リオ
「俺の名前はリオだ。お前は?」
「私は唯だよ。こっちは、リアン。よろしくね!リオ」
【おい!!なんかこいつ怪しいぞ!!】
怪しい?なんで?
「そう?案内してくれるんだよ?いい人じゃん!」
私の肩に乗り言うリアンにコソッと言う。
【お前馬鹿だろ!!そういう奴こそ怪しいんじゃないか!!路地裏に引き込まれて、あんな事やこんなことを・・・・・】
「なぁ、ユイはさ、なんで王都に来たんだ?用事でもあんの?」
「えっ?あっ、うん!!ちょっとね。」
「へ~、なんの?」
【やっぱこいつ怪しいって!!なぜそんなこと聞いてくるんだよ!】
「ん~~、まぁ、いろいろかな?」
そういえば、シグマさんは何か話を聞きに行くって言ってたけど・・・・・・何の話かな?私もあんましよくわかってないんだよね。
「・・・・・ふ~ん。一人で来たの?」
「ううん、一緒に来た人がいるんだけどね・・・・・・その人とはぐれちゃって。」
「それは大変だね。どういう人?」
リオが腕を組んでいった。
「えっとね、藍色の髪に服は白衣で・・・・・」
「あっ、その人?なんか心当たりがあるような・・・・・?」
リオがポンっと手を叩いた。
「ほんと?良かった~」
私はホッとした。
「ああ!!こっちだ!!ついて来いよ!!」
男の子が路地のほうを指さして言った。
【ちょっ、ユイ!!!!絶対に止めろって!!俺の言った通りじゃねぇかよ!!】
リアンが慌てた声を出す。
この路地・・・・・・嫌な感じがする・・・リアンの言う通りやめといた方がいいかも
。シグマさんとは王宮で会えるよね。
「・・・・・そういえば、そのユイが言ってた男の人、怪我してたような・・・」
!!!!!!怪我?シグマさんが怪我してるの?
「大変!急いでそこに連れて行って、リオ!!」
「分かった。ついてきな」
そして、私はリオにつられて薄暗い路地の中に入っていった。




