと称し、王宮内外の情報を操作した疑い』


 火種感知。


 その噂まで、使われ始めた。


 私は紙を見つめたまま、言った。


「火魔法が使えたら仕事が早い、って」


 声がかすれる。


「冗談だったんですけどね」


 誰も笑わなかった。


 私も笑えなかった。


 若い記者が震えた声で続ける。


「それと、王宮へ……処分要求が出ています」


 セラさんが顔を上げる。


「誰から?」


「王太子派の有志貴族と、大手新聞社三社、あと商会連盟の一部です」


 予想より早い。


 あまりに早い。


 ベルクが動いている。


 間違いない。


「文面はありますか」


「写しを」


 紙を受け取る。


 上質な紙。


 整った字。


 丁寧すぎる句読点。


 私はその時点で、胃の奥が沈んだ。


『リディア・ノートン氏による一連の世論介入(せろんかいにゅう)疑惑について、王宮は速やかに調査し、同氏の発信権限を停止すべきである』


 もう停止されています、と言いたくなる。


 でも、それは何の慰めにもならない。


 次の一文。


『特に、王太子殿下の演説を前に、混乱を招く者を公的情報の周辺に置き続けることは、民意の自由な形成を妨げる危険がある』


 混乱を招く者。


 私は、その言葉を見た。


 火種が見える。


 今度は、はっきり。


【火種:リディア処分要求】

【火種:演説妨害者認定】

【火種:公的情報からの排除】

【火種:混乱を招く者】

【火種:辺境伯反応】


 最後の火種を見た瞬間、私は顔を上げた。


 カイル様が、処分要求書を見ていた。


 その目から、色が消えていく。


「カイル様」


 私は声を出した。


 彼は返事をしない。


 視線は紙の一文に固定されている。


 混乱を招く者。


 その言葉。


 私は、まだ知らない。


 けれど、知ってはいけない場所に触れたことだけはわかった。


 カイル様の手が、ゆっくりと剣の柄へ近づいた。


 エレオノーラ様の扇が止まる。


 セラさんの筆が止まる。


 部屋の空気が凍る。


 私は立ち上がった。


「カイル様、その紙から手を離してください」


 彼は動かない。


 低い声が落ちた。


「またか」


 その一言で、部屋の温度が変わった。


 私は息を呑む。


 火種が、一気に燃え上がる。


【火種:辺境伯感情爆発】

【火種:王宮内威圧】

【火種:リディア癒着疑惑拡大】

【火種:北方反乱説再燃】


 私は、初めて思った。


 私の炎上は、私だけでは終わらない。


 そして次の瞬間、カイル様の拳が、会議机へ振り下ろされた。

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